2006年 08月 28日

東京都庭園美術館、一度は行っとけ旧朝香宮邸!

きのうのつづきです。

銀座から動いて、目黒の東京都庭園美術館へ足を伸ばした。
この美術館は、旧朝香宮(あさかのみや)家の邸宅を美術館として使っている。
いま、非公開部分の公開をしているというので行ってみた。
カメラを持ってこなかったので、とにかくケイタイで撮ってみる。
(公式サイトこちら


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外観はこんな感じで、直線的な建築。
とんがり屋根やぐねぐねの螺旋などを多用したアール・ヌーヴォーから脱し、モダニズムあふれるアール・デコの建築。中に入ってみましょう!

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正面玄関のこの装飾はルネ・ラリックの手による。
入っていきなりこれに釘づけ。
ガラスを出っ張らせてしまうところが可笑しい、フランスのモダンっぽい!

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大広間のシャンデリアも、やたらぐるぐるぐねぐねの曲線美とはおさらばし、20世紀のモダンさ……現代建築家たちの意匠に通じる。

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なんというか、“思いつかない”ようなデザイン。大広間のガラス扉。
すっごく変わっているの。唯一無二のデザイン。

洋館なんだけど、まるっきりの洋館でもなく、なぜか床の間風のものがあったり。
朝香宮という方が、フランスモダン建築にとっても深い興味を持たれていたことは歴然で、異様なまでに気合いの入った書斎のつくりや、“こんなモンまでがんばるのか……”みたいな、単なるラジエーターカバーなどの細部に至るまで、なにか非常にこの建物に対する愛と執念を感じた。
あらゆる住みにくさ(だって明らかに冬は寒そうだし、リビングルームという概念はないみたいだった)を克服して、「住んでやる!」って心意気というか。

きのうは、めずらしく「東京に住んでいてよかったなあ」と思った。
こんなにおもしろい建物を、ふと思い立って見に行けるのは幸せだ。
会期10月1日まで。
行けそうならとりあえず一度は行ってみよう!
紹介していない部分でも、おもしろさに目を見張るところがたくさん!!

by apakaba | 2006-08-28 23:23 | 歌舞伎・音楽・美術など | Comments(15)
Commented by ぴよ at 2006-08-29 01:47 x
へぇ・・・面白そうですね。ココ。
日本人は比較的にアール・デコよりもアール・ヌーヴォーに傾倒しがちな
気がしているんですが。
(アール・ヌーヴォー独特の女性的な曲線ラインというのは、浮世絵を彷彿させるんでしょうかね?ぴよも案外好きなんですが。)
玄関がラリックの装飾ってのが、泣かせますなぁ~!
(これまた日本人にはガレの方が割りと人気があったりしますが。笑)

アール・デコには余り知識がないのですが、実物を目にする事で
それを愛した過去の人達の足跡を知って勉強するのは楽しい作業です。
ホント、東京って色々あって羨ましいですよ。
Commented by 紫陽花。 at 2006-08-29 05:07 x
あー、ここ何回か行ったことがあります。静かな落ち着いた美術館ですよねー。
かつてプリンスホテル(芝・白金迎賓館として)が経営していて友人はここで結婚式を挙げたんですよ。(25年前) プリンスホテルといえば宮家の旧邸を続々買い取ってホテルにしたのでしたよねえ、華やかななりし時代。。

ここを出て都ホテルの方まで八芳園を経て歩いたのですが、まだシロガネーゼという言葉はなかった頃。帰りに都ホテルからのミニバスに便乗して目黒駅まで乗ったとき、ホテル暮らしのおばあさまがいて驚きましたねー。都会にはすごい人がいるものだと。。

故郷の自然あふれた暮らしも街の暮らしも知っていますが、うん、やはり東京もいいですねー。
Commented by K国 at 2006-08-29 07:18 x
この建物は建築雑誌で見たことある、窓の配置が絶妙で簡素だけど
古さを感じさせない設計だったと思う
外見はシンプルだけど、写真で見ると中は凝ってるみたいですね
行ってみたいと思いながら、行った時は忘れてる
行く予定も何時の事やら
Commented by apakaba at 2006-08-29 10:20
ぴよさん、今ちょうどガレ展もどっかでやっていたなあ。
美術系は東京が強いですね。
アール・ヌーヴォーのほうが、より異国的(エキゾチックじゃなくて、西洋っぽーい!)ってシンプルに感じやすかったんじゃないかなあ。
このお屋敷も、ギリギリ我々庶民でもイメージできる「おうち」なんだけど、これ以上の規模や装飾になってしまうともはや「家」って感覚ではなくなってしまう。10月1日までに、いらっさーい!

紫陽花。さん、そうですここが日曜に出かけた後半なのです。
紫陽花。さんなら絶対行っていると思ったけど、今は場所によっては撮影もできるし、非公開部分が公開されていて、夜のライトアップも入れるんです!超お得!

