あぱかば・ブログ篇

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2007年 01月 17日

モノより思い出、とか。でも記憶より記録?

きのうの旅行記の写真を、長男の「ササニシキ」が眺めていた。
「だれこれ、おかーさん?」
と聞くので、
「そうだよ。かわいいだろう。」
「ササニシキ」は今年で16歳。22歳当時の私と、年が近くなってきている。
でも、息子から見ると、おばさんの顔になった母親のほうがいいみたい。
「小さくてよくわかんない。第一、かわいくないし。今の方がいい。」
だと。

17年前の旅行でも、写真の一コマずつ、そのときなにを考えながら撮られていたかをよく覚えている。
きのうの写真を見ると、ベッドに座っているほうは、なれなれしいスタッフ(ツーリストバンガローといえどもやはりそこは人なつこいインド人。女の子の肩を抱いて写真を撮るくらいのことは、やろうとします)に撮ってもらったのだ。
私は「あんたなれなれしいのよ」と心の中で思っているので、笑顔ナシ。
屋外のほうは、
「わー、カジュラホはデリーよりだいぶ南だからあったかいなー。それに春も近づいてきたし。ああ、陽射しがいい気持ち。」
と思いながら撮られていた。

写真1枚で、そのときのざらついた気分とか、胸元に受けていた太陽の暖かさとか、靴の中のほこりっぽさとかまで、思い出せる。
写真のチカラって大きいのだな。

一方、撮られていることを知らない写真というのも、ある。
たとえばマカオのこんな写真など。

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なにを見上げているのでしょう。まったく思い出せません。

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なにをゲラゲラ笑っているのでしょう。まったく思い出せません。

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なにを見つめているのでしょう。まったく思い出せません。


でも、旅先にいるという気分だけは確実にわかる。
「蒸し暑かったな……」から始まって、いろんなことを思い出せる。

いま、猫も杓子も写真を撮る。
うちもそうだ。私以外の4人、どこかへ行くときは必ずカメラを持っていく。
お父さんは仕事のカバンにいつでもコンデジを入れているし、「アキタコマチ」は毎朝の犬の散歩にさえ、やはりコンデジを提げていく。
私はカメラに興味がないし、写真を上手に撮りたいという気持ちもほとんどない。
でも写真を見るのはたのしい。
家族が撮ったくだらない生活の写真から、世界的に有名な写真家の写真展まで、見るのは好きだ。
人間の記憶ってどんどん曖昧になるし、どんどんアタマの中で変化していってしまう。
撮ったときにはかならずしもその意図がなくても、記録は大事だなっと思う。

by apakaba | 2007-01-17 15:52 | 歌舞伎・音楽・美術など | Comments(19)
Commented by キョヤジ at 2007-01-17 18:05 x
写真は触媒だ。
色んなものを瞬時に引き出して来る。
光・風・匂い・・そして想いまでも。
Commented by apakaba at 2007-01-17 18:09
ひょ〜かっちょええ。
ざっつらーい
That's right!
Commented by 花岡じった at 2007-01-17 21:19 x
確かに。
もし、もし(絶対嫌だけど)我が家が火事になったら真っ先に写真持って行くもんね、俺。
俺もミタニさんと同じタイプ。
あまり写真には興味ない。
デジ男も旅行の時と記を書いてる時しか触れないもんね。
でも、写真は好きだ。(なんのこっちゃ)
ただね、上の様なスナップ的な写真が我が家にはあまり無いんですわ。
羨ましいのぅ。。。。

あー、下記の写真(屋外の)時代感じますなぁ。。。(笑)
当時はナウいジーパンだったしぃ。
Commented by apakaba at 2007-01-17 21:39
写真の腕を上げたいという向上心はさらさらなくても、写真は好きってコトで。
そんで飲み会要員ということで。わー同じ。
スナップなくても、じったさんにはもっともっともっともっと貴重〜なお写真があるじゃないの。いや〜あんな体験はなかなかできないよ……遠い目。

