あぱかば・ブログ篇

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2013年 02月 14日

受験が終わって

受験秒読みの子にかける言葉と、父の命日にの話の続き。
娘の「コシヒカリ」の高校入試は、一勝二敗、なんとかひとつ合格したので二次募集に走り回らなくて済みます。
皆様、温かいお言葉をありがとうございました。


息子たちの高校受験のときは見に行くことがなかったのに、今回は三日続けて私が発表に行ったので、なんだかグッタリ疲れた。
「コシヒカリ」は結果を聞いて、「うわーーーーーーん!」と両目から涙を放物線のように撒き散らして泣いた。
しかし一晩たつと、泣き腫らしてはいるが表情はすっきりしていて、中学から帰ってきたらけろりとしていた。
涙は心のデトックスとは本当なんだなあ。

「チャレンジ校はともかく、実力相応校にも落ちたんだから、それは実力が足りなかったってことでしょう。」
と私が言うと、間髪入れず
「ちがうよ“実力”が足りないんじゃなくて“努力”が足りなかったの。」
と言い返す、減らず口にあきれかえる。

今日は、制服などの指定用品の買い物に行ってきた。
「ササニシキ」も「アキタコマチ」も、幼稚園時代以来、一度も制服を着たことがなく、「コシヒカリ」は幼稚園さえ私服だったから、初めての制服に緊張している。
「友達できるかなあ……。」と、心細そうだ。
でも高校の校舎内を歩き回るうちに元気が出てきて、
「わたしがんばる。ちゃんと勉強する。生徒会長になろうかなあ。」
などと言っていた。

おととい、自信満々だった“実力相応校”にも落ちてしまった夜、「コシヒカリ」は早々に夕食を終えて部屋に引っ込んでしまい、あとの4人で食べていた。
「ササニシキ」は、近所のなかなか評判のいい塾で、塾講師のバイトをやっている。

サ :「コシヒカリ」もオレの塾に入ったら。オレの生徒も、高校からバリバリやって、大学はけっこう上位校を狙えるようになってるよ。

夫 :そんな塾に入れるより、教科を分担して家で教えようぜ。お前(「ササニシキ」)、英語と社会な。俺、国語。

私 :えっ、あたしも国語!

「アキタコマチ」 :数学いないけど?

夫 :大学受験に数学なんかいらねえよ!

ア :でも教科かぶってるよ。国語ふたりいるよ。

一同 :………………。

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春されば まづ咲く宿の梅の花 独り見つつや 春日暮らさむ。
でもうちはひとりじゃなくて、いっぱいいる。

がんばれ「コシヒカリ」。
涙の数だけ強くなれるよ。
アスファルトに咲く花のように。ほほほ。

by apakaba | 2013-02-14 10:33 | 子供 | Comments(10)
Commented by タカモト at 2013-02-14 23:36 x
おっ、まずはおめでとうですね。
ほんにんがそこで「やる気」を出すのだからおめでとうでいいよね♩
Commented by キョヤジ at 2013-02-14 23:52 x
よし、BBQに連れて行ってあげよう。w
Commented by kajikko at 2013-02-15 01:04 x
前の記事に付けるべきコメントかもしれないけど、人間、どこかで挫折、失敗しますよね。今、それを味わうべきと亡きお父様(祖父)が配慮されたんのかもしれませんね。
長い目で見るのは、15歳では難しいかもしれないけど、禍福はあざなえる縄のごとしなので、何が良くて、何が悪いのかは短期的には分からないのが、人生の妙味だな、と。
Commented by apakaba at 2013-02-15 09:28
受験が終わってレス。
タカモトさん、ありがとう!
男子とちがって、女の子は大泣きして気持ちを切り替えるという技を持っているのね……と、あきれながらも感心しました。
男はなかなかああは泣けません。

キョヤジさん、ワーーーーイ!

kajikkoくん、まったく同感だわ。
二校目に落ちたとき、私もそう感じました。
挫折を知らない人間は傲慢になるからね。
あの子はきわめて傲慢な子なので、いい薬だわ。
どうもありがとう。
Commented by 那由他 at 2013-02-15 12:24 x
コシヒカリちゃんの高校合格、おめでとうございます。

試験を通して、挫折を経験されたのはお辛いことでも、
そこから得るものを受け止め、学ばれ、
乗り越えて先へ進まれるお子さんだと思います。

翌朝、すっきりとした顔で起きてこられたコシヒカリちゃん、
「日経プラス1」の「現代の名言」の第3位「ろくな晩じゃねぇや。寝ちまえ 寝ちまえ 寝て起きりゃあ別の日だ」(「百日紅」杉浦日向子)が頭をよぎりました。

春からは高校生の日々が待っていること、わくわくしてうれしいことですね。
天の配剤でこの学校がコシヒカリちゃんの人生に備えられていて、ご縁が結ばれたということでしょう。
Commented by apakaba at 2013-02-15 21:45
那由他さんありがとうございます。
若いっていいな〜と、こういう節目のときにはつくづく思いますね。
泣くことも挫折することもうらやましいというかかわいいというか。
Commented by Morikon at 2013-02-15 22:57 x
合格おめでとう!&お疲れ様でした@一家全員。

子供の頃の全能感って、たいてい
中学の部活あたりで潰されるものですが、
彼女は温存されてたのかな?

まぁ高校受験なんて「ちょっと大きなゲーム」
みたいなもんなんで、これからも
今回の経験を肥やしに
エントリーし続けるだけですよね~。
Commented by apakaba at 2013-02-15 23:09
Morikonさん、ありがとう!
あの子は部活をやってなかったからねえ。
それだけ、人と真剣に勝負するチャンスもなかったということですよ。
メンタリティーが小学生気分のままだった。
とても遅くなってしまったけど、高校生になったら今度こそ部活に入って、実力差とか上下関係とかを学んでほしい。
Commented by ぴよ at 2013-02-16 00:08 x
合格おめでとう!
4月から制服生活が始まるんだね♪新鮮で楽しいよきっと^^
それにしても「自宅塾の担当割」の会話には思わず声を上げて笑ってしまいましたわ。ミタニ家は文系ファミリーですか。

話題はコシヒカリちゃんの事に集中していますが…
末っ子もこれで高校に入る事が決まって、お母さんとしてのお仕事は一段落片付いた、という感じですか?
3人の子育て、本当に大変だったでしょう?お疲れ様でした。
全員が成人するまでにはまだ少し時間があるけれど、子供も高校に入学するような年齢になれば、精神的にも肉体的にもほぼ成熟したと言えるでしょう。
まずは「子育て」「躾」としての母親の役割は卒業じゃないかしら?
少し肩の荷が下りますね。本当にお疲れ様でした!
Commented by apakaba at 2013-02-16 00:27
ぴよさん、ありがとうございます!
今日、車をぼけーっと走らせながら(あぶないです)、「そうか、4月からはもう中学に用事がないんだ。9年間、行き続けていたあの中学にも」と、はっと気づいたのですよ。
娘は高校へ、次男は高校から専門学校へ、長男は大学生のままだけどキャンパスが横浜から東京へ変わるし、それぞれががらっと変わるんだなあ。
これが子供にとっては、本当に大きな転換点なんだろうな。

そうね〜チビッコはもういないですね。
敢えて言えばチビッコは私で←ほっといてください
もうおばあさんですよ。気分的には。


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