2016年 09月 25日

FLOWERS BY NAKED 魅惑の楽園

会期終了してだいぶ経ってしまったが、去る8月26日、「FLOWERS BY NAKED 魅惑の楽園(公式サイトこちら)へ行ってきた。
私のブログを読んでくださったネイキッドの方が、ご招待してくれたのだった。
「ぜひ、我々の仕事も見てください」というお誘いに甘えて、東京ミッドタウンへ行ってみた。

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恥ずかしながら、ネイキッドという会社も、その事業についても寡聞にして知らなかった。
「ネイキッドは映像やインスタレーション プロジェクションマッピングなど 人々の体験をデザインするクリエイティブカンパニーです」とホームページにあるとおり、空間演出でのエキスパートらしい。
たしかに、うん、モノスゴク、イケてた。


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インスタで撮影した写真を、スマホからこの大きな画面に飾っていくことができる。



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プロジェクションマッピングを、花に当ててさらに立体的に見せている。
プロジェクションマッピングは平面的な対象を考えがちだが、ここまで凹凸の激しいものに大胆に当てていくのはおもしろいし、美しいと思った。


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水の中から水面を見上げているような気分になるが、枝(?)を揺らすと、雨粒のような水滴の波紋が葉の裏側に映る。

ひとつの大きな会場を区切って、いろいろな空間演出を次々と見せる。
各コーナーには、そのイメージにぴったり合う香りを流している。


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あまり注意を払われないところに、鳥の影が映りこんでいく。


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ここだけは会場のオリジナルな香りとは異なり、高田賢三のパフュームが使われている。
中央には、切り絵で繊細な葉が。


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「バニヤンツリー」に使われているのは、「未来紙」(とネイキッドの方が呼んでいた)という不織布。

この他にもたくさんのコーナーがあるが、ひとつの大きな会場に入り組んで並んでいるので、少しずつ他のコーナーが見えていて、全体の景色に影響しあっている。
遊園地に来ると、しばしばこういう風景がある。

ネイキッドの方が懇切丁寧な解説をつけてくださったおかげで、だいぶ舞台裏というか、ふつうの来場者が知らない仕掛けなどを教えてもらえた。
多くの人が見落としてしまいがちなところでも作り込んでいて、それを「実はここにこんなモノを映しています」とか、「実はこのコーナーの木はほんものの木を使っています」「これはここにセンサーが仕込んであります」と教えてくれる。
そうやって見ていくと、たしかに大変な人材と技術を駆使して、この空間を作り上げているのだとわかる。
しかし、多くのお客さんはそんなことを知らない。
自分の感じられる範囲で、自分たちなりに楽しんでいる。

ネイキッドは、その方針として、極力説明を排除して、見る人の感性に依存し、言い方を変えれば感性を信じて、種明かし的な説明がなくてもビビッドな体験となってくれることをめざしているとのことだった。
「説明はダサい」と切り捨てることで、お客を選別しているように思えるが、会場を見回す限り、来場者(ほぼすべてが女性!)の表情は皆幸せそうである。


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いかにも女性に受けそうなイベントだな……少しもちゃちなところがなく、隙間なく美しく、隅々まで幸せな感覚が満ちている。
物販コーナーも、女性の購買意欲にマッチしている。
さほど高くなく、気の利いたものだけが売られている。
うーんこれはモテそう。
代表の村松亮太郎氏が、やたらと男前なことが、会の成功を約束している感じ。


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メディアに出ているどの写真を見ても、隙なく色男だもんね。
たぶんこれだけのステキ空間を緻密につくりあげるのだから、相当の美的センスとカリスマを持った人なんだろうなとは想像がつくが、「モテそうな感じ」という直感は、おそらくこの村松氏の発するオーラによるものではないかと思った。

インタラクティブなデジタルアートというと、まずチームラボが浮かんでしまうが、見ていくうちに、ネイキッドがめざしているのは、チームラボとはまったく別のものだ。
両者を引き比べることには意味がない。
チームラボが「日本」「教育」に鋭く切り込み、古典への志向を明確に打ち出して、それをデジタルで表すことに徹底的にこだわっているのに対し、ネイキッドにとっては、デジタルはひとつの手段であり、美しいこの世の楽園を現出させるためには、アナログ的な手法もどんどん取り入れる。
たとえば、イミテーションの木にほんものの熱帯植物が混じり込んでいたり、切り絵しかり「未来紙」しかり、質量を持った「ほんもの」と、光や音や香りといった質量のないものをまじえて置くことで、その区別は曖昧になる。
多面的に快楽を引き出す。
チームラボが、見つめていると胸を締め付けられるような切なさが込み上げてくるのに対し、ネイキッドはその逆に、ひたすら胸の締め付けから解放され、快楽で満たされる感覚になる。

