あぱかば・ブログ篇

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2013年 06月 15日

誰の心情に寄り添うか?

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きのうやった雑用のひとつ。9月の運動会で、一等賞二等賞などの目印に、園児さんの腕につける「等賞リボン」の作成。100個くらい作って、また来週に持ち越し

幼稚園の雑用係として働いていると、幼稚園というのはほんとに先生たちの善意の手作りでいろんなことが成り立っているのね……と実感する。
子供3人の先生たちに、今さらながらお礼を言いたい気分だ。
小学校や中学校の音楽の授業では、選曲の意味がさっぱりわからないJ-POPを習ったりしているが、幼稚園のほうがよほどまともな童謡を唄わせている。
それを聴きながら仕事をしていると、とても和む。

さて、そんな幼稚園でもやっぱり“家政婦は見た!”的な裏事情はあるもので、この幼稚園は完全同族経営だ。
おばあちゃんが理事長、60代くらいのお母さんが園長、まだ20代とおぼしき若い息子さんが事務と教員の統括をしている。
おばあちゃんは名誉職で実質なにもしないようだが、園長と若先生は24時間いっしょにいる(自宅と幼稚園はつながっている)。

この、若先生のストレスがものすごい。
二人はつねに険悪である。
職員室に二人でいると、親子ともずーっと苛々して言い争っている。
園長からすると「あの子はなんにもわかってない」、若先生からすると「園長のやり方じゃ物事が進まない」。
古い絵本の整理ひとつでも、園長は「本は大事。なるべく捨てないで」、若先生は「ぼろぼろな本や明らかに誰も手にとらない本は、捨てていかないと、いつまでも整理なんかできないよ!」
私は両方に「そうですねえ」とか言いながら、最低限の量の古本をひもで縛って捨てた。

なんでもかんでも倉庫に取っておきたがる園長も(おかげで未整理のモノがあふれかえっている)、私がいるのに職員室で声を荒げる若先生の未熟さも、双方に非はあるし、同族経営がうまくいっていないときのありふれた光景だ。

それよりも自分でおもしろいと思ったことは、私は、新旧対立の場面になったとき、ほとんどの場合、“若い人の心情に寄り添ってしまう”ということだ。
なぜだろう?

年齢的には、私は二人の真ん中よりも園長のほうに近いだろう。
でも、人格的にも経験もまだまだの若い人を応援したくなる。
自分が、まだ若者気分だから?
それとも、彼と同じように未来がたくさんある子供を持つ母親として、“滑っても転んでも応援するから、ガンバレ”という母親的な心理が働くのだろうか。
母親と経営者という二つの立場から息子を見守らなければならない、園長の二重のつらさも感じるし。

「映画や小説などの登場人物の、“誰”に感情移入するか」という話にも似ている。
同じ作品でも、長い年月を経たり心境が変わったりしたあとでもう一度触れると、まったく見落としていた登場人物の気持ちに寄り添うようになっていたりするものね。

(“家政婦は見た!”的な日々はまだつづくけど、家から近い職場では、たとえハンドルネームといえどこんなこと書くと支障があるから、遠い場所にしてよかったな!)

by apakaba | 2013-06-15 12:38 | 生活の話題 | Comments(0)


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