あぱかば・ブログ篇

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2006年 10月 31日

蚊をつうじて……大人の世界と子供の世界

子供3人が次々と生まれたので、朝と夕方にはお助け番組として、向こう10年くらい、NHK教育テレビの『おかあさんといっしょ』をつけていた。
歌のお兄さんとお姉さんが唄う歌は、いい歌もたくさんあったが、好きになれない歌もたくさんあった。

“ちびっか ぶーん”という歌も嫌いだった。
チビの蚊である「ぶーん」は、やさしい蚊で、人を刺すのがいやだった。
だからいつまでたってもチビのままでいて、とうとう秋の朝に死んでしまう。
神様は、死んだぶーんを空に上げて星にした。
という内容の歌なのだが、なんだか偽善的な歌だと思いませんか。

『おかあさんといっしょ』の中で、着ぐるみが劇をするコーナーがあり、ある年の夏の終わりの話はこんなふうだった。
登場人物たちが飛んでいる蚊を見つけ、たたいてつぶそうとするが、一人が
「あっ、待って。もう夏も終わり。蚊とも来年の夏までさようならだよ。そっとしておいてあげようよ。」
「そうね。かわいそうだもの。また来年までバイバイ、蚊さん。」
と飛んで逃げる蚊に手を振る——テレビに湯飲みとか投げつけそうになったね。
偽善的にもほどがあるだろう?!

私は、すべての虫、すべての生き物の中で蚊をもっとも憎んでいる。
蚊に較べたら、ゴキブリもナメクジもかわいいものだ。
蚊だけは、死ね!死ね!絶滅してしまえ!と本気で思っている。
なぜかというと、私は皮膚が弱くて、蚊にひどく苦しんだからだ。
年をとってからだいぶましになったけれども、小さいころから30歳くらいまでは、刺されるとコブのように腫れ上がり、かゆいのはもちろん、その後は熱を持ってずきずきと痛み、刺された穴から体液がぐちゅぐちゅしみ出し、穴が広がりそこから皮膚がずるむけになって何年もぐちゃぐちゃになる。
そこまでひどくならない箇所も、茶色いひっつれが何年も残る。
足首にまとまって5箇所ほど刺された痕を見て、夫が
「なんだその足は。ヤク中の注射痕かよ?」
と言ったくらいだ。

だから、蚊について「かわいそうだもの」だの「やさしい蚊」などと聞くだけでむかっ腹が立つ。
そんなこと考える人間、実際にはひとりもいるはずないのに、どうしてそんなに偽善的な話を流すの?それが教育テレビの務めなの?

なーんて、思っていたのだが……

きのう、テレビを地でいく人がいることを知った。
「おかーさん、見て。“手のり蚊”。」
死にかけている蚊を指先に乗せて、「コシヒカリ」が見せに来た。
私は、まだ蚊の奴がいたのか、とうんざりすると同時に、かつて苦々しい思いで見ていた『おかあさんといっしょ』を思い出した。
「うへ、なにやってるの。」
思わず不快そうな顔をして私が聞くと、「コシヒカリ」は
「あのね、もう弱っていてあまり飛べないから、手を出したら止まったの。わたしが手に乗せるとじっとしてるの。だからわたしの“手のり蚊”にしたの。かわいいでしょう。」
「かわいくないよ……捨てなさい。」
娘は弱っている虫などをすぐに拾ってきてかわいがってしまうのだが、蚊だけはどうしてもイヤ。我慢できない。
「はあい。わかった。じゃあ窓から出してあげるね。バイバイお前、しっかり飛んでいくんだよ。」
名残惜しんで、挨拶してるよ。
「ダメよっ!そんなんじゃだめっ!」
心の中では“おお、あのドラマ通りじゃないか!”と驚きながらも、口ではヒステリックに叫んでしまう私。
「そう?じゃあゴミ箱に捨てるね。ぽい。」
弱り切っているから復活して私を刺すこともなさそうだ……それにしても、こういう思考を持つ子がほんとにいるのだということを、もうとっくに『おかあさんといっしょ』を見なくなってから初めて知った。
私の見えている世界と、「コシヒカリ」の世界はもしかしたらぜんぜんちがうのかな。
娘の世界では、まだ花がお話ししていたり、虫が「コシヒカリ」の思うままになついてくれるのだろうか。

by apakaba | 2006-10-31 13:11 | 子供 | Comments(16)
Commented by たがめいぬ@偽善者 at 2006-10-31 15:18 x
う~ん

