あぱかば・ブログ篇

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2013年 08月 08日

「コシヒカリ」のオーストラリアホームステイ報告

「え、『コシヒカリ』ちゃんはもうオーストラリアに行っちゃったの?あの子はなんでもかんでも動物に触るでしょう。それをやったらいけないって注意しようと思ってたのに。大丈夫かしら。」
と、義母は心配していたが。

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きのう、娘の「コシヒカリ」が11日間のホームステイから帰ってきた(旅立った日の話はこちら→オーストラリアへ、行ってらっしゃい)。
出発の日、かなり心細そうにしょんぼりしていたのが気になって、11日間ずっと「ホームシックで泣いてないかなあ」なんて思っていたが、ホストファミリーの手厚いケアのおかげで、楽しく過ごしてきたらしい。
ホストファミリーは10歳と7歳の女の子がいる、そうとうエリートなご家庭だったらしく、犬が3匹いたのもうれしかったようだし、自然がたっぷりな環境での学校生活もよかったという。

帰りに一泊して立ち寄ったシンガポールも、友達は皆「オーストラリアのほうがよかった。オーストラリアに戻りたい!」と言っていたけれど「コシヒカリ」には興味が尽きない場所だったらしい。
チャンギ空港で「好きな店で自由に食事をしていい」と先生に言われて、皆ゾロゾロとバーガーキングに入りそうになっていたのを
「ちょっと待って!ハンバーガーは日本でも食べられるから、せっかくなら麵の店にでも入ってみよう」
と麺専門店に連れて行ったというのも、旅慣れている娘らしい話だ、うん、まあそんなもんだろう。
それはいいのだが、私の心配は義母と同じく、この子が無類の生き物好きという点にある。

「楽しい経験でよかったね。ところで。なにか野生動物に触った?」
「うん。道端で、野生のカンガルーに触った。」

……“やっぱり……”という思いと、うっそーカンガルーって触れるの?という半信半疑な気持ちで、いきさつを聞いてみた。
聞けば聞くほど、それはとんでもない話だった……

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ホストファミリー全員と「コシヒカリ」が車で森に遊びにいく途中、小型のカンガルーが数頭いた。
カンガルーを見かけることはめずらしくないが、ファミリーは娘の動物好きを察して停車してくれた。
小型のカンガルーは、立ち上がっても120センチくらいしか高さがなく、若い一頭がひょこひょこ近づいてきた。
娘はじっくり時間をかけて徐々に距離を詰めていき、手を伸ばせば触れるくらいまで近づいてから、手を差し出すと、カンガルーは手のにおいを嗅ぎ、お菓子のにおいを感じてさらに近づいてきた。
「コシヒカリ」は顔を近づけて、カンガルーと鼻と鼻をくっつけ合った。
そして犬によくやるように、首根っこを掻いてやると、カンガルーは気持ちよさそうに体を娘の手に預けてきた。
ファミリーの娘たちもビックリしていた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コラーーーーーーーーーーー!
あれほど野生動物は触るなと言ったのに!
この子のナウシカ気分は、いったいいつになったらなくなるの?
いや、ここまでやれるのはすごいとは思う。
すごいとは思うけれど、どアップで撮ったそのカンガルーの写真に写っている鋭い爪を見てぞっとした。
たとえカンガルーに敵意がなくても、万が一、なにかに驚いた拍子にうっかり娘をひっかいてしまったら。
カンガルーを触った手で、うっかり目をこすったり、自分の傷口に触れたりしていたら。
野生動物は家畜やペットとは別物なのだということを、この際、徹底的に教えなければ。

と、私が驚いていると、兄の「アキタコマチ」が先に厳しく叱ってくれた。
「あのねえ、野生動物はほんとに汚い環境で生きているんだよ。すっごい汚い水とか飲んでるんだし、寄生虫が山ほどいるような生き物を餌にしたりしているんだから。それで生きていられるんだから体のつくりが人間とはちがうの。いくらかわいいからって触ったらダメ。もういいかげんに心得なさい。」
まったく、まったくそのとおりです。

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たしかに、こりゃかわいいや。

娘は愛嬌のない女の子だが、生活ということになれば案外適応力を発揮するのかもしれない。
その点は、心配する必要はなかったのかもしれない。
しかしまさか野生のカンガルーと鼻をくっつけ合うなんて、そこまで大馬鹿者だったなんて、少し予想はしていたけどやっぱりショック。
まだまだ子育ての心配は続く。
エイズやエボラ出血熱だって、もとは野生動物と人間との接触から広まったのだし!
(なんか思いがけないステイ報告になってしまったよ……)

by apakaba | 2013-08-08 15:24 | 子供 | Comments(4)
Commented by キョヤジ at 2013-08-08 23:23 x
コシヒカリさんは、もうそういう方向に進むしかないのかな。
動物園の飼育員とか国立公園のレンジャーとか。
すきこそものの・・・
Commented by apakaba at 2013-08-08 23:58
うーん、北大に行ってクマ研(ヒグマ研究会)に入ってもらいたいと思っていたのだけど、理系の勉強がからっきし。
やっぱ脳内ナウシカなだけね。
動物園の飼育係も、私はすごくいいなあと思っているのだけど、どうやったらなれるのだろう。
Commented by ぴよ at 2013-08-10 01:32 x
やべえ。
自分ももし豪州行って道端で野良カンガルー(小サイズ)に接近遭遇しちゃったら、まったくコシヒカリと同じ行動を取りそうな予感^^;

でも確かに本当に野生動物が好きで本気で向き合いたいなら、まずは彼らの生態をきちんと学んだ上で対峙しなければね。
ただ「可愛い~♪好きぃ~♪」な気持ちだけで向かってはいけない相手なんだと、そこの部分をコシヒカリにも理解してもらわないとね。

…という説得が彼女の向学心に火を付ける!的な展開はー?^^
Commented by apakaba at 2013-08-10 10:44
いやこの小サイズカンガルーは反則でしょ。
私だって手なずけちゃうと思うわ。
でも親としての建前は通さないと……
「謎の出血熱、“カンガルー熱”の発生源はこの少女!」とかになったら困るもん!(ないけど)

私は本気で、あの子が旭山動物園の飼育係とかになれたら最高だなあと思ってるの。
でも学校の「生物」はぜんぜんだめで苦手科目で、彼女もぱっとしないなあ。


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