あぱかば・ブログ篇

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2015年 12月 03日

口を開いて話をしよう。それを覚えていよう

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雨でも散歩に行く



娘の「コシヒカリ」は年が明けたらいよいよ受験勉強もラストスパートだ。
推薦やAOですでに進学先が決まっている子も多いらしい。
「○子ちゃん(小学生時代の同級生)も、とっくに大学が決まってるらしいよ。将来、洋服を作る人になるんだって。お裁縫が好きらしい。」
と私が言うと、
「へえー。いや、“服は着る物”ですよ。」

「まあねえ、あんたはお裁縫なんてダメそうだもんね。」
「うん、わたし全然好きじゃない。中学のとき家庭科の授業でエプロンを作ることになって、型紙を書いているときは簡単簡単と思ってたんだけど、そのあと『縫いましょう』とか言われて『なんでそんなことしなきゃならないの?』って思って、わたし縫わないで提出したんだー。」
「えええ? 縫わないで提出って? どうやって? それじゃ作りかけじゃん。」
「うん。だから待ち針だけで『できた』って言って。」
「……。」
「それでそのあと調理実習になって、『作ったエプロンを着けましょう』とか言われて、わたしちくちくしてとても着られなかったから、ふつうに家のエプロンを持って行ったけどね!」

な、なんというふざけた子なの。
知らなかった。

「そんなの友達で上手な子に頼むんだよ。なんかちょっとあとでお礼して。馬鹿だねえ。」

「わたし技術家庭がほんとにいやで、とくに“電のこ”が怖くていやで、先生にすごい反抗した。『こっちから切りましょう』という順番の逆から切ってたら怒られて、でもどっちの順番から切っても同じなの。だから『どっち側から切っても同じです』って言ったんだ。
そしたらすっごく怒られて、周りの友達が『やめなよー』とか言ってた。」

私も中学生のときはピークに反抗的なクソガキだったから、無意味な反抗の衝動はよくわかるんだけど、この年(18歳)になってもまだヒロイズムから抜けていなさそうなところが情けない子だ。

「うーん愚かなことだね。でもそこで、先生が『こっち側から先に切るのはなぜか』と理由を説明してくれたら、そのとき愚かさに気づけたかもしれないね。
先生が『こっち側から!』と言うからには、子供にはわかってなくても理由があったはずだよ。
でも『うるさい! だめなものはだめだ!』とか言ってそれっきりだったら、子供は自分の愚かさに気づくこともなく、ただ反抗心しか残らないよね。」
そろそろ、自分の愚かさと先生の愚かさを客観視できるようになってほしいが。

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クラシックなかたち
クラシックな色調にする


ゆうべ、次男「アキタコマチ」が定休日だったので夕飯を作ってくれた。
みんなの好きな豆アジの南蛮漬け。

いつも取り寄せている富山県「入善コシヒカリ」が新米になり、近頃はごはんが驚異的にウマイ。
そのことを力説するが、夫と娘は「おいしいことはおいしいけど、そこまでの差はよくわからない……」と言う。

アキタコマチ :うまいよ。青空が見える。目の前に、どこまでも真っ青な空が広がる。見たこともないでっかい入道雲が浮かぶ……! ←典型的腐れ文系的表現
私 :うまいでしょうッ? ごはんに求める、すべてを持っている。そして今まで知らなかったものまで見せてくれる……! ←典型的腐れ文系的表現
コシヒカリ :いやーあのー。ごめんよくわからない。そこまでのことは。わたしの舌ってまだ凡人なんだね……。二人の域に到達してないんだね……。

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きのうは昼も「アキタコマチ」が作ってくれた


今、結婚以来もっとも人と口をきかない生活をしている。
朝、家族が仕事や学校に出て行くと、犬に話しかける以外には話すことがない。
家族がいる時間はできるだけしゃべろう。
そしてできるだけ、そのときのことを覚えていたい(だから書いている)。


by apakaba | 2015-12-03 13:29 | 生活の話題 | Comments(0)


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