はい、ナウいジーパンは今どこを探してもないスタイルです。
Commented by ogawa at 2007-01-17 22:05 x
写真はタイムマシンですよ。
一枚一枚その時の記憶を呼び覚ましてくれる。

それが好きで写真を撮っているのかな。
Commented by apakaba at 2007-01-17 22:35
ひょ〜かっちょええ。
上のスナップ、いいでしょう。トカナントカ。
Commented by のこのこ at 2007-01-17 23:45 x
もの覚えの悪い私には写真がなければ旅の記憶はあとかたもなく消えてしまいます。
いくら「写真をとるより心に焼き付けて」などとかっこつけても実際20年もたてば記憶=写真(または記録)が全て。
その場所の風景=写真の風景になってしまう。記憶なんてそんなもんですよね。
やはり撮っておかないと、ですよね。
Commented by apakaba at 2007-01-17 23:52
そうなのそうなの。
写真を、撮った当座は意識していなくても、端っことかに写っているもので「あ!こんなことが」とか思い出せるし。
犬の写真なんてカンペキにそう。
はじめからこの顔だったような気がしてるけど、赤ちゃん犬時代を見るとウワーこんなに小さかったのね!とか思う。
Commented by ぴよ at 2007-01-18 01:42 x
ぴよもコンデジで撮りまくるタイプだけど、実は自分のスナップ写真がほとんどない。
撮るばっかりで撮られるシーンがほとんどないからね・・・
でも、ぴよは旅行に出ても日記を全く書かないので、撮影画像は日記の代わり。
文字にしなくても画像を見れば大抵の事は思い出す。

後ね、映画感想はかなり役に立ってるよ。
アレは書き続けててよかったなーと最近ちょっと思うようになった。
すっかり忘れちゃった映画も、自分が書いた映画感想を読み直して
「ああ、そー言えばこんな映画だったなぁ」って思い出すケースが多いの。
ヘタでも不器用でも、記録しておく癖って何かと役に立ちそうですね。
Commented by tabibito9999 at 2007-01-18 03:05
人生、これ一枚、が残ればいいですね。
写真撮るときには、この人の人生、これ一枚が撮れればいいな、と、思いながら撮っています。なかなかうまくいきませんが。
この国は写真があふれすぎていて不幸かもしれない。
ヒマラヤの家にポラロイドフイルム1000枚持ち込んで家族全員役割手分けして、子供の全員撮って渡しましたが、生涯にそれほど写真が残らないので、家宝にしてくれています。作品が残らない、あるいは見せると問題が起きる、幻の写真家になりたいと、思っています。
Commented by tabibito9999 at 2007-01-18 03:14
ごめんなさい。自分の考えばかりで。

いい写真ですが、凡ですね。もっと、迫って、撮るといいような。内面がさらけでたような、はらわたがでたような。きっと、いい写真になると思いますよ。
Commented by K国 at 2007-01-18 07:30 x
そういわれると私の20歳までの写真は一冊のアルバムに納まっている、数少ない小学校時代の写真だけど見れば思い出す。
自分でカメラを持ちだしてからのアルバムは物凄い数量、子供の写真に旅行の写真、バイクの写真とそのつど整理して処分してます。
Commented by apakaba at 2007-01-18 07:32
写真レス。
ぴよさん、若いころ、一人で旅行してたころは、現地の人が私を入れ込んだ写真を撮りたがるのがとっても迷惑でした。(カメラをそのまま盗まれるとかそういう問題は別ね)
「私が撮りたいのはここの風景なのに。自分が写ってる記念写真なんていらないよ〜」って内心で苦笑してた。
でも今になって見ると、半ば強引に写された自分のゆがんだ笑顔とかが、とてもなつかしーのです。
それもこれも含めてモノより思い出だな。
映画は、たくさん観るし年々バカになるから、見たそばから忘れちゃう。
私もここに少し書くようになって助かっています。自分だけ助かればいいのさ。

