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あぱかば・ブログ篇

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2004年 11月 28日

コンプレックスを抱え

“もっと顔が小さかったら”
“もう少し胸が大きかったら”
“もっとウエストが細かったら”etc.
容姿のコンプレックスは人それぞれあるが、私の最大のコンプレックスは、「脚が太い」ことなのである。
背がチビなのもつらいけど、脚(ふくらはぎのところ)が太いのはさらに本気でツライ。
ツライものは見ていてもツライので、いつもパンツばかり。
見なければないのと同じ、隠してしまえばいいのよ。
私は自分の脚にずっと目を背けてきた。

でも街を歩いていると、美しい脚をいやでも見かけてしまう。
美人で脚もキレイな人が前を歩いていれば、
「アナタなんかきっとなーんにも悩みがないのね!なによ〜美人なんだから脚ぐらいワタシに譲ってよぉぉ!」
とわけのわからないことを思うし、顔は甚だいけてないのに脚だけがキレイだと、こんどは
「どうせそんな顔なんだからその脚は必要ないっ!ワタシに譲りなさいっ!」
と、これまた決して人には言えない言葉を心の中で吐いている。

でもなあ、たまには短めのスカート、履きたいよねえ。
脚がすっぽり隠れるロングスカートだと、チビだからよけい鈍くさくなるし。
そこで、寒くなってきたのを待ちに待って、生まれて初めて、ロング丈のブーツを買いに行くことにしだのだあ!

ブーツは何足も持っているけれど、すべて短めの丈のものばかり。
これではかえって脚が太く見えるではないか。
なにをやってるんだ。
すらりとした脚をさらけ出すのはたいへんけっこうだとは思うけど、人間、できることとできないことがある。
私には一生ムリなんだから、おとなしくブーツで見苦しいものは隠して、よぅし、スカートを履こう。

先月オープンしたばかりのバーニーズニューヨーク銀座店へ、思いたったが吉日なので風邪をおして出かけ、まずはとにかく短めのスカートを買ってしまい、後戻りできない状況にしてから、靴売り場でブーツを何点か選ぶ。
ためしに履いてみたいのですが、とショップのカウンターに声をかけると、出てきたのが女性店員ではなく若い男性の店員。
アムロと離婚したSAMに似てるがもう少しはノーブルな感じ。
ええー女性のほうがよかったなあと思いながら、数足を持ってきてもらう。

椅子に座って、ジップアップブーツのジッパーを上げていくと、うあ!脚が太くてジッパーが上がらないじゃん!
途中で完璧に止まっちゃったよ!
ノーブルなSAMに、
「ワタシ脚が本当に太いんですよ。上がんない、これ。」
と真顔で言うと、ノーブルなSAMが
「ええ、一度履いてしまえば、革というのはあとは横に伸びる一方ですから、だんだんとゆるくはなってきます。」
と真顔で答える。
しかし、マジでぎゅうぎゅうだよ。
絶体絶命だよ。
真顔ではたと見つめ合ってしまう脚の太いお客とSAM。
さあ、どうしたらいいんでしょう?
ワタシの冬の服装計画は?

by apakaba | 2004-11-28 00:25 | ファッション | Comments(0)


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