「FLOWERS BY NAKED 魅惑の楽園」は、東京では終了してしまったが、10月からは沖縄で開催されるようだし、東京では「SWEETS BY NAKED(公式ページこちら)」がスタートしている。
ああ、またも女性に大受けしそうなイベントなんですね。
映像(ましてや写真)ではネイキッドの魅力をうまく伝えきれないので、空間演出の最先端の仕事を知りたければ、会場に行ってみるしかない。
テクノロジーとマニュファクチュアの融合で、幸福感が呼び起こされる。


# by apakaba | 2016-09-25 22:54 | 歌舞伎・音楽・美術など | Comments(0)
2016年 09月 22日

一応、誕生日ディナー

私の誕生日が近いので、ゆうべは家族そろって誕生日ディナーにした。
した、というか、いつものように次男「アキタコマチ」が作ってくれたのだが。
水曜日が定休日なので、家族の誕生日ディナーは必然的に水曜日になる。
「アキタコマチ」が作ると言うと、夫も「ササニシキ」も「コシヒカリ」も、ふだんより何時間も早く家に帰ってくるのがすごい。
なんて現金なの。

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牛タンの赤ワイン煮。
おいしいに決まってますね。


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湯引きした血鯛のサラダ。
ミモレットとキヌアパフを載せた。


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黒糖とくるみのタルト。
お盆休み返上で、スーパーパティシエのもとで修行してきた(その話はこちら→お盆休みも働くの)。
伝説のシェフに気に入ってもらえたようで、シェフが講演する食のフォーラムの手伝いに駆り出されたりしている。
その会場で、またいろいろな飲食業界のえらい人に紹介してもらったらしい。
その期待に恥じないよう、がんばってください。

勤め先のシェフから「休日は何をするんだ」と聞かれて、「母の誕生日パーティーということで、毎年のように僕が作るんです」と答えると、シェフは感激して半泣きだったと。
「アキタコマチ」は、昔からみんなの息子だ。

それにしても食べたね。
「これ以上の味を出すには、お店(勤め先)のだしがないと……」と本人はもどかしがるが、我々シロート(残りの4人)には、年に何度かしかありつけない、すてきなディナーよ。
日本の将来の飲食業界を、牽引していってくれ。

ところで我が家は、私にプレゼントをくれない。
夫も長男も次男も(彼は料理をするが)くれない。
娘だけが律儀にプレゼントをくれる。
きのうはスリッパをくれた。
うれしいねえー。


# by apakaba | 2016-09-22 22:00 | 食べたり飲んだり | Comments(0)
2016年 09月 17日

あいかわらずとしか言いようのない「ササニシキ」

少し前のことになるが、次男「アキタコマチ」の誕生日を家族で祝った。
といっても親からはプレゼントはなくて、料理も本人が作ってみんなにふるまうという毎度の形式。

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ビーツの冷たいパスタ。
これにタコとルッコラのソースも添えて、混ぜて食べる


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豆のサラダにごぼうの素揚げを載せた


子供たちは、親はプレゼントしないがきょうだい同士でプレゼント交換をする。
長男「ササニシキ」は、ここ数年、7月の「コシヒカリ」の誕生日には「金がない」と言って間に合わず、9月に「アキタコマチ」にプレゼントを渡すとき、一緒に「コシヒカリ」にも渡している。
「アキタコマチ」にはサーモスのタンブラー(なぜか2個セット)、「コシヒカリ」にはお茶碗と汁椀のセット。
ともにアトレクラブビューポイントのポイント交換でもらったものらしい。
うーんせこい。
ふたりとも微妙に困り顔ながら受け取っていた。


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「ササニシキ」に「あんた3月で大学院を卒業したら、晴れてプータロー?」と聞くと、にっこり笑って「うん」。
「あんたこのままで司法試験に通るの。大丈夫そうなの。」
「174人中、40番。」
「ええとー、それっていいの、ダメなの、私にはよくわからないけど。」
「このままいけば、まあ大丈夫。成績が落ちなければ。」
「ふうん。それならいいけど。このゲロが出そうな字で試験問題の解答を書いているんだね。」
「うふふっ、そう。」
「先生も大変だよね。採点にこんな字を読まなくちゃいけないんだから。ふつうなら無条件でバツだよ。」
うふふふっと笑いながら、
「最後の方は時間がなくなってくるから、よけいにひどい字になる。バーって書きなぐって、自分でも読めない。」
と喜んで見せてくる。


