あぱかば・ブログ篇

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2009年 03月 07日

初フェリージ購入までの経緯

そのプラダ、ニセモノ?を書いたらバッグがすねたのか、とにかくファスナーが閉まらない。
開かないし閉まらない、ようするに動かない。
さすがに情けないので処分することにして、新しいバッグをさがすことにした。

バッグはカジュアルすぎてもリッチすぎても服装から浮いてしまうもので、山ほどストックできる余裕のない私には、何年かに一度のバッグ新規購入はどうしても慎重になる。
一年を通して持ち続けられるというのも難しい。
夏は服地が軽くなってカジュアル傾向のファッションが増えるから、バッグもカジュアルな感じでも合うけれど、冬はバッグがチープだとコートに負けて、全体もチープになってしまう。
どうしよう、どこのバッグがいいかな。

義母に相談してみるか。

義母は私と違ってバッグが好きでよく買っているから、ブランドにも詳しいだろう。
電話をして、実は以前に従妹経由で譲ってもらったプラダ(詳細は上記リンクへ)がどうにもこうにもあやしく、なによりもファスナーの不具合には困ってしまっている、と話すと、
「そうなのー?!そりゃニセモノよ、まあごめんなさいねそんな変なモノ渡しちゃって。新しいバッグをあたしが買ってあげるから!」
え、そういうつもりで聞いたわけじゃないんだケド……でもそういう運びになったのでありがたく甘える。

「またプラダでもいいけど?でもプラダってなにしろみんな持ってるからねえ。」
「あーそうですねえ。あのー、プラダもいいけど、ちょっと新規開拓しようと思ってるの。フェリージって買ったことありますか?」
『ブランドはつねに新規開拓の根性を捨ててはならない!』
これは義母がしばしば言っていることで、決まり切った気に入りのブランドを回遊するのは安心だけど、たまには新しいブランドへも行かないとマンネリに陥りファッション魂が枯れてしまうということだ。
まったくごもっともだ。
「冒険は必要なのよ!」という義母のファッション魂は、亡くなった母親譲りなんだねきっと。
(そのことは今年の抱負!として書きました。)
だから、義母は70過ぎても平気でアニエスbやコムサデモードでも服やバッグを買ってくる。

「フェリージ?聞いたことない。」
「あ、そう。ほらお義母さんはいろいろバッグを買ってるから知ってるかなーと思ったの。」
「いやー買ったことないわ。そこのがいいわけ?どこに売ってるの?」
「いいか悪いかよくわかんないけど、西武とかバーニーズで置いてあるのをちょくちょく見かけていて、ナイロン地で軽そうだし、色がきれいだからいいかなっと思って。」
「へえー。わかった、じゃあすぐあたしのカードで買ってらっしゃい。」

私は『なにか買い物をするとき、これで支払いなさい。海外旅行のときもカードが1枚でも多い方が安心だから』と、義母からクレジットカードを1枚持たされている。
それを買い物に勝手に使ったということはもちろん一度もないが、たまに「あたしのカードであれを買いなさい」というときは使う。

「とにかくそのファスナーの閉まらないバッグは今日にでも捨てちゃいなさいよ!そんなのバッグとしての用をなさないじゃない!あたし危なくってイヤだわ!」
いつも思うのだが、年を取ると人はどんどんせっかちになる。
「古いのは今すぐ捨てて、新しいのを明日買ってきなさい!」という勢い、しかも命令口調。
「はーわかりました。」

という会話をしたその日のうちに、義母から携帯メールが入る。
もう夜の12時近くだったので驚くが、「見つけました。これでしょう。つかいやすそうですね。」と、ファッションカタログ誌のページにあるフェリージのバッグを撮影してきている。
「おお早い!」と返信だけして寝ていたら、12時過ぎにまたも携帯メール。
もう眠っているのになんなんだ……と思ったらまた義母から写真つきで、「もうひとつ」。
「表に携帯入れがありファスナーで用心もいいし、でも前のほうがデザインは良いですね、でもマグネットで不用心だし。きりがないので又あしたね。」
翌日には都内のショップリストを調べて携帯に送ってきた。

嫁がポロッと一言尋ねたブランド名ひとつで、この怒濤の行動力。
こ、これは……一日でも早く買ってしまったほうがこの際親孝行か?
なんかよくわからない親孝行だけど!
午後から仕事のある日であまり時間がなかったが翌朝渋谷へクルマを飛ばして、とにもかくにもフェリージのバッグを購入した。
帰ってきたらまたまた「どうなってますか」とメールが来るので、「今日、いいのがあったので買いました。ありがとうございます。」と返信すると、「それはよかったですね」と、一安心したようだった。

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日に日に、義母は亡くなった母親(夫の祖母)に似てきている。
祖母が生きていたころは祖母が強烈な人なので目立たなかったが、いなくなったらいかに母子がそっくりなのかがよくわかるようになった。
外見はまったく似ていないが、このせっかちさ、このファッションにかける情熱、この金離れのよさ、かわいがっている人間をとことん贔屓してガンガン命令して事を進める態度。
まるっきり祖母が生き返ったようだよ!

