2004年 06月 12日

スティーブ・マッカリー「アフガン難民の少女」の写真に再会した

今日、一番の衝撃は、眼科の待合室で手に取った雑誌だった。

子供たちを連れて、一日中いろんなところを回っていた。
図書館をハシゴし、おもちゃ屋へ行き、文房具屋へ行き。
「ササニシキ」が眼鏡の度数を上げたいというので、4月に作ったばかりなのに、また視力検査に眼科へ行ったのだった。

眼鏡を作る検査は、時間がかかる。
暇をもてあまして、本棚に並んでいた「ナショナルジオグラフィック日本版」のバックナンバーをめくっていた。
それは、2002年4月号だった。
「発見 アフガン難民の少女」とある。
紫色のブルカをまとったアフガン女性の手に収まっている写真、ああっ!!これは……!
3年くらい前に、本屋で目に留まり、目が離せなくなり写真集を衝動買いしてしまった、スティーブ・マッカリーという写真家の写真だ。
写真集の表紙が、あまりにも有名な、「アフガンの少女」だったのだ。
この目。なんという目。震えのくる写真だった。

あの女の子は、年齢は30過ぎになっていて、パキスタンへ逃れていた。
大人になった彼女の写真を見て戦慄が走り、眼科の待合室にいることを忘れ果てた。
彼女は、別人のように老けてしまっていた。
少女の写真を見て、凄みのあるほどの美人になると思ったのに、老婆のようにやつれ果てていた。
唯一、目だけが……あの、怒りを湛えたような、カメラに挑みかかるような目だけが、彼女だと思わせた。

人間は、状況次第で、こんなふうに年をとるのか……。
胸がいっぱいだった。

(スティーブ・マッカリーの公式サイトはこちら
「アフガニスタン」のページで、少女と、大人になった彼女の写真を見ることができます)

by apakaba | 2004-06-12 00:22 | 歌舞伎・音楽・美術など | Comments(0)


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