2005年 10月 07日

夫を褒めよう

夫は私立の女子校の教員をしている。
私が家にいると、よく彼から電話やファックスやメールが来る。
用件はわかっている。
すべて、“文章を送るから、読んで内容を見てくれ”ということだ。

校内報やら学年新聞やら、学校ではなにかと文章を書く機会があるらしいのだが、試験問題以外の原稿はすべて「どう思う?ヘンなとこない?」と私に確認させるのだ。
あんたは仮にも国語の先生で私はただの主婦じゃないかと思うのだけれど、「君からオーケーが出れば安心して出せる」とかいう。

誤字脱字・表記のブレ・引用箇所の出典・語尾の一文字の有無・言い回しによる印象の微妙な差まで細かく赤を入れる。結局、こういう作業が好きなんだな。
(いちおう国語の先生なので、誤字脱字はほぼゼロ。読者にとってのニュアンスの受け方のちがいなどをよく指摘するくらい。)
すぐ調子に乗るから「うまい」なんて決して言わない。
「いいんじゃない」が最上級の褒め言葉だ。
前は
「そんな、張り合いのない。もうちょっと気持ちを込めてもいいだろう。冷たいな。」
とか文句を言っていたが、最近は「いいんじゃない。」と言われると「そうか。よし。」と喜んでいる。

自分でも不思議なのだが、どうして身内のことは、褒める気が起きないんだろう。
私は、昔から、他人のいいところを見つけて、それを言葉にするのがうまいほうだと思っているのだが、なぜか夫を褒めることができない……子供のことはそれでもどうにか褒めているのに……これはよくない癖だ。

by apakaba | 2005-10-07 23:42 | 生活の話題 | Comments(24)
Commented by のこのこ at 2005-10-08 01:21 x
眞紀さんのご主人って国語の先生だったんですかー!!!(今頃言うな?汗) すごい~かっこいい! 夫婦で「国語な人」なのね。

ワタシも国語は大好きでした。先生がたまたま良かったんです。 国語の先生っていい先生はやはり言葉の達人だけあって、ちょっとした会話の言葉もすごく面白い。楽しいし深みがあるし、ワールドがあるの。 今でもなつかしく思い出します。

身内をほめる・・・の話題からズレちゃいましたね。
ちょっと関係ないけど70代ぐらいでワタシのエステに通ってくる人も大勢いますが、一番熱心に続く人はご主人にほめられる人なんですよね。
直接「お、いいね」なんて年寄りだから面と向かって言わないんだけど、「きれいにしてると夫がじ~っとワタシの顔を見るの。」とか、「出先でワタシの肌がきれいって親戚にほめられてた時、後ろにいた夫がちょっとうれしそうだった」とか。 もう~のろけられちゃいますよ!
Commented by maryqueen at 2005-10-08 01:55
そうだよ、たまには褒めないとね。
>「君からオーケーが出れば安心して出せる」とかいう。
ほら、ご主人は、眞紀さんのこと、ちゃんと褒めてるのに・・
あ、調子にのせてるだけか。。。
Commented by apakaba at 2005-10-08 07:17
国語の先生というと、風采のあがらないだっさーいむさーいおじさん。というイメージがありませんか。
それがいやだわー。
のこのこさん、まあ、クラスメイトなのでねえ。たしかに夫婦でそろっちゃってますね。
(一応、私も中高の教員免許はあるのですが)
私もいま受験生の家庭教師をしていると日々実感するんだけど、国語をやっていると、文章読解と称して、なんだかんだとすごい分量(と内容)の文章を、読むことになるんですよね。
あれは他の教科ではあまりない得られないよさだと思います。

メリーさん、夫はとてもハッピーな人間なので、褒めるとどこまでも舞い上がっていって手がつけられませんのよ……けなす人間も必要かと……ナンテ、褒めるには近すぎるのかな。でもそういう意識がよくないのね。
Commented by K国 at 2005-10-08 07:44 x
褒めると調子に乗るのは、アキタコマチを見て納得
私もお調子者ですが、褒められて悪い気はしません、お互いに褒めあいますので、他人が見ると薄気味悪いかも
三割くらい笑いの出る冗談でケナス時もありますので上げたり下げたりです

私の中で好きな国語の先生は、中学時代の先生で怪談話が得意で
間が上手いのです、有る程度脅かしといて、じーっと生徒の顔を
見回します、それからオチに持って行く落語に通じるものが
ひょっとすると落語好きだったのかな、今度同級会に呼んだ時に聞いてみよう
Commented at 2005-10-08 08:37 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ssnostalgia at 2005-10-08 09:38
楽しく読みました。

