あぱかば・ブログ篇

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2013年 11月 07日

「ササニシキ」の伊勢旅行報告を聞く

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人の風邪は犬には移らない

何年ぶりかの大風邪を引き、きのうから今日にかけて熱で動けなかった。
今日の午後、病院の薬が効いて起き出してみると、長男「ササニシキ」が風呂上がりのさっぱりした顔をしている。
おとといの深夜から、突発的に旅行に行って戻ってきたばかりらしい。
友達と車で伊勢まで行ってきたと言う。
お土産の赤福がテーブルにある。

「おかえり。楽しかった?」
「うん。」
「おかーさんは見ての通り風邪で具合が悪いんだ。」
「赤福を食べて。」
「ありがとう。赤福大好き。うれしいな。」
「うまいよね。」

「ササニシキ」は運転が下手だ。
いくら運転がうまい友達と一緒とはいえ、たまには交代するだろうから、夜中の東名で大丈夫だろうか……と、おとといは夜通し心配していた(それで体調を崩したともいえる)。

「どこに行ったの。」
「伊勢神宮と、ナガシマスパーランド。そこは“東の富士急、西のナガシマ”と呼ばれているらしい。“東のディズニーランド、西のUSJ”みたいなもんで。」
「ああおかーさんも行ったことあるよ。そんなにすごかったっけな?伊勢神宮は式年遷宮だからきれいだったでしょう。でもえらそうだよねあそこ。」
「うん。きれいだった。木が真っ白だった。それでえらそうだった。あそこって政教分離ぎりぎりだよね?
泊まりは鳥羽の旅館に飛び込んだ。
けっこう金使った。友達が金持ちで、遊び方が豪勢だから……」
「そりゃ慶應ボーイと遊ぶのは金がかかるだろうよ。」
「うん、付き合うのが大変。伊勢海老を食べた。お造りで。あと松阪牛も。オレあの辺が名産地だって初めて知った。松阪牛の串焼きが一串800円で……しかも帰りに、その金持ちの友達が『せっかくだから、浜松で降りて』」
「『うなぎを食おうぜ』って?」
「うん。うなぎも食った。うまいもんばかり。だから金がない。金持ちの友達に付き合って、iPadを買うお金がなくなった。」
「でも学生のときのそういう旅は、いいものだよ。勤め始めたらなかなかそう突発的な旅行って行かれないからねえ。無理しても、行くのは楽しいものよ。」
「うん。だから行ってきた。」
「ふーん。おかーさん疲れた。少し寝るから。」
「赤福を食べたら。」
「そうだね。『ササニシキ』がお茶を淹れてくれたら食べようかな。」

病み上がりのきしむ体で話しているのはつらかったが、子供が旅の話をするのを聞くのはおもしろい。

そのときふと思った。
私は、この子の年のころ、あちこち旅をし始めていたけれど、母親に細かい話をしたことなどなかった。
ましてお土産なんて、買ってきた記憶はまったくない。
うちの子供たちは、どうしてこんなに親と話すんだろう?

私が旅の話を聞くのが好きだからかもしれない。
私も、ナガシマスパーランドも伊勢神宮も行ったし、夜中に東名を走って名古屋まで行ったことがある。
楽しそうに話を聞く相手には、話したくなるものなんだろうな。

by apakaba | 2013-11-07 23:14 | 子供 | Comments(0)


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