2013年 07月 01日

幼稚園の仕事その後

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幼稚園で雑用のアルバイトを始めて、早くも契約期間の一ヶ月になろうとしている。
今週いっぱいで雑用の出勤は終わり、9月になったら年少クラスのセンセイ(副担任)として復帰する。

私は、19年前から9年間、“幼稚園ママ”だった。
自宅で塾をやっていたときに来ていた生徒は95%くらい小学生だったし、今も小学校には図書ボランティアで出入りしているから小学生には慣れている。
しかし幼稚園児(3歳から6歳児、いまどきはプレ幼稚園などといって2歳児も預かる)はご無沙汰だ。
彼らの、“赤ちゃん”をようやく脱したばかりの、まだまだ子犬や子猫のように動物っぽい愛らしさには毎日心が洗われる。

私が、掲示物の掲示や、壁の汚れ落としなどの雑用の作業をしていると、彼らは
「なにしてるのー!」
と、声を張り上げて聞いてくる。
聞かずにはいられないらしい。
ひとりふたりと集まってくると、「なにしてるのー!」の大合唱になる。
私が
「えーとねえ、ガムテープの跡が汚いから汚れを落としているんだよ。」
「大事なお手紙を貼り出しています。」
と真面目に答えて振り向くと、たいていは「ふーん」と全然わかっていない顔をするか、すでに立ち去っていて、誰もいない。
これが小学生なら、こんなことにはならない。
他人に声をかける、ということ自体が遊びなんだな。

子供の間を縫って歩いていると、「せんせーぃ」と囁きながら、ちょこちょこっと手を振ってきたり、後ろから手をそっと握ってきたり、いきなりお尻をバシッと叩かれたりする。
私に触れるその手は「よくまあこれでなんでもできるね」と見入ってしまうほど小さい。

赤ちゃんが最初に一人遊びをする遊び相手は、自分の手だ。
手をしゃぶり、手を目の前にかざして飽きもせず眺めている。
だんだん、手は自分の唯一の遊び相手から、外の世界を最初にたしかめる手段(まさに、“手”)になっていく。
彼らは私に手で触って、私が敵でないことを瞬時に知ることができる。

実は、私は9月から、そんなかわいい彼らを載せて幼稚園バスを運転しなければならない!トホホ!
バスといっても、日産のキャラバンを幼稚園用に改造した車だから普通免許で運転できるのだが、私は先日生まれて初めて、練習でこのワンボックスの大きな車を運転した!
キャラバンの車体はかわいらしい塗装が施してあり、中に入ると、小さい小さい座席がいっぱい並んでいるため、いやに広く感じる。
でも天井に頭がつかえてしまうし、座席にはお尻が入らない。
まるで白雪姫になった気分である。

国産車というのはやたらとブレーキの効きがいいのね。
そしてあの長ーいギアも、初めて触ったわ。おもしろい!
同乗した事務長さん(私のボス。園長の息子の若い男性)には、
「運転うまいですね。」
と安心してもらえた。

新しい環境へ出て行って、新しい仕事をするのはとにかくなんでも楽しい。
今は地味そのものの雑用だけど、9月からは、いよいよ得意の紙芝居や絵本も読める!
園児も先生たちも、びっくりするなよ!

by apakaba | 2013-07-01 08:52 | 生活の話題 | Comments(2)
Commented by メリー at 2013-07-01 10:50 x
楽しんでるようですねー!
でも、幼稚園バスの運転って、普通免許でいけるのかー。
運賃をとってないから?
でも、幼稚園側が提供しているサービスだから、業務として、2種免許とかいらないのかな?
園児を乗せての運転、楽しいだろうけど、気ぃつかいそう~(*´з`)
Commented by apakaba at 2013-07-02 08:11
正確にはバスではなくて普通の自動車だからねえ。
教習所とまったく同じ運転をしてくださいと言われてます!


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