あぱかば・ブログ篇

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2011年 11月 30日

共感覚

私は小学生相手の塾をやっていて、自分の子供と仕事の話をすることもある。
低学年に効率よく『たし算・ひき算』を理解させるにはどうしたらいいかという話を、娘の「コシヒカリ(中2)」としていた。
そのとき、娘が奇妙なことを言い始める。
「8は魔女っぽいのよね、わたしの中では……」
「ん?どういうこと?」

よく聞いてみると、娘は1から9までの数字に、かなり具体的な人格を持ってイメージしていたのである。
「それは、いつから考えていたの?最近じゃないの?マンガの読み過ぎとか。」
「ううん、もっとずっと小さいときから。算数を習い始めたばかりのころから。」
母親は幼い我が子の心の中をなんでも見通していると思っているものだが、それはとんだ思い上がりで、現に私も、娘がそんなふうに数字をとらえていたことを、まったく知らなかった。

それからしばらくして、mixiニュースの「2と7は恋愛関係 共感覚の謎」という見出しにはっとした。
これ、うちの娘の話じゃないの?
共感覚の謎、最新技術で解明進む」という記事を読むと、娘のような感覚を共感覚者と呼び、19世紀以来、精神障害と見なされていたとある。
うわー現代に生まれてよかった。
(mixiニュースのリンクが切れるといけないので、Wikiの解説も貼り付けておきます。共感覚 Wikiより。)

このニュースを読んで興奮していると、「ササニシキ」が「なにを騒いでいるの」と言うので「コシヒカリ」の話をする。
すると
「それってふつうでしょ。」
「えっ?お前も持ってるの?数字のイメージ。」
「子供なら誰でも持ってるでしょそんなの。4は女の子。9はおばあちゃん。……」
ひえええええ!
娘だけじゃなくて、長男もだった!

遺伝的要素が強いと書いてあるが、私にはこの感覚はない。
ちなみに、次男と夫にもなかった。
わが家は、長男と娘が共感覚者か。
おたくは何人、共感覚者?

娘に書いてもらった各数字のイメージを載せておく。

1 男。赤くて、サングラスをかけている。ギターを持っていていつもえらそう。3が好き。
2 男。ナヨナヨしていて弱いのに3と付き合っている。黄緑のイメージ。8にかわいがられている。
3 みんなのアイドル的存在。ピンクのイメージでよくいる優等生。女の子。8に嫌われているけど気付いていない。
4 男。スネ夫みたいでいやな奴。3が好きでいつも言い寄ってくる。6は兄貴的存在で仲がいい。8のどれい。黄色のイメージ。
5 男。黒のイメージで特にこれといった特徴のない人。3が好きだけど8にかわいがられている。7と仲が悪い。
6 男。いい人。みんなのお兄さん。3を妹のようにかわいがっている。8の部下で7とは友達。黄緑のイメージ。
7 男。さわやかな人でいつもニコニコ。3が好き。水色のイメージ。8の手伝いをしている。5と仲が悪いが本気で相手をしていない。4を弟のようにかわいがっている。
8 女。魔女。女だといわれている。赤紫のイメージ。2を自分のものにしようとしているが3と付き合っているので3が嫌い。9を尊敬している。
9 男。老人で、みんなから長老と呼ばれている。1と気が合う。灰色のイメージ。つえをついていて、自分をえらいと思っている。


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黄緑がふたり?若い男はみんな3が好き?
「3がアイドルなのは、自分(娘)が兄弟の3番目だからじゃないの?」
「ちがうの!これはだいたい、10になる組み合わせなの。1と9は10になるから仲がいいの。4と6も。3と7も仲がいいでしょ。8が2を自分のものにしたいのは10になれるから。」
「でも2と3は付き合ってても10にはなれないよ。」
「全部が全部ってわけじゃないの。」
5に個性がないのは、ひとりでも(自力で、というのか?もうひとつ5があれば)10になれるからなのかなあ……なんてことを、あまり深く考えても仕方がないらしい。
“共感覚”は、きわめて個人的な感覚で、同じ数字を見てもそこに覚える感覚はまるでばらばらだからだ。

by apakaba | 2011-11-30 09:06 | 子供 | Comments(6)
Commented by minmei316 at 2011-11-30 17:36
わーーおもしろーい!!
コシヒカリちゃん凄い具体的すぎ!
でもそんな感覚で算数に取り組めば楽しいかもね
7君と3さんが・・・とかいって・・・
今日帰ったら娘にも聞いてみよう・・・
といってもあまり期待はできないな・・・
だって、二人とも数字にはあまり愛着なさそうだもん・・・orz
先日の方程式100問テスト、37点だって orz
Commented by apakaba at 2011-11-30 21:58
私も高校時代、数学は5点とか0点とか取っていたので、非難できませんわ。
それでもちゃんと進学できます!

なんか、母親といっても小さいコドモの心を知らなかったのだな……と思ったのですよ。
Commented by kajikko at 2011-11-30 22:36 x
数字にこういう感覚を持ったことがないので、読んでていて、すごい驚きでした。「嘘の五三八」という言葉があるけど、似たような感覚なんだろうか。
Commented by apakaba at 2011-12-01 07:46
私もずっと「ウソの五三八」と思っていたけど、「ウソの三八」という地方もあるみたいよ。

もしかしたら、うーんと小さかったころは、誰でもある程度なんにでも人格を与えたりしていたのかもしれない。
それを忘れてしまうか、覚えているかのちがいか?
でもここまで鮮明なのは、やっぱりあまりない感覚かな。
Commented by saheizi-inokori at 2011-12-01 13:28
2がアヒルってのは単に似てるってだけ、8が蝶々も。そういう感覚って他の感覚にも影響があるんですか。
Commented by apakaba at 2011-12-01 14:46
2がアヒルなのは、うーん、なんとも言いようが……でも、言われてみれば、多くの子供にとって「2はアヒル」でした。白鳥でもいいけど。
8はダルマでした。

Wikiのページを読んでみましたが、個人差が著しくて、共感覚の段階も無限にあるみたいなのでわからないですねえ。
ただ、うちの子供たちはまったく平凡な人間なので、その感覚を持っているからといって非凡な才に恵まれているとも限らない、ということだけはいえます(あらら〜)。


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