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「お前のこのゲロの出そうな字を、全国のみなさんに晒しておくよ。」
「ふふふ。でもオレ、刑事法は得意だよ。授業中、オレの解答が模範になってまわったりしてる。」
「こんな汚い字が見本としてクラスにまわるの。えええー。」
「いひひひひっ。」
そんな「ササニシキ」は、今朝早くいきなり「福井へ旅立つ。」と言いながら出かけてしまった。


# by apakaba | 2016-09-17 11:18 | 子供 | Comments(0)
2016年 09月 12日

目の痛みはナゼ

ブログではご無沙汰です。
前回の投稿から、1ヶ月も経ってしまったのね。
久々に書いたと思ったら、例によってしょぼくれた話で……一週間くらい前から、左目が痛い。
はじめはまつ毛とかゴミとかが入ったのかと思って気にしないでいたが、痛みが治まらず、なんとなく顔の左側全体に広がっている感じがある。
これは異物じゃなくて神経の関連じゃないの、とうすうす思っていた。

今日、眼科に行って診てもらったが、やはり異物はないという。
「ヘルペスとか帯状疱疹の可能性はありますねえ」という。
うん、そうじゃないかなって思ってたよ。
2年前の顔面神経麻痺と今年5月の後頭神経痛で、神経系の痛みはよくわかっている(詳しくは、「健康・病気」のカテゴリをごらんください)。

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ある日の夕食。
スモークチキン・伏見甘長唐辛子・ヤングコーン・マッシュルームのスパゲッティ


痛いといっても激痛でもないし、きっと軽い症状なのだろう。
このまま、自然治癒も十分見込めるらしい。
しかしやたらと左側の具合が悪いわね私は。

左の目を中心として、頭皮から頬、左顎まで全部がひりひりと痛い。
帯状疱疹が出ませんように〜。
しかしトシですわ。
ちょこまかとくだらない病気にかかって、生命力を少しずつそがれていく。


# by apakaba | 2016-09-12 21:51 | 健康・病気 | Comments(0)
2016年 08月 11日

お盆休みも働くの

会社勤めの皆様は、お盆休みがスタートしたころでしょうか。
いかがお過ごしですか。

次男「アキタコマチ」はフレンチレストランのコックで、週休1日で働いている。
超人手不足のため、長時間勤務でやっているが、お盆は一週間の休みが取れる。
まとまった日数が空くと、学生のころから、一人で海外や国内の遠隔地へ旅行に行っていた。
「夏休みはどこに行くの」と尋ねると、「働く」。

「旅行するお金はない。だから休みを利用して研修に行こうと思って。」
お盆休みの一週間、シェフの知り合いの有名パティシエの店で、無給で研修に入れてもらうことにしたという。
そこは超人気店で、朝6時に出勤して夜は遅くなると12時になるという、勤め先のレストラン以上のハードな勤めだという。
お菓子ってハードなのね。
できあがったお菓子は夢のカタマリみたいにファンタスティックなのに、作るのは大変なんだねえ。

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研修前日(=夏休みに入る日)、ヴィシソワーズを作ってくれた


息子も、調理学校に2年間かよっていたから、当然お菓子も作れるが、さらにきちんと作れるようになれば、将来役に立つこともあるだろう。
でも私だったら、一週間休みがあったら、仕事と関係ないことをするだろうなあ。
怠け者だった次男が、いつの間にこんなに勤勉でガッツのある社会人になってしまったのか、自分の怠惰さと引き比べても不思議になる。

「オレは、結局みんなが昔がんばってたころに何もがんばってなかったからね。たとえば、部活とか、受験勉強とか、趣味でバンドやるとか……友達はみんなそれぞれの年齢で何かに打ち込んでたけど、オレは地道な努力を回避してた。
だから今がんばってるんだと思うよ。」

