あぱかば・ブログ篇

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2011年 01月 16日

毎年同じ

今朝、夫と「今年、車検だったけ?」と話していた。夫が
「もうクルマは金がかかってしょうがないから、もっと小さくしたいな。フィアット500とか、ミニ(ローバー)とか……」
と言う。
「でも5人乗れないよ。やっぱり、絶対に5人全員が乗れないクルマを買うのは、子供たちが出ていってからじゃないの。」
「だよなあ。さすがにもう少し先だな。」
「めったに5人そろって出かけることはないけど。でもねえ。」

今日は、5人そろって、犬も連れて、遅い初詣に行った。
徒歩だけど。
5人でかたまって歩く機会は年々減っている。
私以外はみんな背が高いので、ぞろぞろつながっていると、いかにも人が“いっぱいいる”感じがする。

絵馬はなぜか毎年「ササニシキ」が担当する。
「ササニシキ」が去年の絵馬を持っていって、お焚き上げの受付に納め、新しい絵馬を私が買うとそれを持って帰る。
去年、高3のとき“合格守”を買ったが大学受験に全部落ちていたので、今年はどうするのだろうと思って「“合格”は?」と聞くと、「する」と答える。
きのう、センター試験を受けてさんざんな結果だったらしく、いつも能天気な長男にしてはめずらしくかなり落ち込んでいたが、一晩寝たら回復したようだ。

“ねがいぶみ”という、神様への手紙を書いて封筒に心付けといっしょに入れるコーナーでは、「コシヒカリ」が熱心に「ササニシキ」合格祈願の長い手紙を書いていたようだった。
「わたし、“ねがいぶみ”に100円も入れちゃったんだよ。」

毎年、なんだか知らないが絵馬の裏に「ササニシキ」が世にも汚らしい字で願い事を書く。
おととしは「幸せ」と書いて、ひらがなの「せ」が書けず、「也」をまちがえたような字を書いていたが、まあまあ幸せに暮らせた。
去年は「神頼み」と書いていた。
「神頼みしても落ちたから今年はもう神頼みはしない。」
「じゃあなんて書くの。」
「まだわからない。」
今年の絵馬の裏は、白紙のままだ。

「アキタコマチ」は、フィルムカメラを提げていって、例年のように神社にいるコーシローを撮ろうとしていたが、人が多いのを見て興奮して犬が動くので
「だめだ!こんなにじっとしないならフィルムがもったいない!」
とけちくさいことを言って、あっさりあきらめてしまう。
デジタルから写真を始めた人間は、フィルムを使うのをとても“もったいない”と思ってしまうようだ。

帰り道の途中にあるモスバーガーに寄って、お昼にするのも毎年同じ。
大食いぞろいの家なので、注文は全員がレジに一列に並んで、各自が言い、列の最後に並んだ私がまとめて払うのも毎年。
店の外でお座りして待っているコーシローが、さびしさに耐えかねてワンワン吠え始めると、そわそわして、かわるがわる宥めに行ったりするのも。
お座りしている姿がいかにも忠犬らしく見えて「カワイイ〜」と、若いカップルが何組も頭を撫でていくのも。

「毎年同じ」は大事だな。と、みんなわかっているから、行っても毎年同じでたいしておもしろいことが待っているわけでもない全員の初詣に、文句も言わずについてくるんだな。
そのへんは、うちの子たちはほんとに機微を心得ているな。

子供が巣立ったら、と想像するととてもさびしい。
だからもうしばらく、5人全員が乗れるクルマを手放す気になれない。
小さいクルマを新しく買う余裕がないというのが現実的理由だけど、心理的理由は、5人が乗れないクルマを持ったら、もう二度と家族が揃った今に戻れないように思えてしまうからだ。


********追記********

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今年の絵馬の裏はこうなった

by apakaba | 2011-01-16 18:07 | 生活の話題 | Comments(10)
Commented by タカモト at 2011-01-16 19:34 x
今乗ってる車でもフィアットでもミニでもそー維持費的なものは変らんかと。
我家も今年(8月)車検です。
月日が経つのは早いですなぁ。。。
通すか我家もミニに買い替えるか・・・迷いところです。
ただ・・・俺には小さい気もするけど。(嫁希望)

>5人でかたまって歩く機会は年々減っている。
普通そーだろ。
「楽しい我家」的なミタニ家でもそーなんだから世の中の家族はもっと減ってるんぢゃねーの。
まー悪いことではないと思うけど。
家族であるなら年に1回は横並び(昔で言えばGメン歩き風)で歩きたいものですね。

初詣かぁ・・・・
10年以上行ったことねーなぁ。。。。

Commented by kaneniwa at 2011-01-16 21:55
ルーティンワークというものは昔はずいぶんと嫌ったもの
ですが、平凡な一年でありたい私には、そのルーティンという
ものに味わいを感じるようになりました。

