あぱかば・ブログ篇

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2007年 05月 30日

「魚、気持ち悪ーい」

晩ごはんにあじのたたきを山ほど作った。うう、メンドクサ。

よく、「生魚に触るのって気持ち悪ーい」という主婦がいるけどあれはどうしたことなんだろう?っていうかはっきり言ってそれは義母のことなのだが、先祖が魚屋だった私からすると信じられないようなことを言う。
「お魚さばこうとして台所に立っていると、『ウワアあたし、なんでこんな気持ち悪いモノ持ってるのかしら!きゃあ、やだやだ、気持ち悪い!』っていきなり思って放り出したくなるの!」
なんですかそれは……それでも主婦なの〜っとはもちろん言いませんよ。

義母は魚のことだけでなく、いろんなことで私を驚かせてきた。
丸ごとのすいかを切るのも「わあ、曲がって切っちゃったらどうしよう!」
デコレーションケーキを切り分けるのも、「こわーい、眞紀ちゃん切って。」
私がかぼちゃを半分に切ろうとしていたら、「あっ!危ないからねかぼちゃは!馬鹿にしちゃだめよ、力が入りすぎてうっかりすると大けがするんだから!!」
なんというか、ノリが……深窓の令嬢、ですか?

主婦の風上にも置けない、と非難するのは簡単だけど(私は魚もケーキも容赦なくすぱすぱ切ってしまうし)、いったいこのノリの差はなぜだろう。
嫁いだ当初、不思議に思って聞いてみると、義母は40歳まで台所仕事をいっさいやったことがなかったのだそうだ。
結婚は20代だったが、子供のころからずーっと家政婦さんの入っている家に育ち、結婚してからも40歳になるまでは家政婦さんの食事を食べていたのだという。
家が開業医で、昼夜関係なく働きづめだったからそうなったのだという。

なるほどねー。
やっぱり小さいころから台所に立つのが重要なのかな。
でもそうとも限らないようにも思うし……友だちの子供で、気持ち悪がって生魚には絶対に触れない子もいるというし。

うちの子供たちは3人とも、魚をいじるのが大好きだ。
私は料理がほとほと面倒なので、あじのたたきを山ほどなんて取りかかる前からすでに疲労感を覚えてしまうのだが、子供たちはかならず「手伝う!手伝う!」と盛り上がる。
今日は「コシヒカリ」がいたので手伝わせた。
「内臓を手で取りだしてね。」
「うん。あぁ〜ん、気持ちいい〜。内臓って柔らかくって気持ちいい〜。」
「皮を剥いて、骨をカンペキに取るんだよ。」
「うん。きれいに取れたよ。ねー少し遊んじゃだめ?」
最後に残った頭で遊ぶ。
目を抜いて、水晶体だけにして「見て。水晶。水晶すてき。きれーい。」
「舌があるよ。コンニチワ、ぱくぱく。」
台所じゅう血だらけにして遊ぶ。
教えたわけでもないのに、「ササニシキ」も「アキタコマチ」もまったくおんなじことをして遊んでいた。
どうしてこういうことが好きな子になっていくのかな。
その分かれ目は、どこにあるんだろう。
とても不思議だ。

by apakaba | 2007-05-30 21:49 | 生活の話題 | Comments(15)
Commented by ogawa at 2007-05-30 22:56 x
そりゃ簡単。
子供の頃にそういう経験をしているかどうかですよ。

ウチの妻は魚をさばけません。
でも娘は、私が一時釣りに凝っていたとき、釣った魚をさばく
を手伝わせていましたので今でも抵抗ないですよ。

コシヒカリちゃんもアキタコマチくんもササニシキくんにも
せいぜい魚をさばかせて、眞紀さんは高みの見物としゃれ
込んでくださいな(^^)
Commented by Morikon at 2007-05-30 23:33 x
たぶん、その子(その人)が生まれ育った環境と、
備わった知的好奇心で、進む道が変わるのではないかと。