おもしろい人に会え、いろんな大人を見ろ、道を極めている人を知れ、と、怠惰な次男には小さいころから言ってきて、そういう環境に身を置くように仕向けてきた。
この夏休みの「パティシエ修行」には驚いたが、自分をギリギリまでこき使うのは、若いうちしかやれない。
いい人とめぐりあってきたことが、実を結んでいるんだな。
人情家でアツい大将のシェフだが、やっぱり超一流の腕と、息子にどんどん大きな仕事を任せてくれる信頼関係が、今は息子を育ててくれているのだろう。
ありがたやー。

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バター醤油風味の焼きとうもろこしのごはん。
(私が作りました)


しかし、料理業界の離職率の高さたるや大変なものらしい。
料理人も菓子職人も、若い人はあまりのキツさに、あっという間にやめてしまうという。
職場の人間関係なども絡むのかもしれないが、せっかく入った調理の仕事、若い人たちにはがんばって続けてほしい。
そのためには、尊敬して付いていけるトップが必要なんだろうけどね。


# by apakaba | 2016-08-11 12:45 | 子供 | Comments(0)
2016年 08月 09日

「コシヒカリ」が老いたコーシローを思いやる

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10年前、飼い始めたころのコーシロー



夫と香港旅行に行って、帰ってくると、コーシローは出迎えにも来ずただただ寝ている。
気分屋なので、外出から帰ってきても、いつでも尻尾を振って喜ぶわけでもない。

ただ、毎朝、娘の「コシヒカリ」が起きてくると、たいていはかわいがってもらうために出迎える。
「コーシローは『コシヒカリ』が好きなんだね。」
と私は毎朝言っていた。

「でも、コーシローが本当に好きなのは、おかーさんじゃないのかなって思うの。」
香港から帰ってきた翌朝に、出迎えたコーシローを撫でながら「コシヒカリ」が言った。
「なんで?」
「だって、留守番の最中には、一度もこんなふうに出てこなかったよ。いかにも毎朝わたしにかわいがってもらうために出てきてるみたいにしてるけど、おかーさんが見てないと出てこないんだよ。
たぶん、かわいがってもらっている自分を演出してるだけなんだと思う。
それに、おかーさんがいない間、ずーっとさびしそうにしてクンクン鳴いたり、玄関のところにうろうろ出て行っちゃったりして、あとは死んだみたいにだらーっと寝ちゃってて、ちょっとも動かないの。
呼んでも来ないし。
わたし、もうコーシローはさびしくて死んじゃうんじゃないかと思って、本当に心配だった。
だから、今まで、コーシローが一番好きなのはわたしなんだと思ってたけど、本当に好きなのはおかーさんかなって思った。」

本当に好きなのは、なんて、考えたことないけど、犬にとって、この人はこういう存在という区別はかなりはっきりつけているように思う。
犬は老いて、娘は大きくなった。
でも、犬は自分が老いたという自覚はないように見える。
時間の流れ方がちがうだけなんだな。


# by apakaba | 2016-08-09 22:10 | 子供 | Comments(0)
2016年 08月 03日

京都でたくさん歩いた

土日で京都へ行ってきた。


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土曜日の観光は貴船神社のみ。
夏はずいぶん混むのね。そしてそんなに涼しくなかったね。

この夜は4軒まわった。
酒飲みばんざーい。


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日曜日は市内をスタンプラリーのようにぐるぐるまわった。
まず龍谷ミュージアムと東華菜館。
東華菜館の春巻きは、ふつうの春巻きとだいぶちがうけど好き。
ふつうの春巻きはどこでも食べられるからねえ。


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京都御苑の厳島神社へ。
遠くから見ると、鳥居の形が「唐破風屋根みたいだ……」。



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近づいてみるとやっぱり唐破風っぽい。
京都三珍鳥居のひとつだと後から知った。
そのときは、鳥居の形にすぐに気づいた私えらいって思ったけど、もしかして常識なの?

京都御所が通年一般公開になったばかりなので、さっそく行ってみた。
「外国人観光客にも広く公開できるように」という政府の意向を受けて、通年一般公開になったという。


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京都御苑から歩いているときには、日陰もまるでなくて、死んでしまいそうに暑かったけど、さすが京都御所は見る価値大なり。


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紫宸殿は、東大寺大仏殿に匹敵するほどの迫力だった。
ドキドキするほど大きかった。
門や庭や、御殿の襖絵など見ながら歩く。
御所をひとまわりすると、まるで短い旅をしたかのような充実した気持ちになった。


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金閣寺に来ると思う。
肉眼で見ているととても近く感じるのに、写真にすると絶望的に遠く写るのはなぜだろう?
これほど、目と写真とで大きさがちがって感じられるものってあまりないような。
まるでお月様のようじゃないか。


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北野天満宮には七夕飾りがたくさんあって、楽しげだった。
ここの唐破風はなかなか勾配がきっちりついている。
勾配が急だと、派手な印象になる。


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最後まで唐破風で。
さらさ西陣は銭湯をリノベーションしたカフェ。
働いている女の子がみんなかわいい。
内装のマジョルカタイルもかわいい。

たくさん歩いて、日頃の座りっぱなしでPCばかり見ている生活と、つかの間のサヨナラ!