いったん。
Commented by apakaba at 2007-01-18 08:05
写真つづき。

>生涯にそれほど写真が残らないので、家宝にしてくれています。
たびちゃん、そうそう、そうなんですよね。
観光地だと写真を撮られてお金を得るんだけど、もっと田舎だと、やたら切羽詰まった調子で「私の写真を撮って欲しい。そしてここへ送ってほしい」とかいって、住所渡してきたりしますよね。

>いい写真ですが、凡ですね。
そらそうでしょー。たびちゃんも言うとおり、見せると問題が起きるものはアップロードしませんもの!あ〜んな写真やこ〜んな写真は出しません。
ある程度無難なものでなくては。うひ。

私はモデルではお役に立てませんが、写真の話は好きですよ。
どんどん自説お話下さい。たのしいわ。

K国さんの大分写真はほんとにステキですよ……鎮守の森とか、かなりヤラレました。
Commented by Morikon at 2007-01-18 13:21 x
のこのこさんじゃなくっても、記憶なんて、あっさり風化しますよ。
2年前、青森の奥入瀬を15年ぶりに再訪したけど
以前の記憶、全くナシ(苦笑)
そういう意味でも、ノーミソに楔を打ち込んでくれる
写真の存在は大きいし、便利ですよね。

映画も同じで、久しぶりに観ると
「え、こんなシーンあったっけ?」なんてことが少なくないですし。
老化が始まってるだけか(笑)
Commented by 喜楽院 at 2007-01-18 19:09 x
学生時代、通算4回の夏休みを利用して、日本を半周づつ4回、
都合、日本を二周した。その1回目、DAX70という原付同様の
バイクで北海道と東北を16日かけて走った。写真がまだまだ
貴重?な頃で、1日2.3枚づつ、と、今から思えばかーなーり
セーブしながら写していた。その後、旅も終盤を迎え、1本目の
36枚撮りフィルムを撮り終え、2本目に入替えて2.3日経過した
処で旅は終了したのであるが…。
家に帰ってみると、その1本目のフィルムが紛失していることに
気付いた。大ショックだった。私は、かなり嘆き悲しんだ。
あきらめきれず記憶を頼りに、現像したら多分こういう構図に
なっているであろう36枚+αをすべてイラストにして描き起こし、
アルバムに保存しておいたが、いつの間にかそのアルバムも
所在がわからなくなってしまった。実に情けないことだ。
写真もイラストも無いというのは、旅の記憶を呼び起こすには
かなり辛い。大学2.3.4年の時の写真はしっかり残っております。
ですので、それにはいろんな記憶がしっかりと生き残っております。
Commented by apakaba at 2007-01-19 14:18
写真つづき。
Morikonさん、映画はまたーく同じ。
あまりおもしろくなかった映画なんて、一晩寝たらすっかり忘れているもの。
映画を観る真剣みも減ってきているんだと思う。
今は安く借りられるから、また借りればいいやーって。(実際はまた借りることはほとんどない)

喜楽院さん、イラストというのがすご!!!!!!!い!ワタシにとうていない発想だわ。でもなくなっちゃったなんて。
私も、大事なものの保管はずさんなほうなので、いろんなものをうしなっていると思います。
失ったことさえ忘れているんだから幸せっちゅーかなんちゅーか。
でも昔の写真って、見るとうれしはずかしですよね。
Commented by 与太郎 at 2007-01-20 09:49 x
 確かに自分の写真はないですね。小さい頃の写真があったけど、引っ越しの時に殆どのものを全て捨てたので一緒に処分してしまいました。紙だとかさばっていけませんね。

 あやめが20才の頃の写真をくれたので、それと一緒にこの写真も大事に保存しておきます。いくら沢山保存しても物理的な場所を取らないし、整理さえキチントしておけばいつでも、どこででも、すぐに取り出せて、便利な時代になったですね。
Commented by apakaba at 2007-01-20 11:38
写真も、プリントだと褪色するのがいやですね。
与太郎さんの恋人あやめさんとともに保存されるとは光栄です。


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