あぱかば・ブログ篇

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2015年 07月 11日

キャリア教育授業のまとめを受け取った

ご無沙汰でございます。
仕事で文章を作っていると、力尽きてしまって、ブログにまでたどり着かないなあ。
やはり人間、そう長時間PCに向かい続けられるものでもないわ。

2週間前、近隣の小学校で6年生を対象にして、「キャリア教育」の講師として話をしてきた(その報告はこちら「キャリア教育授業報告——旅が突きつけてくるもの」)。
今日、6年生の子供たちが書いた「学習のまとめ」を受け取った。
形式はいっさい自由のようで、文字だけの子もいればイラスト入りの子もいて、新聞のように見出し式になっていたり、作文用紙のように一面に文章を書いていたりする。

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思っていたよりもずっと、私の言った言葉を、正確に覚えてくれていることに驚いた。
かなり内容を詰め込んだつもりだったけれど。
だいたい「キャリア教育授業の講師になる」で書いたとおりのことを話した。
戻ってきた「学習のまとめ」には、このように書いてあった。

「旅をすること = 地球を愛しいものに感じる。」
「かげ絵は一人だったらできないことが、協力することで成功できる。」
「ミタニさんは、げきだんの主人公役の声がものすごくうまかったです。」
「やっぱり文章を書くには努力が必要。一番いい人間になるためには、だれよりもしんけんに、生きることを大切にして、自分に問いかける。そしてみんなで協力する。」
「旅をすることによって、世界が身近にかんじられ、自分以外の人に想像を働かせることができるそうです。
夢は、ちょっとちがった形でかなうこともあるので、自分をみつめつづけることが大切!!」
「自分さえよければいい人は、人も自分も幸せになれない。」
「他の人・国のことを考え、想像力を働かせることが大事だと、新しい発想を教えてくれた。」
「とおい所でも世界はつながっている。」

メモをとりながら聞いていたとはいえ、私が強調したかったことをみんな書いてきてくれたということは、それらの言葉が彼らの耳に届いたからだろう。

多分、最後に挙手をして「ぼくも、ISとかのニュースを見たりすると……」と質問をしてきた男子のまとめだと思うが、こんなことも書かれていた。

「今の自分・・・ISなどのニュースをきいても、何かしたいと思っても現状では何もできやしない無力な自分。
未来なりたい自分・・・自分のやりたいことをやりながら、戦争にまきこまれている難民などを救助できる自分。
今回学んだこと・・・危ないことをしてお金をほしいという貧しい子供達に(おそらくインドの大道芸のエピソードのこと)、仮にお金をたくさんあげたとしても、その子供達はしあわせになれないこともある。
学んだことをとおして思ったこと・・・自分は今現在これになりたい!と思う職業がないけれど、三谷眞紀さんの様にたくさんの夢をもち、その全てが何かしら違う形で叶うこともあるので、三谷眞紀さんのようにたくさんの夢をもってみたい。
何か夢をもちながら、できないことをやるのではなく、できることから始めて、その努力をつなげることが大切だということだ。」

また、作文のようにびっしりと私のことを書いてきた子が二人いた。

「ミタニさんはウェブライターをやっています。海外に行き、その場のことを記事にしています。しかしミタニさんの場合あまり(人が)行かない場所、なじみのない場所を探してそこに行って記事にします。
あるテレビを見ていて、(テロや災害などの)被害にあった国に何回も行っていると母国のように感じ、泣いてしまったそうです。その国が日本より遠くても身近に感じてしまいます。
ミタニさんはほかにも演劇をやっていて、「かげ絵」をやっています。主人公をよくやっているといっていてすごいと思いました。とくに男役が得意といっていて、ドラゴンボールの悟空の声をやっている人も女の人でけっして若くはないけどハキハキした声です。それと同じで、すごかったです。
でも、どんな年になろうと努力は大切と思いました。
最後に言った言葉は「いきがいを感じられない仕事はやらない。真剣に何度も自分を見つめ直すことが大切。」と言っていて、すごいと思いました。」

まあ悟空の声の人よりはだいぶ若いのよ……


「ライターとは海外のことをはじめいろいろなことを記事にする人のことです。ミタニさんは、人の行かないところにでかけその国のことについて書いています。他にみんなが知っている国でも、もっとくわしく書いていくため、どの国を取材してもだれよりもくわしくなるといっていました。
ぼくも将来ミタニさんのようにいろいろなことをしっていて、いろんな人にいろいろなことを教えられるようになりたいです。
ほかにもミタニさんのようにいろいろな国へ行っていろいろな人々を知り、文章などにまとめられるようになりたいです。
なぜかというとミタニさんのようにいろいろな見た事や感じた事を文章に表せると、何か文を書くときの人が表せない言葉も自分が表せるため、人の手伝いができるからです。
お母さんやお父さんに自分のことをやってから人のことをやりなさいといわれますが、大人になってもやはり人の手伝いはしていきたいです。
それからミタニさんの言っていた(文章を書くコツ)「書くのは最後の10%、下準備が90%」という言葉も、大人になっても思い出せるようにしたいです。
なぜかというと、ぼくはこの言葉は「計画を立ててから実行する」という意味だと思います。
ぼくはいつも計画をでっち上げながらやるような感じなのでじゅくや学校の宿題も、何時から何時までと決めて実行できるようにしていきたいです。
それから「やりがいのある仕事をやるべき」という言葉。これが一番心に残りました。ぼくは将来の夢をあまり人に言いたくありません。馬鹿にされると思うからです。でもミタニさんの話を聞いて、これからはかくさず自分の夢をしっかり人に言えるようになりたいです。理由はその夢は自分の好きなことであり、それを言っても、はずかしくないことがわかったから、これからは夢を言おうと思います。」

この子の夢はなんだろう?ゴーストライターかな(馬鹿な)。
夢は人に言う必要はないけど、言いたかったら言ってもいいぞ。

ライターといっても、取材費などが出るわけでもない、1本いくらの仕事だけど、まあ子供にそんな内実を説明することもないしね。
とりあえず、私が思っていたよりも、強い印象を残したことがわかってうれしかった。
字が下手な子、文が変な子、いろいろいるが、ただ聞くだけじゃなくて聞いたことを自分で消化してこうして形にするというのは、大事な学習だなあ。
すっかり感心しちゃった(小学生の子供がいなくなって久しいので)。
やっぱり、やってよかったな。


by apakaba | 2015-07-11 18:43 | 子供 | Comments(2)
Commented by カルロス at 2015-07-25 22:06 x
個人サイトの時代から数えると、もう10年以上ですね。私の周りも、三谷さんのように長続きしているブログがだんだん減ってきました。継続は力なり。
いろいろなところで文章書かれて、ますますキャリアアップしているようで素晴らしいことだと思います。
Commented by apakaba at 2015-07-28 09:47
カルロスさん、いやいや知り合ってからは15年近いですよ。
あなたは成功、こちらは転落一途だけど、あと何年かしたら教育費もあまりかからなくなってふつうの人くらいにはなるつもり!
旅行系に記事を書くようになってからは、自分の旅行記を作る暇が絶無になってしまったけど、いつか余裕ができたらと思ってます。


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