夫は一人っ子でのんびりしているし、母親の言うことなど最初から素直に聞く耳を持たないから、せっかちで命令口調の義母は息子相手だとイライラする一方だが、私はとりあえず「はーそうですねえ」とか言いながら言うことを聞くので、親孝行とは呼ばないだろうけどちょうどいいみたい。
結果的にバッグを買ってもらえて、よかったよ。
今年の抱負は「おしゃれな人になる」だしね。

by apakaba | 2009-03-07 15:26 | ファッション | Comments(6)
Commented by キルト・えむ at 2009-03-07 16:40 x
こんにちは。
年配の方のお洒落さん、って素敵ですよね。

フェリージ?初耳です。イタリアですか~?
綺麗な色だしジーンズなんかも合いそうですね。

ところで、、、、プラダちゃんはどうしたんですか?

修理したら良いかと。

あ!こういう未練がましいのが
オバサンまるだしね。
義母さまに怒られちゃう(笑)

Commented by apakaba at 2009-03-07 22:31
キルト・えむさまプチお久しぶりです!
いつもコメント書かないですみませんです。

「もう年寄りだから、若い子のファッションなんて恥ずかしくて」とか引っ込み思案になることはないですよね。
義母は背が高くてすらっとしているので、若い子のブランドでもラクに着こなせます。
フェリージはさほど店舗展開が多くないですが、イタリアものですねえ。
黒や茶色の落ち着いた色もありますが、私の中でのフェリージのイメージは、写真のように色がはっきり鮮やかなものです。

ニセプラダは、実はかなりボロボロしてきていて、修理費が惜しいというくらいだったので別れを決断しました。
フェリージの店員さんに「ナイロンバッグは油汚れとか気になりますよね。前のバッグは膝に載せてラーメン食べたりして、こぼしたりしてヨゴレたりして……どうしたらいいですか!」と情けない質問をして(これもオバサン丸出しだわ!)、「あのーナイロンは汚れると落とすのがかなり大変ですから。汚さないように注意してください」と言われました。
「そうですよねーラーメン屋で膝に載せたりしたらいけないんですね。あはは。」とか言っておきました。
Commented by ぴよ at 2009-03-08 00:06 x
フェリージ、大好きー♪
ぴよもお仕事用のカバンに使ってる。ダーのブリーフケースや旅行用のショルダーバッグもフェリージだよん♪
このバッグの発色、キレイだよね。オレンジやピンクもすっごくキレイな色だし、いつもショップ行くと目移りするぅ~

カード渡して「買ってらっしゃい」はいいなぁ。
うちの義母もとっても優しくてオシャレで色々プレゼントしてくれるんだけど、趣味が微妙に私と違うんだよね。
で、私に内緒でいつもいきなり買って来てプレゼントされるから・・・ぶっちゃけ趣味が合わない物の方が多い(滝汗)
でも「嫁にプレゼントしてやりたい」という気持ちはとても嬉しいので、笑顔で貰って押入れ直行な訳よ。
Commented by apakaba at 2009-03-08 10:57
フェリージレス。
ぴよさん、根拠はないけど「ぴよさんは好きそうだ」と思っていました。
お仕事カバンも悩むでしょ。
うちのも、TUMI使ったりハンティングワールド使ったりしてるけど、もう少し安くて軽くて若い感じで……ということで、「フェリージどうよ?」と、何年か前からすすめているの(でもまだ換えない)。
安全さや頑丈さを求めるとどんどん本体が重くなるし、ちゃちだと心配だし、落としどころとしてフェリージはちょうどいいなあと思ったわ。

微妙に趣味が合わないのはもうしょうがないよね!
私もそういうことあるよ。
義母はけっこう私のことをよく観察していて「眞紀ちゃんに似合いそう」とか考えてくれてるほうだけど。
Commented by のこのこ at 2009-03-08 11:57 x
いいなぁ~。
買ってもらえるのが、というのではなく(というのもそうだけど!笑)、そうやってお義母さんといろんな話ができるのが。

御殿場実家の義母はそんなわけでなにもかも全くお話にならない人で、服もバックも持っていても意味ないし。葬式バックすら持っていなくて100均で売ってるようなトートバック持って親族代表の席に座っちゃうような人だから私が説教して貸したり買ってあげたりしたくらい・・・。(涙)
オバサンと話するの大得意だから結婚する時もう一人お母さんができるのが楽しみだったんだけどな。
健康でいてくれることがなによりですからよしとするしかないんだけどね。
Commented by apakaba at 2009-03-08 12:29
フェリージレス。
のこのこさん、御殿場のお母さんは本当に元祖不思議ちゃんという感じだね。
私がぼけっとしているタイプで、義母はちゃきちゃきと進めたい世話好きタイプだからちょうどペースが合うみたいです。
これで両方ぼけっとしてるか両方ちゃきちゃきしてたら衝突するだろうな。
まあうちは結婚してからのほうが実質の年月は長いようなものだし、やっぱ月日が解決することも多いと思いますよ。


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