あぱかば・ブログ篇

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2014年 10月 25日

コーシローが噛み付かれてからのこと

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10月の最初に、すぐ近所の遊歩道でコーシロー(うちの柴)を散歩させていると、うちのより一回り体の小さい若い柴が、ギャンギャン吠えながらこっちへ向かってダッシュしてきた。
あんな凶暴そうな犬をノーリードとは危ないなあと思う間もなく、コーシローに飛びかかってめちゃくちゃに噛み付いた。
ふつう、犬同士は険悪になっても、まずは唸ったり吠えあったりして威嚇し、相手の強さを判断する。
当然そういう流れだと私もコーシローも思い込んでいた隙をつかれた格好だった。
首筋と耳を噛まれたコーシローは痛がって悲鳴をあげ、走って追いついてきた飼い主がリードを持って引き離した。

夜道なので怪我をしているか確認できず、とりあえず狂犬病の予防接種済みかどうかをまず尋ねた。
30代前半と見えるメガネをかけた女性で、何度も謝っていたが、犬を飼いきれていないようだった。
犬を怒るというより、犬に困り果て、疲れ果てている様子だった。
私は彼女に同情した。
というのも、うちもさんざん気の強い雄の柴に悩まされてきたからだ。
コーシローはきわめて飼いにくい犬で、今は年を取って多少は丸くなったけれど、それでも、今でも機嫌が悪いと飼い主に牙を剥くことがある。
行動をよく見ているとわかるが、野性の習性が非常に強い犬なのだ。

だから元気な柴を飼いきれていない彼女に同情心が湧き、「うちもずっと犬には困ってきたんですよ。」と話した。
これから、犬をしつけるのに長い戦いになるけれど、お互いがんばりましょうね……という気持ちになった。
もちろん、こんなことをする危険のある犬をノーリードで散歩するのはいけないということは言った。
家に戻って明るいところで怪我の確認をしたらまた改めて連絡することにした。
もし動物病院で治療というようなことになったら、その分の請求だけはしてもらうため、名前と電話番号を聞いて別れた。

家に帰って見てみたら、耳から血が流れていた。
病院でちゃんと消毒したほうがいいかと思い、すぐにもらった携帯の番号に電話をして、
「明日にでも病院へ行こうと思うので、請求額が確定したらまた連絡します。動物病院は保険が利かないから、ちょっと高くなるかもしれませんが、ごめんなさいね。」
と言った。
相手の女性はひどく恐縮し、ショックを受けていた。

でも翌日になったら、たいしたことはなかったようで、病院へ行くほどでもないとわかった。
そこで、報告して安心させようと、数日後にまた電話を入れた。
すると出ない。
そのあと何度も電話をかけてみたが、出ない。
着信拒否にされたようだ。

私は、飼いにくい柴を飼っていることでせいいっぱいの同情心を持っていたし、今後しつけなどでアドバイスできることがあればしてあげたい、くらいに思っていたのだ。
お金は結局発生しなかったからいいのだけど、それにしても……落胆した。
悪いけどそんなだから噛み付く犬をノーリードで散歩させたりするんだよ!と言いたくなった。
このあと、お互い徒歩圏内に住んでいるだろう相手と一生会わないでいられるつもりなんだろうか?

それよりも、このネット時代に、明らかに一方に非があるのに、頰被りをして解決したつもりなんだろうか?
もしも私が逆上して、2ちゃんとかに実名と電話番号をさらすというような行為に出たら、とかそういうことは想像しないのだろうか?
あるいは、たとえば家族などの入れ知恵(「そんなおばさんの言うなりになるな。逃げろ」と言われたとか)なのかもしれないが。
目の前の困難を避けて、それでこの先ずーっと私と会わないかとびくびくしながら散歩をさせるのだろう。
なんとまあ愚かな人がいるものよ。
今月はその一件で、気持ちが晴れなかったな。

by apakaba | 2014-10-25 11:16 | 生活の話題 | Comments(0)


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