今日の朝羽ありがお風呂にいたのだけれど そっとしておいてあげた。

まあ 蚊だって オスは水しか飲まないらしいからね。

そういう僕も蚊に刺されると痕がすごくのこります。
Commented by apakaba at 2006-10-31 15:22
オスがいるから蚊が増えるんでしょーっ!
両方とも情けは無用なのっ!!
そんな私だって蚊以外の虫にはとってもやさしいのよ!!!
Commented by 喜楽院 at 2006-10-31 17:19 x
教授「人が一生のうちに殺す虫の数は、予め決まっている、と、
一般的にはよく言われておるがの。」
助手「ウソをつかないで下さい。そんな話は初めて聞きます。」
教授「喜楽院様はご幼少のみぎりに、こと、昆虫およびその他の虫類、
両生類、爬虫類に関して言えば殺戮の限りを尽くした。近所の大人衆
から幾度、『化けて出てくるからやめときな。』と注意を受けたことか。」
助手「やはり、ろくなもんじゃありませんね。」
教授「その喜楽院様が、今はどうなったと思う?。」
助手「飽き足らなくなって、犬や猫でも殺して回って歩いてるんかい。」
教授「話の展開の推理が出来ん奴じゃの。」
助手「あなたにだけは言われたくないセリフですね。」
教授「喜楽院様は、今は、蜘蛛もハエも蚊もほとんど殺さない。」
助手「蚊も殺さない?。槇紀様が激怒なさいます。」
Commented by 喜楽院 at 2006-10-31 17:20 x
教授「仕方あるまい。喜楽院様は一生のうちに殺す予定の数値を
すでにクリアしてしまったのじゃ。今は、虫は殺さずにすべて
逃がしておいでじゃ。いずれにせよ、これに限らず人生に関わる
あらゆる物の、おおまかな数量というものは大概、予め決まって
おるものなのじゃよ。わかるかな?。ほっほっほ。」
助手「どこぞの新興宗教の開祖の説教みたいですね。そうかい。
じゃ、お聞かせ願おう。あの喜楽院のバカ、一生のうちに飲む酒の量、
予定の数値とやらはとっくにクリアしているはずだが、一向に
飲む勢いは衰えていませんね。これは一体、どう説明されるべき
なのですか?。」
教授「…。♪土手の柳は風まかせ…」
助手「歌うな。あ、待て。逃げるな、こら。」
Commented by K国 at 2006-10-31 17:24 x
商売柄、夏に仕事かかる前、草刈なんぞしようものなら、耳元でハウリングおこしそうなほど飛んでくる、虫除けスプレーなんぞきかねー
常に動いとかないと刺されてしまう、そんな無駄な抵抗してもボコボコ状態、屋外だと殺虫剤も効かないし蚊は嫌いです

今迄で最大の被害、5月の連休にバイクで屋久島ツーリングへ行った帰り、鹿児島の吹上浜でキャンプした時、行きずりのバイクキャンパー数人と宴会で盛り上がり、夜中の2時ごろまで飲んでてテントで寝た
朝方に一雨来たら、宴会の最中には一匹もいなかった蚊がテントの隙間から入ったのか、目の前が真っ黒になるくらい飛んでる、顔は薄っすら腫れぼったい感じ、バイクのミラーで見るとチョット別人、関西から来てた
夫婦タンデムの奥さんは、顔中腫れて目が開かないくらいになってた
一週間はブツブツがソバカスみたいに残った、今思い出しても腹が立つ
Commented by キョヤジ at 2006-10-31 18:14 x
ま、何だ。
ワシにあだなす虫は徹底駆除だな。
その他の虫には速やかに退去願う方針。

この世のヤバイ病気の多くが蚊が媒介するもの。
そーゆー事が判れば「手乗り蚊」なんてぇ暢気な事も出来なくなるでしょうよ、コシヒカリも。
Commented by apakaba at 2006-10-31 21:10
蚊レス。

助手「教授、それにしても喜楽院氏はナゼ何処でも彼処でも眞紀さんのことを槇紀さんと表記するのでしょうか。まさか眞紀さんに叱られることが快感なんでしょうかね?」
教授「喜楽院にそういう趣味があるかどうかはどうでもいいが、たんに昔の女とかんちがいして書き違えているんじゃろ。」
助手「あー、それって一番やってはいけないミスですよね。女性とのつきあいでは。」
教授「まだまだ喜楽院も修行じゃの。」

