あぱかば・ブログ篇

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2014年 09月 02日

やっぱりチームラボ。東京都現代美術館「ミッション[宇宙×芸術]-コスモロジーを超えて」

先週の金曜日、東京都現代美術館で開催されていた(会期終了)「ミッション[宇宙×芸術]-コスモロジーを超えて」へ行ってきた。
うちからだととても遠いが、チームラボが出展しているので夕方から首都高で。
電車で行く元気なし。

宇宙というテーマから、「博物館のほうがいいのでは?」と懸念していたが、展示を見たら「美術館」で納得した。
宇宙にインスピレーションを得た、ジャンルを超えたさまざまなアートが中心となっていた。
まあやっぱり、私としてはチームラボ圧勝でしたけどね!
なにしろ代表の猪子さんが好きすぎて、夢に出たりするくらいだ。

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「冷たい生命」は佐賀のチームラボ展でも見た感動作。
書道の墨痕が描く「生」という字の軌跡から、地上のあらゆる生命が生まれ、四季が生まれ、過ぎていく。
デジタルアートでありつつ、表現はきわめて日本的な美。
過ぎゆくものへの郷愁、巡り来る次の季節への喜びと懐かしさ。
去っていくもの(花、蝶、葉)へ向かって手を伸ばしたくなるが……ふと剥落するように、その裏側のデジタルの骨組みを見せられる。
そこで興ざめするかと思えば、かえってますます儚さを募らせる。
人に芽生えるあらゆる感情を、現代の天才はデジタルで余すところなく映し出す。

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そしてこの展覧会のための新作「憑依する滝、人工衛星の重力」は、広い会場が飛沫の湿気で満たされるかのような心地になるデジタルインスタレーションであった。
人工衛星にふりそそぐ水は、ほんものの水のようでありながら、ほんものの水の落下よりもわずかに遅い。
そこに、見る者それぞれの気持ちを入り込ませる「余地」が生まれる。
見る人によって自由な解釈を結べ、自由に想像を遊ばせ、ただぼんやりと見入るのも自由。
自由落下を少し遅らせるだけで、ここまで人は解放され、自由になれる。

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この日は特別展示で、夜7時からは滝の水が黄金に変わるのだった。
7時前から少しずつ人が集まり始め、水の色がふと(予告や音楽などもなく)金に変わっても、人々はざわめくこともなく見入っていた。
いや、ざわめきを忘れ、陶然としていた。
一心に金色の水を浴び、金の飛沫を胸に吸い込もうとしているようだった。

チームラボは100年残る天才だ。
他の展示もとてもおもしろかったが、結局全部かっさらわれた。
(シンガポールビエンナーレと佐賀でのチームラボ報告も、ちかぢか必ず書きますねー!)

by apakaba | 2014-09-02 22:26 | 歌舞伎・音楽・美術など | Comments(0)


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