あぱかば・ブログ篇

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2015年 12月 29日

老いては子に従ってみる年末

今年になって、去年とは最も大きく変化したことは、次男「アキタコマチ」が就職したことだ。
子供のころからなんだかんだと家のことをやってくれていた次男がパタッと家からいなくなったのは、家にとって甚大な損失。

昔は調子に乗りやすく、地道な努力を避けて通りたい性格だった。
もともと才能のある人間だと思っていたが、実直さ、勤勉さがなければ、いつか伸びなくなる。
彼がつまずくとしたらそこだと思っていた。
しかし、高校、専門学校、アルバイトといろいろな場で揉まれるうちに、まったく変わった。
自ら進んで一番難しそうなことをやってみるようになった。

思うとおりの仕事に就けて、尊敬するシェフとスー(副)シェフから責任ある仕事を任されるようになると、さらにプライドと自信がついてきて、結果的に実直さも身についてくるのだった。
親が育てなくても、環境が育ててくれるというのはあるのだな。

ところで、我が家にはもうひとり男子がいて、それはまだ学生で、完全に家族のお荷物的な長男である。
お荷物の贖罪なのかなんだか知らないが、長男「ササニシキ」は、大学に入った年から、年末には毎年恒例「冬の大感謝祭」と称して、家族に肉を買う。
それを次男「アキタコマチ」が調理する。
今年は、なんとシャラン鴨!!!!!!!!!!
勤め先のつてで、安く手に入れることができた。
そして黒トリュフのカタマリも!!!!!!!
今までの大感謝祭とは、レベルが、ちがーう!

「おかーさん。オレ今年は本気出すから。ソースもきっちりフレンチの作り方でやるからね。今までみたいに、バルサミコ酢とかでちょろちょろっと作ったようなソースじゃないよ。ガルニ(ガルニチュール。付け合わせのこと)も全部考えてある。ああ楽しみだ。やるぞ!」
何日も前から、ものすごい気合いだ。
あれだけ毎日毎日フランス料理を作っていても、それでもまだまだ作りたいのか。
店と違って、自分ひとりですべてメニューを組み立てることを、試してみたいのかもしれない。
根っから料理が好きなんだなあ。

さらに、
「大掃除もおせちもみんなやるからね。おせちは気合い入れるよ。だからおかーさんは29日までには食材と調味料をちゃんと全部そろえておいてね。30日になってから、あれがないこれがないと言って走り回ったら時間がないよ。29日の夜には昆布と椎茸を戻してね。身欠きニシンを戻す米のとぎ汁も取っておいてね。おかーさんがやるのはそれだけでいいから。」

テキパキと指示されて、心中で「しまった。毎年、あれがないこれがないとギリギリまで走り回ってる。そして米のとぎ汁は毎年取っておいてなくて慌てる。ごめんなさい」とぺこぺこする。
すごいなあ。
小さいころからおせち作りを手伝わせていたとはいえ、毎年バタバタする私よりよほどベテラン主婦みたいだ。
やっぱり料理に対する集中力の差だろう。


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私も人並みには料理できるんですよ。
きのうは、たらのトマト煮スパゲッティー。
あらを買ったので、卵つき。
あらだと目玉やえらも入っていて、宝探しのように楽しい。


毎年、料理が苦痛でたまらなかったが、今年はプロ料理人投入で、年末年始が楽しみ!
買い忘れがあって怒られないように、買い物だけはきちんとするつもり。
この家族の年越しがいつまで続くのかわからないけど、長男が肉を買って、次男が料理して、みんなで食べる年末を、今年もまたできる。


by apakaba | 2015-12-29 15:41 | 子供 | Comments(0)


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