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あぱかば・ブログ篇

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2004年 07月 02日

ダライ・ラマさんは飛行機雲をご存じなかった。

飛行機雲が地球温暖化の一因になっているかもしれないという話題が、今朝のラジオ番組から流れていた。
ジェット機の排気によって作られる人工的な巻雲(けんうん)が、地球表面から発せられる赤外線放射を反射することで、熱を宇宙にのがさず、地球の大気中にとどめておく働きをするということだ。
なんとなくキレイでロマンチックなイメージのある飛行機雲が、そんな悪いものだとは、まったく油断のならない世の中である。

去年の11月、ダライ・ラマさんの講演会に行ってきた(そのときの日記は、’03年11月4日分参照)。
フリートークの時間、ダライ・ラマさんは
「世界にはまだたくさんの知らないことがあります。そういえば、空にかかる虹で、色もなければ曲がってもいない、まっすぐに線を引いたような虹があります。あれはとても不思議です」
……ダライ・ラマさん…それって、飛行機雲……
会場にいた人は、きっと全員、すぐに気づいたことだろう。
ダライ・ラマさんひとりだけが、まったく子供のように無邪気に、飛行機雲を「色のない、まっすぐな虹」と呼んだのだ。
ファンとしては、なんとも温かい気持ちになってしまう。
ダライ・ラマさんはあのまっすぐな虹が、地球温暖化に影響を及ぼしていることを、いまはご存じだろうか。
もしそれを知ったら、さぞ落胆することだろうと思う。

by apakaba | 2004-07-02 22:53 | ニュース・評論 | Comments(0)


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