あぱかば・ブログ篇

apakaba.exblog.jp
ブログトップ
2005年 10月 01日

「杉本博司 時間の終わり」

六本木ヒルズ森美術館で開催中の「杉本博司 時間の終わり」展へ行ってきた。
(公式サイトこちら
予備知識がまったくないままで見た。
ニューヨークを拠点とした写真家だが、写真だけでないさまざまなアートを手がけている。
異様におもしろい展示だった。

ブースごとに、まったくちがう企画が展開している。
マダム・タッソーの蝋人形を撮った部屋、博物館のジオラマを撮った部屋、有名建築家の建築物を大ぼけの写真で撮った部屋、世界中の海を同じ構図で撮って並べた部屋、三十三間堂の千手観音像を撮り、ビデオで録って早送りした部屋。
他にもまだまだたくさん、とにかく思いついてしまって仕方がないんだ……という本人の声が降ってくるような展示だった。

本当に久しぶりに、日本人で才能のあるアーティストの作品を見たなあ。

万難を排して行ってみてください。
会期2006年1月9日まで。

残念なのは、才能は逆輸入されているということ。
芸術に対する感性を国内で磨くのは、難しいのかな?
しかし、うれしいことは森美術館の見せ方のうまさだ。
アートをわかっているわねえというセンスのよさ。
ただ作品を並べるだけでなく、たっぷり空間をとって、次から次へと視点を移動させて空間を経巡る快感を呼ぶ。

先日、東京都写真美術館でブラッサイ展(会期終了。公式サイトこちら)に行ってきたが、せっかくの写真が、文化祭の展示における模造紙のようにただただ貼ってあり、なんて貧乏くさい美術館だろうと驚いたものだ。
箱物だけつくって、あと使いこなしていくことができない。
非常に失望した。
森美術館にはたびたび行っているが、いつも見せ方がうまい。
さすがお金持ちだね。

杉本氏は、パリのカルティエ財団ビルでも個展を開いたという。
ああ!あのジャン・ヌーヴェルの珠玉の建物で個展だなんて、どんなにか美しかったことだろう……!
終わったから見に行くことはできないけど、せめて、写真ででもどうぞ。

ブルータスのバックナンバー
バックナンバーを購入して読みましょう。

by apakaba | 2005-10-01 19:42 | 歌舞伎・音楽・美術など | Comments(12)
Commented by ogawa at 2005-10-02 13:18 x
杉本氏の写真は、写真集も逆輸入の海外版が多くて、
高価なのと入手がむずかしくて、なかなかまとめて見るという
「機会」がありませんね。
昔、木村伊兵衛賞を取られた写真家ですが、はやくから日本
ではなく海外に活躍の場を求めた方ですね。

そのアートが見ることができるのなら、会期もあるみたいですし
次回東京に行ったらぜひ行ってみましょう。

Commented by apakaba at 2005-10-02 15:23
ogawaさん、今日は全然反応がないのでトホホだぜと思っていました。
うぁりがとうございまちゅー。
とりあえず、いい年してハズカシイでしょうが読んでくださいブルータス。
ブルータスも、昔に較べてだんだんモテたいとかカラダ鍛えよう系じゃなくなってきましたね。いい特集出すときがあります。

六本木ヒルズの展示は、スケール的にも満足できます。
あれだけのサイズのプリントをする、のは、写真をやらない人間にとっても、ソボクに驚けます。
ドライブインシアターとかの劇場を、映画一本上映する時間だけ、ずっとシャッター開放して撮っている写真も、ものすごくヨカッタですね。
それから、あの直島プロジェクトの神社の模型もあるんですよ!
とにかく、一度は行っとけ森美術館!て感じです。
絶対に行ってください。
よければ不肖ワタクシが、六本木ヒルズ地上50階から見た東京をご案内しますぜ!
東京タワーも低いぞ。
Commented by satomi at 2005-10-02 16:35 x
えと・・・・・、色々とありがとうございました。
そして、、、、とても失礼しました。。。。

六本木ヒルズ、森美術館、写真、ニューヨーク、アート、、、心ひかれるキーワード。時代を100歩先行く現代アートは、日本人のもつ感性とはまたちょっとずれているような気がします。←よく分かっていないのでてきとーに書きましたが。

東京の友達と六本木ヒルズに映画を見に行く約束をしてはいて、ついでに私は森美術館に行くつもりでいたのですができるかどうか(^^;
六本木ヒルズでしか売っていないという「東京スキャナー」というDVDがきになります。見かけませんでしたか???
Commented by apakaba at 2005-10-02 16:56
satomiさん、いかがでしたか撮影会&宴会は。
電話いただいて、ああ、宴席にいないというのはツマラナイものだな〜と感じましたね。なんかみんな無茶苦茶たのしげだったしなー。

さて六本木ヒルズ!一度は行っとけ森美術館。
絶対、行ってください。
よければ不肖ワタクシが、……(以下同文)