毎年行くモスバーガーであったとしても、
昨年とはちょっと違う。
昨年のモスには絶品チーズバーガーはなかった。
いや、定番のハンバーガーをいつもの年のように
注文しても、自分が変化しているから昨年とはまた違う。
これもルーティンあっての気づきでしょう。

モスバーガーにビールが置いてないのが残念です。
(マクドにもありませんが)
ビールが置いてあれば、ルーティンがもうひとつ
できるのですが。

BYマーヒー
Commented by ogawa at 2011-01-16 23:05 x
私は、今日、今の車の11年目の車検を通してきました。
さて13年目はどうしましょうか。

娘が独立すれば2シーターのスポーツカーに買い換えたいと考えているのですが。
Commented by 副店長 at 2011-01-17 00:36 x
>神頼みしても落ちたから今年はもう神頼みはしない

その気持ち、とてもよくわかります。わたしもまったく同じでした。浪人のときは一切神仏には祈ってないかもしれません。なにより、風邪などをひかないように「健康祈願」がいちばんいいのでは。もう実力は十二分にあるのだから、あとは体調だけだと思います。
ササニシキくん、おととしの「せ」に続き、今年は「嘗」という字がちょっと惜しかったですね(微笑)
Commented by 喜楽院 at 2011-01-17 03:21 x
「冒頭部」が提出した“宿題”を背負って出現する、濃厚な“ラスト4行”には、感動いたしました。
Commented by apakaba at 2011-01-18 08:18
毎年同じレス。
タカモトさん、ミニも今や大してミニじゃなくなってきたからね。
「ミニミニ大作戦」のときまでは、ミニだった……
クルマってお金かかるけど、まったくなしというのも困るし。
私は今のが気に入っているから買い替えたくないです。

親って、子供が生まれた瞬間から、毎日「うれしい」と「さびしい」が同時に来るもので。
日々大きくなるのはうれしいけど、二度と昔には戻らないのはさびしい、と。
Gメン歩きに犬もトコトコ、というのは和むなー

マーヒーさん、先日モスでは「売り切れ間近」でチキンのナントカペッパー風味というのがあり、うちでは誰も注文しませんでした。
期間限定モノに一番手を出しやすい私も、「ビールもなしにこんなもん食えるか」とチラッと思ったわ。
Commented by apakaba at 2011-01-18 08:23
毎年同じレスつづき。
ogawaさん、愛妻を2シーターに乗せて疾走ですか。
いいなあ。
うちはまだだいぶ先だわ。

副店長さん、浪人の心境を推し量ることができないのが私の弱点です。
その辺は夫のほうが機微を心得ていますわ。
バカは風邪引かない長男は、真冬にTシャツでいてもへっちゃらな頑丈さですが、花粉症がひどいのだけが大敵です。

>「嘗」という字がちょっと惜しかったですね(微笑)

つわかんむりではありませんね。
Commented by apakaba at 2011-01-18 08:29
毎年同じさらにつづき。
喜楽院さん、これほど「うれしい」と「さびしい」が表裏一体なことって、子供以外にあるのかしら?
新生児のときから、他人の目には同じに見えても、一晩で「きのうの顔とちがってる!」と思うし、赤ちゃんが大きくなると新しいかわいさを身に付けるけどあの胎児そのものの小ささには戻らない。
それに較べて、オトナってなんと進歩のない生き物でしょう。
彼らのまぶしいほどの成長ぶりを毎日見ていると、我が身(と伴侶)の成長のなさにまったくガックリだ
Commented by minmei316 at 2011-01-18 11:55
なんだろ・・・
読んでて胸がキューーっと締め付けられる感じ
涙がこぼれそうになりました
いずれ子供達は親元を離れていく。またそうならないと困るのだけれど
困るのだけれど、ちょっと寂しいね~
それと自分の親も思い出した。
わたしは4人兄弟だったから、この大勢の兄弟がひとり減りふたり減り
一時期は全員が親元を離れて両親ふたりだけ、という時期がありましたが
その頃母親はどんな気持ちだったろうか・・・と今頃になって気づく
当時、もっと何かしてやればよかったと後悔先に立たず・・・
若い頃なんて、家を顧みる余裕なんてなかった。先ばかり見てたなぁ・・・
Commented by apakaba at 2011-01-18 12:23
http://apakaba.exblog.jp/10440603/

2年前に書いたのですが、このときは「5人で自転車」という話でした。
私は、これを読むと自分でも泣けます(おめでたいわー)
あれからわが家の自転車は壊れたり取られたりして減ってしまい、「もういいか」ということで、これを書いた日を最後に、二度と5人でのろのろサイクリングすることはなくなりました。

子供がもっと小さいころは夢中なんだけど、だんだん大きくなってこちらにも一息つく余裕ができるころには、感慨深くなりますね。


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