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あぱかば・ブログ篇

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2011年 12月 28日

慣用句をいいまちがえる

「アキタコマチ」 :オレの友だち、慣用句に弱すぎる。会話してると困る。
私 :たとえば?
ア :たとえば、“誰かがなにかやろうとしているときに、「お前それはどうなの、あまりよくないぞ」みたいにいうこと”って、なんて言う?
私 :んんんー?“水を差す”?
ア :あ、ちがう、“水を差す”だと、やろうとしていることのやる気をなくさせるみたいな意味になるじゃん。そうじゃなくて、忠告っぽい意味を込めて。
私 :ああ、“釘を刺す”か。
ア :そう。そうだよねえ?でも友だちが“釘を打つ”って言うんだよ!ひとりじゃなく何人も!

ア :あとこの前、中学時代の同窓会をやるって話になって、○○が幹事をやることになったんだけど、それを××が「じゃあ○○の“腕の拝見”だな!」って……オレもうだめ……
私 :腕の拝見???予防注射?
ア :たぶん、“腕の見せ所”と“お手並み拝見”がごっちゃになっちゃったんだと思うんだよね。でも恥ずかしすぎない?だったら慣用句なんか使わなければいいのに。

私も4年生以上の小学生には国語で慣用句を教えるときがあるが、からっきしできない子と、一発で全問正解する子がいる。
できる・できない、どちらかにはっきりと分かれる。
こういうのってプリント学習じゃないんだよね。
ご家庭での言語生活なのよね。

by apakaba | 2011-12-28 14:32 | 子供 | Comments(2)
Commented by saheizi-inokori at 2011-12-28 18:41
できる子とできない子に”くさびを打ち込む”なんてもうわからない子が多いかも。
Commented by apakaba at 2011-12-29 00:07
慣用句に親しむかどうかは、かなりその子の家庭環境にかかってくると思います。
勉強のできる子は、プリント学習でもどうにか使えるようになるけど、勉強の苦手な子がみんな慣用句を知らないかというとそうでもなく……たとえば3世代3世帯同居、とかの子はわりと強いです。


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