2005年 01月 30日

インフルエンザ

 インフルエンザにかかったので、二日間寝て暮らしました。
 タミフルという特効薬が出たおかげで、近年はインフルエンザも怖くはない病気になったけれど、やはり関節痛と頭痛はしつこくて、パソコンに向かう元気までは出ませんでした。
 もともと布団をかぶって寝ていることが、人生の中で他になにをするよりも好きなんで、家族には迷惑をかけたけれどまあ遅めの冬休みを勝手に頂戴しました。

 当欄でよく書いているとおり、私は夢を見るのがたいへん得意で、薬を飲んでうつらうつらするとそのたびに荒唐無稽で愉快な夢を見ることができます。
 へたな映画よりよほどおもしろいので、ますます寝るのが大好きに。

 熱が少し下がったら、読書です。
 二冊読みました。
 『戦争が遺したもの』鶴見俊輔・上野千鶴子・小熊英二の対談集です。
 もともとイケメンな小熊先生の大ファンなんだけど、いやーおもしろい。
 日本のエキサイティングな時代の生き証人に切り込んでいく、戦後世代の二人(上野・小熊)、最高にスリリングです。
 もう一冊が『静かなドン』ショーロホフの大長編の一巻目です。
 ロシアの小説ってどうしてこんなにおもしろいんでしょうか。
 トルストイもドストエフスキーも大大大好き、さらにショーロホフという文豪まで輩出しているとは、いったいなんという偉大な国なんでしょうロシアって。

 ゆうべ、たぶん3時か4時ごろ、ものすごく苦しい体験をしました。
 鼻の穴が、片一方ずつ開いたり閉じたり……、ってまさか砂漠のラクダじゃないんだから、本当にまぶたのように開いたり閉じたりするわけじゃなくて、一方ずつの鼻腔内でぐわあーっと鬱血が起こって、かわりばんこに開通したりふさがったりするんですね。
 私は通年性のアレルギー性鼻炎です。
 鼻の具合が悪い人はわかると思うのだけれど、一方が詰まっていてももう一方がひりひりと痛いくらいに通っていて、それがふと気付くと左右が入れ替わっていたりすること、あるでしょう。
 あれがめちゃくちゃ短時間に起きていると考えてください。
 それはもう、自分で驚いて飛び起きるくらいに開通したり詰まったりするんですよ、かたっぽずつ、「赤上げて、白下げないで赤下げて」とかいう奴みたいに。
 なんだこれ?!気圧が不安定なのか?
 と思って耳を澄ますと、そのときちょうど、すさまじい暴風が吹き荒れていました。
 ひゅうとかピューとかのレベルではなく、「ドーーーーーーーー」とドスのきいた太い音で、暴風が通りすぎていくのを聞きました。
 ああ、あの風にこの私の鼻が、激しく反応しているんだ……と、地球との密なつながりを感じてすこしうれしくなりましたね、いやなりませんとも。
 ただただ迷惑でした。

 そのようにして、私の病気はよくなっていきました。
 だいぶやせてしまいました。
 もう倒れないように気をつけます。

by apakaba | 2005-01-30 22:59 | 生活の話題 | Comments(0)


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