# by apakaba | 2016-08-03 12:38 | 国内旅行 | Comments(0)
2016年 08月 02日

俗っぽい夢をそのまま書いてみる(恥)

Facebookの機能で「過去のこの日」というものがある。
通知を毎日受け取って、過去の今日に何を投稿していたのかをふりかえれる。
人に見せなくても、自分が書いたことを見るのはおもしろい。
今日、まるっきり忘れ果てていた4年前の今日の朝に書いた投稿が出てきた。

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久しぶりの恵比寿「新東記」



おはようございます。
今朝は堺雅人の夢を見てナイスだった。

夫が堺雅人になってた。
堺雅人は弁護士(リーガルハイ)ではなく産婦人科医で、一晩に難しいお産を3つこなしてへとへと。
昼までで仕事が終わり、義父母も交えて家で食事会をするが、赤ワインがぬるすぎたり冷えすぎたりしている。
私は特大のグラスで、ぬるいワインに氷をざくざく入れてあっという間に飲んでしまうが、堺雅人は疲れすぎていてなかなか飲み始めない。

私は隣室に行って(けっこうなお屋敷住まい)しばらく客人や子供たちと話したりしてから食堂にもどると、堺雅人は冷え過ぎのボトルを胸に抱いて温めていた。
キャアアーそのボトルになりたいと思いながら、ステキな妻らしく余裕の足どりで彼に近づいていって、
「(仕事の成功)おめでとう。私が注ぐわ」
と、そっと胸のボトルを取り上げて、彼のグラスに注ごうとする。
すると彼のグラスにはすでに一杯分のワインが入っていた。
「なんだ、自分でもう入れてるんじゃないの。」
と、ボトルを持ったまま行き場を失い、自分のグラスに注ごうかなと思うが、私のは彼のきゃしゃなグラスと似ても似つかない、バケツみたいな特大グラスで、氷がまだ入っていて、ウワーあたしって夫に似つかわしくない下品な妻だわ、育ちの悪さがこういうときに出るわ、この家に嫁いできたのがまちがいだったわ、としょんぼりする。

でもボトルを取り上げるときに至近距離で見た夫(堺雅人)はすっごいかっこよかった。
ほんものの夫より身長が15センチくらい低いが、男は身長じゃないぞオーラだぞ。



なんですかねこの俗っぽい夢はね。
今日読むまで、さっぱり忘れ果てていた。
なんでも記録しておくと苦笑も含めておもしろいなあ。


# by apakaba | 2016-08-02 22:07 | 生活の話題 | Comments(0)
2016年 07月 28日

7月が一番かわいい

「わたしの誕生日って夏休み目前だから、学校では会えなくなるし、みんな忙しくて、プレゼントとかあまりくれないんだよねえ。」
「コシヒカリ」は、誕生日が過ぎたのに、あまりプレゼントをもらえないことを悲しんでいる。
「じゃあ新学期になる9月生まれがよかったの?」

「うん」と答えるとばかり思ったら、意外にも力強く「ううん、わたし7月生まれでよかった。だって7月って、1年で一番かわいいから!!!

私 :…………ええとー。7月って、かわいいんデスカ?
コ :そう。
私 :7月生まれの子がかわいいってこと?
コ :ううん、7月っていう月がかわいいの。
私 :月って、かわいいとかあるの……(また例によって「共感覚」というあれか……→娘の共感覚の話)
コ :7月ってかわいいでしょ! 夏だし! 第一、「ジュライ」って言葉がかわいい、一番!


