2005年 11月 14日
敬愛するsuzeさんから「酒バトン」が回ってきた。 バトンものは久しぶり(ちなみにsuzeさんの記事はミクシィ内です)。 suzeさんからの唯一のご指名ということで、張り切っていってみよー!! 1)今冷蔵庫に入ってるお酒の量 ヱビス黒350ml缶が11本のみ。 冷蔵庫じゃなければ、赤ワインが5本、いただきものの白ワインが2本、焼酎「のみちょれ」一升瓶1本。 あとウイスキー、紹興酒などめったに飲まないものがいくつか。 あ! とかなんとか書いているうちに、ただいまさらに芋焼酎一升瓶が配達されてきました!一升瓶が大好きだぁっ!うひょひょひょひょひょ!! 2)好きな銘柄は? ビールは、自宅でならほぼヱビスだけ。 ワインはかつてフランスワイン(ボルドー)ばかりだったけど今はシラーズ(オーストラリア)が中心。 焼酎は麦か芋が多く、芋ならいまは「のみちょれ」愛飲中。 魔王とか百年の孤独とか森伊蔵とかって、もちろんおいしいけれど「のみちょれ」よりずっと高くて価格が正比例しているようには思えない。 森伊蔵がのみちょれの20倍の価格で、20倍おいしいかと聞かれたらそれはないなー。 ワインは、レストランでなら奮発します。 だってやっぱりずっとおいしいんだもん。お店で飲むと。 気合い充分のレストランだと、食前にシャンパンを果汁で割った甘めのものを飲むのが好き。 そして食後にも甘いの。 ハーブっぽい香りの、とろっとした感じの食後酒がとくに好き。 考えるだけでも、うひひだわ。 もしくはとてもキタナイ飲み屋でホッピーアンド焼酎。 中間の飲み屋がダメ。 3)最近最後に飲んだお酒 毎晩かならず飲んでいるので。 だから最後に飲んだのはゆうべ、ですね。 ゆうべはイタリアンだったのでヱビス黒をコップ半分、あとワインワインワイン。 シラーズを切らしたので、久しぶりにキュヴェミティーク(フクロウの絵のワイン)を空けました。 次男が「れんこんとドライトマトのきんぴら」というのを作り、それが猛烈にウマカッタ。 薄切りにしたれんこんを素焼きして両面焦がし、ドライトマトと玉ねぎのみじん切りをオリーブオイルで炒めたソースとあえ、ローズマリーで香りづけ。 うまいってほんと。ワインがすすみます。 4)よく飲むもしくは思い入れのある5杯 「よく飲む」と「思い入れのある」はだいぶ意味合いがちがうと思うので、私は「思い入れのある」でチョイスしてみた。 1杯目・・・シャルトリューズ ヴェール(緑)。 55度のリキュール。 飲んで食べてもうべろべろ……あぁ、もうダメ……ってときに、とどめの一杯。 うつくしいグリーンの甘&苦な薬草酒、ストレートでなめると消化が促進されて胃がすっきりする。 55度なんて、ふつうの状態ではとても飲めないんだけど、満腹でかなり飲んだあとだとなぜか飲めてしまう。 そのかわり、もうどうにでもして……状態になるので他人サマとは空けないようにしています。 2杯目・・・カオール産AOCワイン。 フランスをレンタカーで旅行していたとき、気が向いてなんとなく立ち寄ったワインの産地がカオールだった。 小さな美しい村、思いがけないような美しいホテルと洗練された食事にビックリ、そして“ヴァン・ノワール”と称される、深紅のワインに驚嘆した。 フランスの田舎の奥深さを思い知らされた、思い出のワイン。 国内でこれを置いている店はさほど多くないから、見つけるとさらにうれしい。 3杯目・・・ロンドンパブギネス。 ウマいビールは数あれど、思い入れのある、といったらこれかな。 見向きもされなかった、昔好きだった人が、たった一杯だけこれをおごってくれましたので。 パーティー会場か、なんだったか、貸し切りのバーで、「今夜は一杯だけ、おごろうかな」と、寸胴のグラスを私の胸元に突きつけた。 あのロンパブほど、ウマくて、苦かったビールはないですわ。 4杯目・・・夏の京都で飲んだ麦焼酎。たぶん“兼八”。 麦焼酎というと、クセがなくて、するする飲めて、なにかで割るとおいしいわ、ってイメージがあったけれど、これはまったくその逆だった。 香りが、グンと強い! 割るなんてそんなもったいないこと、できない。 香りを鼻に通し、口に含むと、ばーっとさまざまなシーンが次から次へと立ち現れていくような、イマジネーションにあふれた一杯。 ロースト臭というのは、記憶のあちこちを喚起するものらしい。 とりあえずまっさきに浮かぶのは一面の麦畑。 夏のイスラエルでトマトをかじったときに一面のトマト畑が目の裏に浮かんだように、この一口で風に穂を揺らす麦畑へ連れて行かれる。 深く深く、記憶の旅へと行ってしまえるヤバイ感じ。 5杯目・・・バトンをくれたsuzeさんに敬意を表して、リキュールsuze。 このバトン、ほんと書いてて楽しいわ。 でも、実はsuze、飲んだことがありません。 いつかしかるべきときに、しかるべき場で、あこがれの一杯を頂戴しますよ。ふふ。 5)ジョッキを渡す相手 とくにいないなぁ……というより多すぎて選べない。 なのでブログ・日記ネタに困ったアナタ、バトンを勝手にもらっていって書いてください。 よろしく。
by apakaba
| 2005-11-14 23:03
| 食べたり飲んだり
|
Comments(12)