自分がやっていることを判断するのには基準が大切で、動かないものであればあるほど定規となって、安心しますよね。この場合の「国語の先生」の基準はアバカバさんなのだろうし。

私の基準もいくつかありますが、もっとも、判断の基準になるのは迷っている自分でこの感覚は不動なのです。

↑のカギコメは「国語の先生」だったりして。笑
Commented by たがめいぬ at 2005-10-08 10:34 x
たがんめいぬではなく たがめいぬです。

家族を褒められないのは 日本人の特徴なんじゃないかな。

家族には我慢させても とか

だからと言って家族を愛していないわけでも 尊敬してないわけでもないのにね。

口にしたり 行動にだすのが下手なんですね。

不器用な国民です。
Commented by 紫陽花。 at 2005-10-08 11:50 x
たがんめいぬさん、じゃなくてたがめいぬさん、パチパチパチ、その通りですよね。欧米人はよく褒めあうといいますが、離婚率はすごいですよね。日本人は「秘すれば花」かな。ちょっと本来の意味とは違いますか、眞紀さん。あ、お台場に行ってるのですね。お台場、混んでいるのではないかなあ。レインボーブリッジを台場から眺める風景は好きな東京の一場面の一つです。
Commented at 2005-10-08 12:30 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by K国 at 2005-10-08 13:49 x
そういえば銀婚式記念でニュージーランドに行ったとき、
私の前の席の頭のてっぺんが雲の上から富士山が覗いたような
禿げでプロレスラーみたいにゴツイ白人のオッちゃんが
金髪のカーちゃんにいつもキスしたり、姶良武勇を連発してました
私がトイレに行ったときに目が合ったのですが、よく外人さんがする
肩をすくめるポーズをカーちゃん横向いてる隙にやってくれました。
涙ぐましい努力で同情しました
うちの嫁さんも見ていて疲れたと言ってましたけど、川崎カイヤみたいで
行く末をつい心配しました
Commented by safety-life at 2005-10-08 14:16
そんなもんなんですかねぇ・・・?私は家族や彼は褒めますよ。あ、でも彼にはケチつけるかも・・・。洗濯しても、柔軟剤入れてないとか・・・。猫しつける時みたいに、出来たりすごいと思ったことは、ここぞとばかりに褒めます。だって、そうすると、気分よくなんでもやってくれたりするから・・(ё_ё)キャハ
Commented by 紫陽花。 at 2005-10-08 14:45 x
姶良武勇?ナンのことかと思いきや。なるほど。アイラブユーね。
K国さんもよく奥様を褒めるとおっしゃっていましたが、K国さんはフランス人だからいいんですよ~~(^^)
Commented by 花岡じった at 2005-10-08 16:56 x
どーしても夫婦となるとねぇ・・・
テレと言うか・・・
どっかのアホ大国みたく素直に褒めたり語ったり謝ったり出来れば
日常生活もスムーズに行くと思うけれど。。。
それが出来ないのが日本人。
今まではそれでもそれが日本人だ!と開き直っていられたが
これからはそーもいかなくなってますなぁ。
俺もあまり嫁のことを褒めたりしないし褒められたりもしない。
給料日に三つ指ついて「お疲れ様」とは言われたくねーが。。。(笑)
これからはもう少し意識しようと思います、ハイ。あはは・・・ぁ
Commented by apakaba at 2005-10-08 23:00
ssnostalgiaさん、ふふふ、デカルトみたいだなあ。
万人受けする文章は、最大公約数的な文章だから、深く心に訴えられないですよね。
ssnostalgiaさんの文章はきっと万人受けはしないんだろうけど、私にはとてもインタレスティングです。
秋の音楽……はツボでしたね。
ポリーニ、ホロヴィッツ、ルービンシュタイン、かなーりウチのCD棚とかぶってます。
あとはミケランジェリだな〜。

カギコメ(と呼ぶのか!)は先生じゃあなかったです。
こんなこと書いて大丈夫か?とのご心配。
関係者は読んでいないし、ほんとの公式書類はひとりでやっているようなので大丈夫です!
エッセイ風の文章を作るのが苦手みたいですね。
Commented by apakaba at 2005-10-08 23:09
レインボーブリッジはいいですね。
今日はよく運転して、よく遊びました。
音楽をかけつづけていれば私は渋滞でも平気なんだけど、子供たちが「ウルサイ」「唄いすぎ」と……。