K国さん、アルコールが入っていると蚊に好かれますよねー。
寄りつき方がぜんぜんちがいますね。

キョヤジさん、「アキタコマチ」が「あだなすってなーに?」と聞いていました。
娘が心優しいとかはとくに思ってないの。
見えている世界が、ちがうのねーと感じただけ。
日々考えても、犬のフィラリアだって蚊だもんね。
Commented by Morikon at 2006-10-31 22:47 x
「おかあさんといっしょ」、だいぶ我が家も世話になったなぁ。
国際フォーラムであったコンサートにも行ったし、
スタジオ収録に娘を出そうと毎月応募したけど全然ダメ。
もう45年くらいの長寿番組だから仕方ないけど、タイトルが・・・。
たまに特番で「おとうさんもいっしょ」というのもやってほしかった(笑)
Commented by ぴよ at 2006-11-01 08:53 x
コシヒカリちゃんにとって、「その虫は害虫か否か」という事よりも
「その生き物は弱っている(弱者)か否か」という事が判断基準の
優先順位の上位になっているんだろうな。
「弱いモノを助ける・慈しむ」というのが最優先順位になっていて
それが自分に害を及ぼす存在かどうかは、その後の判断になってるのだろうと。
ぴよの場合は弱かろうが強かろうが自分に害を成す生き物は瞬殺ですよ(笑)
害を成さないまでも、小さな羽虫みたいなのが家の中に入ってきても瞬殺。
ぴよの視界に見苦しいモノなんぞ、いらんわい。

>アキタコマチ君
「あだなす」を漢字に変換したら、どんな字を当てるんだろう?
ちなみに「あだなす」→「仇なす(仇成す)」だよ
じゃあ「仇」ってどういう意味だろう?それを辞書で調べれば判るよ。
日本語は漢字に変換した方が意味が判り易い言葉が結構沢山あるね!
Commented by apakaba at 2006-11-01 09:23
蚊つづき。
Morikonさん、「おかあさん」は夫婦で子育てする時代にそぐわないだろう、という意見はやっぱりいつでも出るらしいです。
NHKの回答は、すでに確立されたブランドネームになっているから……(変えるつもりはない、ということ)みたいですね。
だからまあ、しかたがないんですな。

ぴよさん、そうなの、娘は死にかけ系に心惹かれるという傾向が。
まだまだ虫やトカゲや金魚と心通わせられると信じている。
なんでも手に乗せて「わたしになついてる」と思ってしまうの。
「いやー、弱ってるだけだろう?」とこっちにはわかるんで、「ううむ〜、そうかなぁ。」とか言ってるんだけど、まあもう少し大きくなればメルヘン世界から脱皮するでしょ。そして殺戮の限りを尽くすフツーの人になっていくだろう。娘ってばデカイはえとか手でたたき殺したりしちゃうのよ。

「アキタコマチ」にいいアドバイスありがとう。
Commented by のこラクダ at 2006-11-01 10:26 x
あだなす・・・勉強になりました。(汗)

蚊ですか・・・・・・・・・・。しかしなぜそこまで腫れて爛れるのか?
私も相当皮膚は弱いが。 普通のムヒとかキンカンとかそういうスースーするだけで痒みが止まらない薬を使ってないかい?
やっぱり速攻「ムヒα」ですよ。一度たりとも掻くことなく治まるように常に携帯するぐらいの意気込みでどーぞ。

まぁ、「無駄なな殺生はせぬ」byいとしの五右衛門ってことでコシヒカリちゃんに一票。
らくだ夫も私の憎むイモムシを葉っぱで包んで窓から投げ、外の畑に落とします。
Commented by 喜楽院 at 2006-11-01 12:17 x
>それにしても喜楽院氏はナゼ何処でも彼処でも
>眞紀さんのことを槇紀さんと表記するのでしょうか。

喜楽院「終わった…。何も、かも…。」
教授「力石かよ。」
助手「いずれにせよ、サイテーですね。」

眞紀さん、ごめんなさい。

Commented by apakaba at 2006-11-01 17:07
蚊またも。
のこのこさん、わかりました。来夏からムヒαに変えます。ウナコーワクール(もろこしヘッド)が家族の気に入りですが私が変えます。
芋虫は当然、飼いますよね。
男の子は育て始めますよ。なんでもかんでも。

喜楽院さん、やはり喜楽院さんはアレでしたか、力石でしたか。
Commented by ぴよ at 2006-11-01 22:04 x
>そして殺戮の限りを尽くすフツーの人になっていくだろう。

笑ったー!
でも言わせて貰っちゃアレですが、ぴよは今でもご近所の野良猫や
お散歩ワンコと心通わせられるとどこかで信じていますよ!
えぇ!殺戮の限りを尽くしていても、都合のいい場面ではファンタジーなんです!
Commented by apakaba at 2006-11-02 18:41
ぴよさん、娘の将来像が見えてきた気がします。
オウ、ぴよさんなのかよ。
Commented by apakaba at 2006-11-02 18:42
ご近所の野良猫、お散歩ワンコ……ああ、まったく同じです


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