例えば私は生きてる昆虫をバラバラにした経験は
ない(と思う)ですが、死んだカブトムシを解体したくなって、
「へぇ、虫の内臓ってクリームシチューみたいなんだ」
ということを学びました。
これが近所にカブトムシの採れる木がない、
あるいは「ウチじゃカブトムシを飼っちゃダメ」
という親だったりしたら、生きていくのに必要ない知識とはいえ、
全く縁のないまま過ごしていくのでしょうね。
Commented by Morikon at 2007-05-30 23:43 x
一部訂正。
そういえば子供の頃からゴキブリや毛虫は容赦なく殺してた。
害虫にかける情は無いので・・・。
Commented by K国 at 2007-05-31 07:27 x
うちのお袋と婆ちゃんの関係に似てる、(実際はお袋のオバサンなんだけど、婆ちゃんとして一緒の家にに育った)
婆ちゃんは良いとこのお嬢さんで結婚して北京で生活してた。
メイド付きの家だったらしくて、料理はしたことが無かったらしい。
お袋は魚屋に勤めていたので、ふぐ料理も出来る。親父が釣ってきた河豚で何度も料理して食べた。
婆ちゃんの料理は不味かった、しかし不味いと言うと悲しそうな顔を
するので言えなかった。それ以外では豪放磊落な婆ちゃんが好きだった.娘が生まれた年に亡くなったから、28年にもなるんだ。
うちの奥方は魚料理の上手い、お袋に習ったから上手です。
Commented by apakaba at 2007-05-31 11:12
魚とかのレス。
ごめんなさい、体調不良のためまとめレスにて。
たとえば、虫を異常に毛嫌いする人とかいますよね。
嫌いというレベルじゃなく、もうほんとにパニックになっちゃうような人。
ああいうのって心身にどこか欠損があるのか?とか思ってしまうけど、そういうのも親かな。

ゆうべ、たたきを食べつつ夫としゃべっていたんだけど(2時間もだらだら食べてしまった。魚腐るぞ)。
私が上記のようなことを話すと、やはり「親次第だろう」と言っていました。
「でも、魚を食べるモノとして見ているからそこに一線があるが、これがもし犬や猫でやっていたら異常者であるし。
どこで線引きするかだ。でも生き物の死に直接触れるのは、今では台所でしかないのだから、身体的な経験として大事だと思う。俺もトリまではしめられるがほ乳類は厳しい」
「私は食べるモノとして割り切れば意外と平気かも。」
「内臓をぐちゃぐちゃ取り出したりして遊んで、自然と自分の中で一線が身についていくものなのかもしれない。」
とかしゃべっていました。
いったん。
Commented by apakaba at 2007-05-31 11:20
つづき。
私は、幼いころ、今にも崩れそうな三軒長屋に住んでいて、台所のガラス戸を開けるとそこは隣の魚屋でした。まあ、その魚屋はもとはうちだったんだけど、父が跡継ぎしないで新聞記者になってしまったから、譲ったのです。
魚眞という店でした。

ガラス戸を開ければそこには血だらけの魚がいっぱい。
血のにおいも常に充満。
裏庭にはマグロの入っていた大きな木の箱が積んであり、「死んだ人。棺桶。」とかいってその中に横たわって一人で遊んでいました。
生臭いとか考えたこともなかった。
ハエと野良猫はつねに山になってたかっていた。
そんな少女時代だったので、魚が気持ち悪いという心情を理解するのが難しいんですね。