「ジュ」と「ライ」と両方かわいくて、よくぞ組み合わせてくれたって思うの。
ジューンもかわいいけど、ジュライには負ける。ジュライの「下位互換」って感じ。
マーチもかわいいけど、ちょっと女の子っぽくしすぎ。
メイとか、もはやかわいそう。

だいたい、「バー(ber)」とか「リー(ry)」とか付く月、なんなの。かわいくないし長い。
無理矢理詰め込んでる。
ジャニュアリーとか、ないでしょ。フェブラリーとか言いづらいだけ。
セプテンバーはちょっと怖い。銀の刀で、シャキーンって切られちゃいそう。
オクトーバーとかただのタコでしょ。
ノベンバーとか、アハハ。メンマみたい。
ディセンバーは年寄りっぽい。おじいちゃんて感じ。

エイプリルは、かなりかわいい。
もうちょっとで負けそうになる。でもやっぱりジュライのほうがかわいいな。
ええっとあとは何。
オーガスト? オーガストっていうと、ちょっと秋の感じがする。
ジュライだと夏!って思える。
「7月」っていうと夏の始まり!って思う、ほんとはまだ梅雨だったりするけど、でも語感が。
いよいよ夏だぞーって思う。
「8月」っていうと、ただただ暑いだけ〜って感じ。
でもオーガストだと秋が始まりそうなんだよね。語感が。

つまり、わたしは7月生まれなことをすっごく気に入ってるの。
1年で一番かわいいから。
わたし、英語を習い始めて12ヶ月を覚えたときに、「何このジュライってかわいい!うれしい!」って思ったんだ。
よくこんなにかわいい7月に生んでくれたと思うの。


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シンガポール動物園で、オオコウモリを触る。
生き物はなんでも手なずけてしまう「コシヒカリ」



あのねどうしてわたしがこんなに話しているかというと。
ニール・セダカの『カレンダーガール』を聴いてるとね。

私 :え? えええ? ニール・セダカ?!

コ :うん、ニール・セダカの『カレンダーガール』で、コーラスで「ジャニュアリ〜」とかバックで言ってるんだけど、いつもそれを聴くと、「ああ、やっぱりジュライはかわいい」って思うの。その歌い方が。
「リー」とか「バー」だと音符の中に入りきれてなくて無理矢理でかわいくない。
でも「ジュライ」は「ジュ〜ライッ」って言うの。
それがあんまりかわいくて、たまに聴き終わってからまた「ジュ〜ライッ」のとこだけもう一度聴きたくて、巻き戻したりするんだあ。
7月生まれっていいなあって思って、うれしくなるの。


# by apakaba | 2016-07-28 11:12 | 子供 | Comments(0)
2016年 07月 27日

デジタルだからできる、宇宙と自然の似姿のアート—チームラボ「DMM.プラネッツ Art by teamLab」

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“海賊王”に!!!
おれはなるっ!!!
本文とは関係ありませんが、『ワンピース』のブースもあります


「お台場みんなの夢大陸2016」に行ってきた。
10時の開場とともに、直行したのはもちろん、チームラボだ!

「DMM.PLANETS Art by teamLab(案内のページはこちら)」は、開場したらどこよりも先にめざすのが正解だ。
チームラボの展覧会は、いつだってとにかく行列するから。

入場してまずやることは、靴と靴下を脱いで裸足になること。
そしてズボンやスカートの裾をまくりあげること。
床が鏡張りだったり、水を使ったインスタレーションがあるためだ。

真っ暗に近い通路に、浅く水が張ってある。
すべて裸足で館内をまわるから、足を洗うことが目的なのはわかっているけれど、屋外の暑さにバテている体が一気に引き締まる冷たさ。
ダレていた意識がギュッとかたまり、この先の部屋で何が起こるのか、ただそのことだけに気持ちが集中する。

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「やわらかいブラックホール—あなたの身体は空間であり、空間は他者の身体である」

通路はすべて極端に暗くなっていて、小さな坂やふわふわのマットが部分的に敷かれていたりする。
裸足だからこそ、その感触に驚き、楽しむことができる。
視覚を奪われる分、足の裏が敏感になる。
中でも、展示室へ入る前に通過するこの小部屋は、必死で四肢を使わなければ次へ進めない、大仕掛けのふわふわ具合だ。
どんなにとりすました人でも、ここをスマートに通り抜けることは不可能。
このときは空いていたが、混雑したら阿鼻叫喚の有様となるだろう。
童心に帰れないなら、帰らせてみせようチームラボ。大幅に字余り。


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「Wander through the Crystal Universe」

