2006年 01月 06日

夫婦水入らずのお正月には

夫婦水入らずのお正月、という経験がない。
結婚して初めてのお正月、すでに長男の「ササニシキ」がいた。

23歳で結婚して、すぐに子供が生まれて……、このお正月からは、生まれてからいままでずうっと慣れ親しんできた、実家の親戚関係の新年会に、私はもう顔を出さないのだ……今年からは、嫁ぎ先の新年会に、なにか手料理を一品持って、お年賀を準備して、赤ちゃんもかかえて、嫁として末席につらなる……結婚式よりも緊張していた。

あれは“マタニティーブルー”だったんだろうな。
妊娠・出産とつづく、大きな体の変化に伴って、ホルモンバランスが崩れ、精神的に鬱的な状態が生じるということ。
私の場合、出産までは楽勝だったが、子供が生まれてから、ちょっとしたことでくよくよして、まわりのささいな一言が気にかかったり、していた。
義母が生まれたばかりの赤ちゃんを気づかっていろいろアドバイスしてくれても、
『子供を生んだ私だってたいへんなのに。お義母さんは赤ちゃんのことしか考えてない。どうせ、私はなんとも思われていないんだわ』
などと、本当に不義理なことが頭をよぎっていた。

初めての新年会に出かける前、生後2ヶ月に満たない赤ちゃんを寒くないようにおくるみでぐるぐる巻きにしながら、夫に気づかれないようにしつつ、心細さにボロボロ涙をこぼした。
あのころ、私はまるっきり、小娘だった。

あれから子供が次々と生まれ、「マタニティーブルー?そんなヒマないよ」って忙しさになり、おせち料理を大鍋幾つにもいっぱいに作るようになり、いつからか子供たちがそれを協力して作ってくれるようになって、——いつかは、夫婦水入らずのお正月を迎える日も、来るのかなあと思う。
未だ体験したことのない年越しを、何年後に迎えるのだろう。
そのとき、初めて味わうさびしさに、涙をこぼさないか。

by apakaba | 2006-01-06 23:04 | 生活の話題 | Comments(4)
Commented by 紫陽花。 at 2006-01-07 13:06 x
のこのこさん、明日の挙式を控えて最大に忙しい時でしょうねえ。のこのこさんも夫婦水入らずのお正月を迎えるのは今年だけでしょうか。えっと既に入籍されているのですよね。

これからは夫婦の歴史を刻むわけですね。眞紀家のようにさらなる子宝に恵まれてますます発展されんことをお祈りしています。なにやら結婚式の祝辞のようですが、いみじくも去年1月にのこのこさんに初お目見えして、「結婚式には眞紀さんが原稿を書いて、不肖私が祝辞を読む」との話で盛り上がったことを記憶しています。まさかあの日この慶びの日をこんなにも早く迎えるとは思ってもみなかったわけで・・。 人生はいつどんな展開を見せるか分かりませんね。

我が家も夫婦だけのお正月を迎える日の足音が近づいているような気もします、遠くから、コツコツとその足音が聞こえる・・。でもその前に眞紀さんの親子2人ヨルダンの旅には遠く及びませんが、ちょっと大阪まで母娘旅に行って参ります。調べると日本のふぐの60%は大阪で食されているとか、福を食べてきましょう。 え?結局これがいいたかったんだろーって・・(;;)
Commented by apakaba at 2006-01-07 14:18
じつはね、結婚式の朝にも、私は泣いたんですよね。まったく小娘でしたね。
そうか、のこのこさんとトルコ料理オフをやったのは1年前でしたっけ。いや、2月だったぞ、私は手にやけどをしていたので覚えています。
おかげさまで手の甲はちょっと見ただけでは全然わからないくらいに再生しました。なんて、私の手の甲なんてどうでもいいんですよね、手の甲より年の功(か?)うまいコメントありがとうございます。
ほんと、あのとき「祝辞が云々」てしゃべっていて、心の中では「本当にそうなったらどんなにいいだろうけれど、これは冗談としての会話だなあ」って思っていました。すばらしいことですねほんとに。

ふぐですかーいいないいないいな。わかぎゑふの「大阪弁の秘密」という本によると、大阪ではふぐを食うというのは「俺とおまえは親しくなっている」意味だそうですよ。いってらっさーい。
私は来週に京都大阪神戸と駆け足でまわろうと思っています。
Commented by Kay at 2006-01-11 14:48 x
遅まきながら、新年おめでとうございます。
夫婦二人の新年なんて、あっと言う間にきますよ。今結婚して15年でしょ。私たちが35年ですからあと20年もしないうちにそうなりますって。それはそれでいいものですよ。久しぶりにインドで娘二人の家族もそろってクリスマスを向かえ、新年は次女のカップルと一緒でした。皆が帰って、そして私たちもシンガポールに戻って二人だけになったら、旦那が「これからは子供たちが来るというのは断らないけど、おいでおいでというのはやめような。二人だけの方が落ち着いて良いな」と言っております。本当に、孫は来てよし帰ってよしとは良く言ったものです。
Commented by apakaba at 2006-01-11 18:53
Kayさん、おかえりなさいアンドおめでとうございます!今年もよろしくお願いします。松は取れたけど鏡開きに間に合いましたね。
孫は来てよし帰ってよしって名言ですね。
うちの母もよく言いますよ。すごく、絶妙の距離感がうまいなあ、昔の日本人はよくいったものだなと思います。
ところでこの言葉はダーリンとの英会話で、なんというのでしょうか。


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