あぱかば・ブログ篇

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2015年 03月 23日

「ササニシキ」大学卒業式(らしい)

「オレ、明日、卒業式。」
ゆうべ、山中湖への一泊旅行から帰ってきた長男「ササニシキ」が夕飯のときに言う。

サ:卒業式って行く意味あるの。出なくてもいいんだよね。そのあとクラスで学位授与式とかあるからそっちに行けば。
私:出たければ出て出たくなければ出なければいいんじゃないの。まあ私は行きましたけどね。入学式はさぼったけど。
サ:おかーさん、(オレの)卒業式に出るの。
私:男の子なんて、親が卒業式に行くのは小学校までで十分じゃないの……お前がどうしても来てくれというなら行ってもいいですけどね……
サ:いいよオレも出ないのに。でもけっこう友達の親は来るらしい。門の前で親と写真を撮るんだってさ。

私にほぼなんの感慨もないのは、「ササニシキ」は4月になればまた同じ大学に院生として通い始めるからだ。
それでも、同じクラスから長男と一緒の法科大学院へ進むのは、長男以外にあとたった一人だという。
ほとんどの友達は4月から就職して社会人になるという。
親からすれば同じようなものでも、本人からすればやはり身辺が激変するのだな。

それにしても、大学院入試に合格して以来、「ササニシキ」の遊びの巻き返しはすさまじい。
地元の友達と飲みに行ったり日帰り温泉に行ったりするのはもちろん、東北の被災地や伊勢へ行き、インドへ一人で行き、帰ってから北海道、沖縄、スノボ、スノボ、山中湖、そしてスノボ、本当によく遊んでいる。
だがそれなりに勉強も続けているし、読書もよくしている。

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いい写真がなかったので、25年前の私。
パキスタン、ラホールの居候先。厚化粧と民族衣装で女性たちの格好のおもちゃに


「ササニシキ」は法科大学院に進んで弁護士を目指すらしい。

私:今時って、学部生で司法試験(の予備試験)を受けちゃう人いるの?昔は法科大学院なんてなかったけど。
サ:いるけどほとんどいない。みんな院に行く。学部生でいきなり受けるのは東大生くらい。
私:ふーん東大ってのはやっぱり勉強するんだね……
サ:そうだよメチャクチャ大変だよ。慶應なんて(長男は慶應)、すぐ単位くれるけど、東大は定期試験がメチャクチャ難しくて単位取るのがすごく大変なんだって。東大で3日で習うことを、慶應は1年かけてやってるって。
私:なんだそりゃ。ていうか慶應なにやってんだ。1年もなにしてるんだ。

サ:だから東大法学部の奴は、ずーっと勉強。ツイートなんか見てるとすごい。「世間は春休みだ夏休みだと浮かれているようだが、オレに休みはない!」とか。そうやって司法試験に向かうわけ。そして合格する。
私:うええ。24時間勉強してるような勢いだね。まったく遊ばない青春だ。そんなのって楽しいんだろうか。東大だし院にも行かずにお金はかからないけど、そんなの嫌だなあ。
お前、東大じゃなくてよかったね(まあ入れなかったわけだが)。そんなふうに旅行も行かずスノボも行かず、友達と遊ぶ暇もなく勉強するなんて。
無駄と思えるような時間を過ごすことが、その人を豊かにするものじゃない?
それって仕事に就いてからもずっと力になるものだと思うし。
サ:ふふふっ、そうだよ。だからオレはこれでよかったと思ってる。

でも東大のような学校には、突拍子もなく頭がいい人間もいて、彼らは鼻歌まじりでなんでもかんでも合格してしまうのだ。
そしてそこまでの頭脳を持たない凡人東大生は、そんな身近な超人を羨みながら24時間勉強するのよね。
優秀な人々は大変だ。

もし私に困ったことが起きて、弁護士に相談することになったら……やっぱり学生時代に学生らしく遊んでいた人に世話になりたいな。
「ササニシキ」は今は塾講師のアルバイトをしているが、宅配便の真夜中のバイトもだいぶやっていた。
そこに集まっている人たちは、実にバラエティー豊かだった(バイト当時、いろいろなエピソードを話していた)。
そういう経験が、きっと将来、力になっていくだろう。
卒業式は行かないらしいが、式典をとにかくさぼってしまうのは私譲りだから仕方がない。
まあ4月からもがんばって勉強してください。

次男「アキタコマチ」の卒業式の話はこちら→「アキタコマチ」最後の卒業式


by apakaba | 2015-03-23 08:51 | 子供 | Comments(0)


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