K国さん、はめ殺しの窓の金属でできた装飾ひとつも、異様なまでの気合いの入りようなんです!ほんとにおもしろい。
あれを「おもしろい!」と感じることができるかどうかは人次第なんでしょうが……K国さんには私が見過ごしている部分にもさらなるおもしろさを感じるんでしょうねえー。
Commented by ミケ at 2006-08-29 12:21 x
あっ!ここの玄関のガラス、前々からずっと見てみたいなぁと気になっているのです。
え~っと、『ギャラリー・フェイク』というマンガを読んで知ったのです。(^^;
(マンガ好きなもので・・・)
Commented by Gina at 2006-08-29 12:58 x
ご無沙汰してました(笑)
学生時代にいったことがあるのですが、当時は館内撮影禁止でした。
と思ったら今は特別に写真撮影が可能なんですね。
これは行かないと。
Commented by apakaba at 2006-08-31 08:34
ミケさんGinaさん、すっかり遅くなってすみません!外出つづきで。
ミケさん、この漫画は私は知らなかったのですが、作者のことを夫が昔けっこう好きだったとか言っていました。
絵画だとそれなりに日本中を巡回したりするけど、建築はねえ……動いてくれませんものね。できたら10月1日までに東京へ!!!

Ginaさん、ナゼまた(笑)が……
そうなのです。10月1日までです。夜間のライトアップは今夜までです!!
いそげ〜〜〜!
どの部屋も撮影していいということではないんですけど、それでも撮影可のところは、すごいカメラの人からケイタイカメラの人までたくさん写していました。
見学の人が多いのがとても意外でした。
Commented by 那由他 at 2006-08-31 16:52 x
>東京都庭園美術館、一度は行っとけ旧朝香宮邸!

私は建物が大好きなんで、このタイトルは私へのお声がけのように思いました。
といっても、地方に住んでるので、いついけるでしょうか。(TT)

ところで、夏の家族旅行で、沖縄に行ってきました。
いろいろ発見したり、思いを新たにするところのあった旅でした。

玉泉洞に行った時、何かに似てると思ったんですが、ガウディのサグラダ・ファミリア教会の感じに似てる!と気がつきました。
自然のものと、芸術と、何かつながってるんでしょうね。

9月から京都駅の美術館「えき」でアルフォンス・ミュシャ展があります。
行ってこようかなと思ってます。
私は、ヌーボーの後に登場したデコということは知っているんですが、アールヌーボーとアールデコの違いははっきり知らないんです。

ミュシャはヌーボーの代表のようですね。

まぁ、知識はおいといて、まず自分の感性で見てこようと思います。
Commented by suze(mon) at 2006-08-31 22:57 x
今日の勤め帰りに、行ってきました。
終了30分前に飛び込みました。便利な場所なので、大勢の人が見に来ていました。特に照明のデザイン、素敵でした。
撮影を許されている部屋も多く、僅かな時間でしたが楽しんできました。
でも、本当に写真を撮りたくなる部屋は、撮影禁止だったりして。。。

もう一回、見に行く予定です。
Commented by apakaba at 2006-09-01 07:43
旧朝香宮邸レス。
那由他さん、建築は地方へ巡回してくれないので……いらっしゃるしかないんですね。
建築が好きな人ってこんなにいるのかと、行ってみて驚きました。
沖縄は私は行ったことがないのです。屋久島よりあっちは未踏でして。
サグラダ・ファミリア教会も行ったことないですが、つい先日、箱根の池田20世紀美術館へ行きまして、まさにガウディの展示がありました。
非常に、有機的なものへのシンパシーのある人なんだなと思いました。
ミュシャ展にもおととしあたり行きましたが、色合いがオリジナルはとてもすてきでしたね。
ミュシャも、くるくるした草花をたっぷり描く人ですものね。
楽しんでいらしてください。
でもミュシャは人気があるから混むでしょうねえ。

suzeさん、(mon)て。けなげだ。
suzeさんにゼヒ行ってほしいなーと思っていたんです。
照明はおもしろいですね。ゴテゴテした曲線とはちょっとちがう……モダン家具とかに通じる感覚が。
私は、あの「殿下書斎」にはやられました。
Commented by 那由他 at 2006-09-01 13:29 x
>サグラダ・ファミリア教会も行ったことないですが、

私も行ったことがないので、映像や写真から受けた印象です。
サグラダ・ファミリア教会も、玉泉洞の鍾乳石も、生き物でないのに、成長しているところが、面白いです。
Commented by K国 at 2006-09-01 17:20 x
サグラダ、ファミリア教会は工事を始めて200年、完成は何時の事やら的工事日程、完成しても修復する箇所が出てくるでしょうから
教会がある限り職人は永遠に仕事がある
ヨーロッパは古い街を綺麗に保存してるので、それぞれの街に補修する
職人が何十人も居て仕事をしてる、若い人も多くて羨ましい環境

地震、台風、水害の多い日本は世界で一番難しい条件にある
全てに強いのは鉄筋コンクリートだが、住み心地は従来の木造だろう
本当の木造は絶滅状態ですが
Commented by apakaba at 2006-09-01 18:01
サグラダ・ファミリアは実際に行くとだれしも圧倒されるというので、いつか訪れてみたい場所のひとつですねえ。
Commented by Kay at 2006-09-02 08:52 x
サグラダ・ファミリアでは半日費やしました。かなり上の方まで登れるのですが、工事中なのでたいした手すりも無くて、高所恐怖症の私は一瞬足がすくんでしまって、へたり込んで、そのまま後ずさりしたものです。何かいきているよなきました、建物なのに。日本人の男性も数人働いてました。かなりのボランティアもいるようです。ガウディが今頃天国でどう思っているか。。。。
Commented by apakaba at 2006-09-02 10:04
Kayさんは高所恐怖症ですか。(ん、途中文章が小さい子みたいな……)
見たことないので想像しかできないのが残念です。
行ってみたらなにか気の利いたことがいえるのでしょうけど、ううむ無念。


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