そのジョッキ(バトン)一杯いただきやす。
2,3日中にアップしやす(^^)
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apakaba at 2005-11-15 10:40
ogawaさん朝からうれしそうだな……すんごい笑顔なんですけど。
酒の話題は愉しきかな。 記事たのしみにしています。 ワタシくらいに気合い入れて書いてくださいよ。うひひひ。 問4の4杯目は言わずと知れた例の京都ですが、そちらのあとがきに書いたのとおんなじ文章にならないようにするのが苦労でした。
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国王
at 2005-11-15 18:30
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apakaba at 2005-11-16 08:59
へべれけさん、回そうかなーっと思っていたら持って行ってくれました。
ふふ、うれしいですわ。 いろんなワインの話を期待しています!! カオールはですね。2003年酷暑のフランスへ行ったときに、寄りました。レンタカーだったので寄れましたが、電車でも気軽に行けるのかなあ? オテル・ターミナスという街一番のホテルに泊まったら、とっても美しくてロマンチックでしたよ!しかも宿泊料はパリよりずーっと安いし。 カオールワインは、都内だと、渋谷のセルリアンタワーの最上階で飲めたような。お高いですが。 国王> バトン拾ってくれたのこれで3人か。ごくろうさん。
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K国
at 2005-11-16 14:12
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酒バトン・・・blogアップしましたぜ・・・っと
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apakaba at 2005-11-17 08:24
きのう拝読しました。
ヨッパライ的コメントで、まあ記事にお似合いということで。
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chasse_spleen at 2005-11-17 11:54
遅ればせながら私もUpさせていただきました。
ご笑覧ください♪ カオールもいずれ行くことを目指している地なのですが、 どうやって行くかは深く考えてなかったです、電車でいけるか心配です。 行くとき参考にさせていただきます♪
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apakaba at 2005-11-17 18:17
chasse_spleenさんasへべれけさん、すんごくステキーなバトンでした!!お名前の由来にはぐっときますね。
へべれけさんは短い文の中に感動をこめるのが、本当にお上手なんですよね。 そう、うれしい日も、かなしい日も、いつも飲みます。 カオールに旅立つときにはゼヒお知らせください! ほんといいとこですから。 メインサイトでフランス旅行記を途中までアップしているんですが、カオールの写真を載せたらまたお知らせします。
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suze
at 2005-11-18 22:37
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やはり、三谷さんにバトン渡して正解でした!
内容も濃いし、ただ「酔う」ことが目的でない、酒の楽しみが伝わってきます。 それだけでなく、素晴らしいブログのお仲間が、引き継いで素敵な写真や文を綴り・・・ ううむ。。もっと力入れて書けばよかった。。。
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apakaba at 2005-11-18 22:56
suzeさん、その律儀なところが好きです。私が「あーっなんだよぉ」と書いたからこっちにコメント書き直してくれたのですね。
suzeさんと一度も飲んだことがないのが不思議です。 もうだいぶごいっしょに飲んでいるような気がするのは錯覚ですね。 お仲間というかなんというか、ほんと、ステキというか埋蔵量にあきれるというか……うちじゃ酒瓶ばっかりそんなに保管できないよ、へっ、悪かったよ。 |
アバウト
以前はエイビーロード「たびナレ」や「一生モノ https://issyoumono.com/」などでウェブライターをしていたが今は公立中学校学習支援教員のみ。 子供のHNは、長男「ササニシキ」(弁護士)、次男「アキタコマチ」(フランス料理店料理人)、長女「コシヒカリ」(ライター・編集者) by 三谷眞紀 カレンダー
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