あぱかば・ブログ篇

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2015年 10月 08日

家でも進路指導

「貧しい国の人のことを考えましょう」と言われても』を先日書いたが、娘の「コシヒカリ」はあれこれと友達の話もしてくる。
高3なので、友達の進路の話もする。

コシヒカリ: クラスの友達が、パン屋さんになりたいんだって。もう受験勉強が嫌なんだって。大学に行かないで、パンを作る専門学校に行きたいんだって。でも先生は「このクラスは全員大学受験で進学だから」って決めつけるの。その子の言うことなんてぜんぜん聞いてくれない。先生の人生じゃないのに。
先生はただ進学実績だけが大事で、生徒のことなんか考えていないよ絶対。

私: まあそりゃ先生も仕事だからねえ。学校としても大学進学の数字は上げたいし。だけど、必ずしも先生が自分の利益だけで言っているわけでもないと思うよ。
大学であれこれ知って考えたりして、それからパン屋になっても遅くはないしねえ。若いんだもん。
たとえば女子栄養大学に行っちゃうとか?
そしたらもっと食物のことを広く見ることができるし、「パン屋がいいと思ってたけど、やっぱり栄養学の勉強がおもしろいな!」とかいうふうに変わったりするかもしれないじゃん?
あそこの販売(学生が作ったパンやケーキの売店)、おいしいよ。
そういうところでパンを作ってから考えるのもいいんじゃない。

たとえば女子栄養大学じゃなくっても、ふつうの大学の商学部とかなんとか、経済系の学部に行ってしまったとしても、パン屋という「商売」をやっていく上で将来役に立つかもしれないしね。
パンを上手に作れることと、売れる店にするのは別だからね。
だから今の時点で「パンを作りたいからパンの専門学校!」と決めてしまわず、他の可能性も示せるという意味では、大学に行くことが絶対に無駄だとはいえないでしょう。

コ: そうかあー。おかーさんが先生になって進路指導してくれればいいのに。(先生みたいな)あんな言い方されたら、「先生は自分のことしか考えてない」と思ってもしょうがないよ。

私: まあねえ、物の言い方だよね。先生ももう少し言い方を変えると、素直にわかってくれると思うけど。
ただまあ、進路というのはわからないよ。
大学に行くのが絶対にいいとも思えないし、専門学校に行くほうが幸せかもしれないし。
でも専門学校を選ぶのはよほど強く決心していないと。大学に行ってから「やっぱりパンだ、専門に勉強しよう」ということはできるけど、その逆はなかなか厳しいから。

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iPhoneを替えたから写りがキレイ


コ: うーん、みんな「夢」ってなんだったんだろうと思うの。みんなけっこう「管理栄養士になりたい」とか言ってるんだけど、それってほんとに子供の頃からの夢なの? 夢に少しでも近い仕事に就きたいんじゃないのかなあ? 管理栄養士ってなによ。絶対、親とかに「資格取れ」とか言われて、それをいかにも昔からやりたかった仕事みたいに自分で思い込むようにしてるだけじゃないの?

私: またずいぶんひどいことを言うねえ。それはあなたが世の中のいろいろな職業を知らないだけというのはあるんじゃないの。だって子供ってそんなにたくさん職業を知らないじゃない。
管理栄養士はいろんな職場があって、いいと思うよ。
おかーさんがいた保育園でも、管理栄養士じゃないけど栄養士さんがいたよ。
給食の献立を一生懸命考えてさ。毎日、食事の時間には子供のお部屋をまわって、子供たちから「せんせーい、きょうのこれ、おいしかったー」「しゃりしゃりしてて、おいしかったー」とかって言われちゃって、そういうのってやりがいになるじゃない?

コ: そうかー。そういうふうに言ってもらえたらうれしいね。

私: まあそんな職場ばっかりじゃないけど、その仕事の内容を知らないと夢も持ちようがないけど、いろいろ知っていくと、思ってもいなかったことでやりがいを感じられるかもしれないんだし、仕事ってなんとも言えないよ。
だからあんまり「子供の頃の夢」だけがキレイな夢とばかりも言ってられないんじゃないの。


娘はとても幼いと思う。
これくらいのことは、もう自分で想像してほしい。
娘はいつ大人になるんだ?


by apakaba | 2015-10-08 10:30 | 子供 | Comments(0)


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