はい「東京スキャナー」ありますよん。拙宅に。とてもミーハーなの。
おもしろいですよ。
それから、いま六本木ヒルズでは、NY、東京、上海の三都市の極小模型を展示中なんです。
それもとってもおもしろいの。
街の地理を知っているとさらにおもしろいんですけど、satomiさんは東京の地理には詳しいのかな。もしあんまりご存じないんだったら、東京の人間を案内に連れて行くと、さらに楽しめると思います。
Commented by apakaba at 2005-10-02 17:01
satomiさん宛つづき。
お友だちと会うのはいつですか?もし時間があれば、ワタシとも一度いかがですか。マジで地上50階はナイスですよ。

ogawaさん宛レスにも書いたとおり、直島プロジェクトの「護王神社」の模型も展示されていました。
あれをデザインした人なんですね、杉本氏というのは。
ガラスの階段がついた神社です。行かれましたか?
あれを見て、ますます行ってみたくなりましたね。直島。
Commented by satomi at 2005-10-03 20:02 x
す、すみません、宴会は、ははは、そ、そりゃそうですよね。。。。
ogawaさんは眞紀さんが書いていらっしゃった通りの方でした!

「杉本博司 時間の終わり」展が他のサイトでも絶賛されてました。眞紀さんの絶賛っぷりといい、こりゃ見にいかなきゃ損だな!なんて思ったり。たいていの展覧会で感動する性質ではあるのですが、、、見てみたいなぁ。

しかし「東京スキャナー」お持ちだったとは!!東京は一回しか行った事がなくって全然知らないので、眞紀さんにお願いしてみるとします★・・・ってこれは常設じゃないか(^^; 

東京行った時にぜひ一度お会いしてみたいです(^^)友達の都合もあって一体いつ行けるんだ・・・・の状態ではあるのですが、決まり次第連絡させていただきますので、よろしくお願いします★

「護王神社」行きましたよー。残念ながら(内部の)撮影は禁止といわれてしまったので写真はありませんが、そうか、あれを造った人だったのか!!なるほどなるほどと納得しました。たしかに、たくさん思いついて仕方がないんだーって才能あふれていそうな人だ。行ってみてください(^^)、直島★
Commented by satomi at 2005-10-03 20:04 x
ところで、関係ないけどレスがふたつに渡ってあって嬉しかったです♪
無意味に私もふたつめ書いてしまおう~♪
わ~おっ!
Commented by apakaba at 2005-10-03 21:52
satomiさん、ワタシは掲示板でも、連続投稿は常時歓迎なので。
うーん、ogawaさんについてなんか書きましたっけ、忘れたなー←逃げ足速い

東京へお越しになったらゼヒ呼んでください。
ツマラナイ奴ですが……
Commented by あきぽん at 2005-10-03 23:09 x
はじめまして。TBさせていただきました。杉本博司展、私も行ったのですが、すごい迫力でしたね。まさしく、カメラを通して「見えないもの」を映し出そうとしているかのようで、いまだに余韻が残っていてもう一回行きたいななどと思っています。
Commented by apakaba at 2005-10-03 23:24
あきぽんさま。貴ブログの記事拝見しました。ううむ、最高ですね。
すばらしい記事でした。
私は、本とか映画とか美術とか、いろんなモノゴトを評するのはわりと好きなほうですが、今回ばかりは手に負えないなと思い、ほとんど「評」を放棄してただの日記にしてしまったんです。
こんなに見事に、あの作品展を言葉で再構築してくれた人がいたんだなあーと、また感慨をあらたにしました。
ありがとうございました。
とりあえずブルータスでも買って余韻に浸るとします。

私も会期中、できればバシバシと行きたいと思ってます!比較的近所なので。
あの作品展を見た後の余韻が残ったままで50階の東京を見ると、なんかちがう感じがしますよね。
あ、「仏の海」の三十三間堂について、先日、拙ブログで書いたので、よければ読んでやってください。2005年7月分に、入っています。
Commented by あきぽん at 2005-10-04 22:38 x
こんばんは。うちのブログのほうにもおいでいただきまして、ありがとうございました。「三十三間堂」の記事、拝見させていただきました。三十三間堂には一度、中学生のころ、修学旅行で行ったことがあるのですが、まだ幼かった私は広いなあ、という印象しかなく、その荘厳さを理解していませんでした。あの「仏の海」を見て以来、京都に行って本物を見てきたい気持ちがとても高まっています。杉本博司作品展では久々に作品と「対話した」感覚がしましたが、杉本博司というフィルターを通さない実物を見たときにいったい自分は何を思うのかなあ、興味を抱いていたりします。
Commented by apakaba at 2005-10-04 23:18
あきぽんさま、ココのコメント欄、なぜかたいていR35指定ものになってしまうんですが、最近ではほぼ唯一まともな日のコメント欄なのでヨカッタですわ。
冬の京都も、秘仏公開とかしていて、イイんですよね!
密教美術が好きなので、東寺の公開には大変感動しました。
冬に行ってみてください!
見学のときは寒くて足のユビが取れそうになりますが。


<< 運動会で      ダメな母。ヘンな息子 >>