あぱかば・ブログ篇

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2009年 04月 17日

忘れっぽいことを忘れるな

ゆうべ、「アキタコマチ」が食事の直前におやつをバカ食いして、それから食事にしたら、「ううっハラが痛い!ハラが痛い!」と苦しみ始めた。
「オレって、だいたいいつもハラが痛くなる!多分、ごはんの前におやつをきゅうに食べ過ぎるのがいけないの。」
「自分でわかってるならよしなさいよ。」
「でも、つい食べちゃうんだよ。毎回忘れちゃうんだよね。」
「自分はおやつを食べ過ぎるとあとでお腹が痛くなりやすいんだってことを忘れないようにするのよ!」

この子は私によく似てとても忘れっぽいので、たびたび、こういう実りのない会話をすることになる。
こういうとき、私は“自分は忘れっぽいという、そのことを覚えてさえいればいいのだ”と言うことにしている。

「アキタコマチ」はなかなかおねしょのくせが治らず、大きくなってもおねしょをしてしまうことがあった。
私はそのたびに言い聞かせてきた。
「おかーさんは、あんたに『おねしょをするな!』って怒ったことは一度もないでしょう。誰も好きでおねしょをするわけじゃないんだし、眠っているんだから寝ている最中に気をつけるのは無理だよね。
でも、『自分はおねしょをしやすいのだから、寝る前にはあまり水を飲まないで、トイレに行ってから寝よう。』ということだけは忘れないようにしなさい。
おかーさんの言っていることは、おねしょをするな、じゃないのよ。
おねしょをしやすい自分、を忘れないようにしよう、ということなのよ。」

つい数日前に、「アキタコマチ」は風邪を引いて内科に行ってきた。
帰ってくると、処方された飲み薬を、年寄りがよくやるように日ごとに分け、三分割したピルケースに収めている。
「まあずいぶんマメだね。飲み忘れないようにしてるの?」
「うん、オレって本当にバカで忘れっぽいからさー。やってみたの。」
「そうだね、おかーさんがよく言っている危機回避の方法だね。自分がバカで忘れっぽいということさえ自覚していれば、危機を避けるためにどうしたらいいのかが見えてくるんだよね。」
「そう、おかーさんにいつも言われてるから記憶力になんか頼るのはやめて、いろんな予定も、なんでも手帳と携帯のスケジュール帳と両方に書くようにしてるんだ。だってオレってほんとに驚くくらいに忘れっぽいから。ものすごいバカだからさーアハハ。」
「そうだねアハハ。自分がバカだということすら忘れたらもう終わりだねえアハハ。」
「ほんとだよねアハハ、もうおしまいだね。そしたらオレどうしようアハハ。」

ほのぼの情けない会話だ。
でも、この危機回避の方法は、大人にこそ応用可能だろう。

子供に注意するにしても、後の祭りなのに「おねしょをするな!」「食べ過ぎるな!」「薬を飲み忘れるな!」など怒鳴りつけても無意味である。
「どうしてこうなっちゃったんだろう。それはキミが忘れっぽいからなんだ。そのことさえ忘れなければ解決できるんだよ。」
と言うほうが、子供にとって希望を持てるし、言っている親としても怒りを抑えることができる(内心では、「またおねしょか!フザケンナ〜〜〜っ」と叫びたい衝動に駆られていても)。
私もとても欠点の多い性格なので、自分にもよく当てはめてみている。
根本的な性格ってどうせさほど変わらないから、短所を自覚するくらいしか、人はやることないんだと思うわ。

by apakaba | 2009-04-17 18:11 | 子供 | Comments(7)
Commented by ogawa at 2009-04-17 21:35 x
アキタコマチくん、なかなかいいなぁ。
薀蓄をたれながら話す彼と行動のギャップがとても面白い。

日々、学習ですね。
Commented by apakaba at 2009-04-17 22:35
ogawaさん、日々学習なのは大人も同じだけど、子供に向かってはやはりわかりやすく反省をうながす言い方をしなければね。
「ササニシキ」にはこういう注意の仕方をしていませんでした。
「お前が今怒られていることで考えなければならないことは二つ。どうして怒られたのか・これからどうすればいいのか、の二つだ。」という言葉を、私は何百回も言ってました。
「どうして怒られたのか・これからどうすればいいのか」は標語のようになり、それを言わせたり。
シンプルで人をへこませないように注意するには、ない知恵を絞ります。

怒りの感情に流されて、取り返しのつかない言葉を投げてしまったりしないように……と、反省する日々でした。

「アキタコマチ」は明るいので、「バカで忘れっぽいということさえ忘れずにいれば、自ずと身の振り方は見えてくる」という言い方をしています。
Commented by さると at 2009-04-20 10:01 x
自分のことを忘れたら終了ですな

危険回避のために習慣化してることって大人になってから増えました。
そのうち自分に付箋貼るようになるのだろうか・・
Commented by apakaba at 2009-04-20 11:33
さるとさん、まるで「私の頭の中の消しゴム」じゃないか(笑えません。)
自分の力を信頼しないってことがだんだん重要になってくるところが、情けないんだけど現実よねえ。
メモメモ!付箋!そしてそれをなくさないこと!
Commented by ぴよ at 2009-04-21 08:34 x
若い頃は(←このフレーズ使うようになった自分って。涙)
スケジュール帳は頭の中にあって、どれだけ予定が入っていても絶対に間違えたり忘れたりする事なんてなかったのに・・・
それが今では約束すると速攻で携帯のスケジュールメモに入力し、でも携帯のスケジュールを確認しないので更に忘れてしまうという事が判明し、現在は携帯スケジュールメモと更にアラーム機能まで駆使して、約束のある日の朝と約束時間の1時間半前にアラームを鳴らすように設定してありますよ。
どんだけ自分忘れっぽくなったんだと(涙)

でも確かに「忘れっぽい自分」というのを自覚しているか・いないかで危険回避はいくらでも出来ますね。
「バカな自分」を自覚していられるだけまだボケてないって事ね。
ちょっとホッとしました(苦笑)
Commented by キョヤジ at 2009-04-21 12:56 x
手帳やメモを見て。
え~と、何だったっけ?(完全終了)
Commented by apakaba at 2009-04-21 15:33
危機管理レス。
ぴよさん、アラーム機能って涙ぐましい!
携帯機能を使いこなしていてえらい!
私は前時代的人類なので、携帯のスケジュールは使ってないの。
壁のカレンダーに直接書き込み、あとは自分の手帳にメモメモ。
手帳を一日一回必ず見ることにしてるわ。
でもカレンダーはお客さんが来たとき恥ずかしいのであまりダイレクトな書き方をしないようにしてます。

キョヤジさん、電話番号だけとか、日付と時間だけメモしてあると「なんだろう?」になるよねえー。
電話番号だと「ここに電話してみようか?いや、早まるな」と必死。


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