私はチームラボの“追っかけ”なので、銀座でも大阪でもシンガポールでもこの作品を見た。
が、今回の「クリスタル ユニバース」は、これまでの展覧会より格段に広くなっている。
光の集合で宇宙空間を表したこの作品がこれまでとちがうのは、広さだけではない。


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いきなりヘボなモデルでスミマセン。
足元が、鏡張りになっているのだ(だからミニスカートの人は会場でショートパンツを借りましょう)。
そのため、ずーっと果てしなく、光の空間が続いているように見えるのである。
合わせ鏡をうまく使うと、永遠に鏡の中の世界が続くように思われた。
あの子供時代の驚きに戻るのだ。

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「人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング—Infinity」

この部屋も、暗さと鏡張りのために、広さの感覚をつかみづらい。
しかも自分の足が見えない。
膝までが、白く色をつけた水に没しているからだ。


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光で鯉が泳いでいる様が映し出される。
その一方、花が一面に咲いていく様も見える。
はじめは、このつながりがわからない。
やがて、「あっ、わかった!」
人に鯉がぶつかると花となるのだった。
皆、夢中になって鯉の像を追いかけ始める。
水がとても冷たくて心地よい。

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人々が水面の鯉を追うことで、水面は花でいっぱいになり、忙しくなる。
いつの間にか、鯉はあやしい光を帯び始め、もとの鯉の色ではなくなってくる。
彗星のように、光跡を長く引きながら……


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皆、いつしか鯉を追うのをやめ、水に見とれていると、鯉の光跡はますます長く伸びていき、個々の区別がつかないほどに混じり合ってしまう。
自分の足元を見るのに夢中だった人々が、ひとつの大きな空間へと収束していく。
光のマーブルをうっとりと眺める。
暗い中に鯉が泳ぐのを見、人の動きの影響を受けて花になると知り、やがてまたも宇宙空間に放り出されたかのような心持ちとなる——そんな、ここにいる人々の心の「高まり」にぴたっと沿う。なにもかもが。
映像の移り変わる速さ、暗さ、空間の広がり、水の冷たさ、それらが皆、高まりをリードし、寄り添っている。


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高まりがピークに達してから、徐々にまた、もとの鯉と花へ。
このころには、下半身がかなり冷えている。
足が濡れても、タオルが用意されているから大丈夫。
タオルは、10万枚用意されているという。


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「Floating in the Falling Universe of Flowers」

最後に入ったのは、ドーム空間に1年間の花が現れては消えていく作品。
ここはもう、「永久にこの部屋にいたい」と思ってしまった。

以前、さめない夢の世界へ——「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」のレビューの最後に「目覚めてもさめない夢があるとすれば、それはチームラボだ。」と書いた。
この作品は、半円のドームいっぱいに花の映像が移り変わり、またしても床が鏡張りになっているため、上下の感覚さえあやしくなってくる。
用意されたソファに寝転んで見ていると、360度を花に取り囲まれる。
目を開けても閉じても、網膜に花が焼き付けられていく。
星などひとつも映っていないのに、感じられるのはやはり宇宙。
花の宇宙を体ひとつで漂う、自分も花のひとひら。

四季の花々は、遠く小さく映るものもあれば、ドキッとするほど大きく映し出されるものもある。
しかし飛んで行く先を目で追っていると、どの花も、必ず、等しく、散っていく。
なんとなく消えていくのではない。

「作品は、コンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれ続けている」との解説どおり、四季が一巡しても、巡りきた次の春は、さっき見た春の花の光景とは同じではない。
同じ季節でありながら、まったく同じではない。
流転し、変容し、しかも、途切れることがなく、永久に続いていく。
デジタルアートの真髄だ。
人工物の究極の結晶であるデジタルだからこそ、「自然」の姿をこんな形にして見せることができる。



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この部屋は、愛が芽生えること間違いなし。
うっかり友達以上恋人未満の相手と行くとあぶないですぞ!



これまでチームラボの展覧会には数え切れないほど行っているが、この「DMM.プラネッツ Art by teamLab」は、展示数がグッと少ない分、彼らの目指すものが、よりキリリと引き締まって見えた。
暑い中の行列覚悟で、行くべし!お台場!

※私がリクルートの仕事で作ったまとめサイトも見てね!
シンガポール「アートサイエンス・ミュージアム」でチームラボが常設展示。早くもマストスポットに!


# by apakaba | 2016-07-27 17:14 | 歌舞伎・音楽・美術など | Comments(0)