王國さん、紹介文ありがとう。確認しました。
初めてのメル友……だったっけ。もう昔のことは忘れたよぉ。

たがめいぬさん、あなたからはカノジョのステキーな部分を、かーなーり聞かされた記憶がっ。
そうか、ワタシには言えても本人には「いわずもがな」だったのねっ。

じったさん、じったさんも「ヨメがさぁ……」と、たくさんハナシをするよね。無茶苦茶惚れてる感じがひしひししてますが。てか生涯、「勝てない」みたいな。

どうでもいいいけど姶良武勇(コピペ)、暴走族じゃないんだから。
あ、暴走族?あれ?
Commented by apakaba at 2005-10-08 23:12
safety-lifeさん、柔軟剤……ですか……夫婦じゃないのに、所帯持ちのようなその会話。いっしょになったときの様子がとても想像できます。
でもやっぱり、なんだかんだいっても人間は言葉でコミュニケーションをとる生き物なので、言葉をだいじにつかっていかないとね。と、思っています。
Commented by K国 at 2005-10-09 08:28 x
あいらぶゆう、で変換したら一番先に出てきた、カタカナにするのもいいけど、たまにはオフザケでごめんなさい
Commented by apakaba at 2005-10-09 11:13
あいらぶゆう、はあいらぶゆーと打つんだと思いまーす。
ゆうと打った時点でちがう世界になっていると思いまーす。
Commented by canadamania at 2005-10-09 16:00
ご主人様は国語の先生してみえるんですか~。
私の高校生活の中で一番印象に残っているのは国語の先生です。この先生は教師の他に映画評論家というちょっと一風変った肩書きを持っておりまして。。。
授業は教科書はほとんど使わず、たいてい先生が作ったわら半紙。
中でも印象に残っているのは高1の時、毎回授業の始めに先生が読んでくれた「ゴッホ物語」。ちょうどその時ゴッホ没後100年でゴッホ好きだった先生はゴッホが弟のテオに宛てた手紙をたくさん紹介してくれました。それだけで十分国語の授業が成り立ってたんですよ。
ちなみに高2の時は「モーツアルト物語」でした。
あ、あと「父よ母よ」への一行詩もこの先生が始めたんです。

ゴッホやらモーツアルトやら全く国語に関係ないんですけど、それでも授業は出来るんですね。国語の世界って幅広い~。

あ、で、結局何が言いたかったというと。。。
この先生のお蔭(?)で、某高校の卒業生には異様にゴッホファンが多いってオチでした。チャンチャン♪
Commented by apakaba at 2005-10-09 17:58
たまさんasカナダマニア、国語の先生はヘンな奴が多いですよね。
うちのはかなりフツーだと思う。
なんかホラ、金八先生みたいなヒトを想像しませんか、国語科って。

たまさんの先生は名物先生だったみたいですね。
文章を読んで問題に答える以上、その題材がどんなに多岐にわたっていても解かないといけない。
芸術家が題材にとられることも多いので、いいと思いますよ。
いまどきは入試問題にも文章のヘタな流行作家の小説が採り上げられることが多くて、個人的にはアタマ抱えていますが。

ゴッホいいですね。私も、「夜のカフェテラス」が来たときには行きました。
たまさんはゴッホファンに、なったのでしょうか。
Commented by 花岡じった at 2005-10-09 19:14 x
あら?
そんな風に見えますか?
だったら変えんとなぁ。
表では・・・・そんな風に見えたらあかんのだよ!(笑)
惚れてる・・・・あはは・・・・正解かも♪(悲)
Commented by canadamania at 2005-10-10 00:55
国語の先生、確かにちょっと変った人が多いかも。。。
そういえば義兄もちょっと変っとるなぁと思ってたら国語教師でした(笑)

それはさておき、ゴッホ。めちゃめちゃ愛しとります。
あれだけ一年も話聞いてたらさすがにファンになっちゃいますね。単に影響されやすいだけかもしれないんですけど。
今年の夏、名古屋でゴッホ展があり行ってきました。(8月のブログの中で記事書いてます)
眞紀さんも「夜のカフェテラス」好きですか?
私もあの絵を見てしびれました~(>_<)


Commented by apakaba at 2005-10-10 11:15
私はじったさんのそんなところがとても好きなんだけど。
飲まないと別人なところがすこーし厄介かなぁ。
Commented by apakaba at 2005-10-10 11:19
ゴッホを語らせるとすこーし長くなるかもですたまさん。
たまさんの8月の記事読みました。あれは東京で終わったあと、名古屋にまわっていったのですね。
あれは非常にすばらしい展覧会でしたね。
彼が星や電灯など、光るものに「光っている」マークみたいなのをつけて囲うのは、「ピカピカ・チカチカ症候群」とかなんとかいう病気のせいだそうです。本当にああいうふうに、異様にまぶしく見えてしまうんだって。


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