育ちだなあ、人は。
義母やogawaさんの奥様やK国さんのおばあちゃんは、お嬢様育ちということで共通項が!
どっちがいいとはいえないのだろうけど。
夫もおぼっちゃま育ちで、ばあやとかいたらしいし。いつの時代なんだよそれは……長屋育ちの私とは、幼少の思い出に差がありすぎてトホホですよ。
Commented by Kay at 2007-05-31 12:40 x
魚は三枚おろしも出来ますが、それでも内臓を取り出すのは好きではない。ましてや触って「気持ちいいー」とは絶対に思わない。やらないといけないからするだけで。。。鶏も自分では絶対に絞められない。私の二人の娘たちは魚はまずさばけません。そして次女にいたっては果物も皮をむかなくてはいけないものはすべてスーパーできれいにカットされたものしか買わないとか。これには参りました。育て方間違ったと。。。娘に言わせると「こういう果物って、皮がむかれて、きれいにカットされて出てくるものでしょう?」と昨年か一昨年前に言われてドキッとしたものです。虫はだめですね。。。精神に問題があるのかも知れないけれど、私の場合、異常体質で虫には過剰反応するので虫除け、虫刺されようの薬は常備しています。やはり小さいときから慣れでしょうね。
Commented by apakaba at 2007-05-31 12:58
あああっ。お嬢様共通項の証人がまた!
マグロの木箱で棺桶とか言っていた生臭い少女のワタシよ嗚呼。
でも皆さんのコメントでだんだんわかってきました。
やはり身体経験だったのか。

娘の、ときとして発揮する非情さには驚きますが。
動物や虫とかは虫類も大好きで、なんでも手に乗せて「かわいいーかわいいー」と愛でているのに、ハエは手で叩き殺すし、ごきぶりも無言で始末できます。
イタリアンレストランで、銀のお皿に「本日のお奨めお肉」として死んだままのウサギが乗っかってきたのを見て、「ああ、いつもウサギを抱っこしてかわいがっているのに。大丈夫かな?」と思ったんですが、「わあーうさぎちゃんおいしそう!わたし食べたいぜったい!」とか目を輝かせるんですよね。
なんだろうあの娘のバランス感覚は。
Commented by 那由他 at 2007-05-31 13:43 x
私は、結婚した当初は、魚はさばけなかったんですが、いつも行っていた食料品店に鮮魚コーナーができて、そこのお店に人に教えてもらってできるようになりました。
もちろん、お店の人に頼めば、買った魚はさばいてくれるんですが、「簡単だよ。」と言って、やり方を見せてもらったので、自分でもやってみたら、アラ、不思議、上手にできました。
(包丁がよく切れないと難しいけど。)

内臓を触るのは、気持ちいいとは思わないですが、食材と思って扱うので、わりと平気です。
魚類まではいいけど、鳥類、哺乳類となると、自分では絶対さばけないだろうと思います。
Commented by apakaba at 2007-05-31 15:13
すぐに上手に出来たのは、きっと那由他さんが料理上手だからなんだと思いますよ。あと、先生の指導も的確だったんでしょう。
料理ってある程度はセンスだと思います。
友人で、長く一人暮らししていて自炊しているのに、いつ遊びに行っても悲惨なごはんしか出てこない友だちがいます。
彼女はきっとどうにもならないほどセンスがなかったんだと思う。
頭もいいし性格もいいんだけど、それとは関係ないようで。

内臓をバラバラにしてこれが肝臓これが心臓、とかやるのは、私も嫌いじゃないですね。

あ、やっぱり「親次第」なのか(さいかくにん)
Commented by 那由他 at 2007-05-31 17:23 x
いえ、いえ、お料理上手じゃないですよ。
むしろ実験とか解剖なんか、割と平気だったので、その延長線上かも。
だいぶ前にローカルニュースで見たのでうろ覚えですが、どこか忘れたのですが、ある私立男子中学では、夏休みにキャンプがあって、一人一羽鶏を絞めて、さばいて、カレーを作る実習をしているとのことでした。
命をいただくと言う教育、食育の一環なのでしょう。
ヨーロッパで、羊の頭が食料品店のウィンドウに並んでいるのを見たことが有ります。

もうどう見ても食材という顔で並んでいました。
かわいそうと言うより、妙に可愛かったです。
お料理法はわからないので、「見てるだけ」でしたが。

私がさばけるのは、魚類までだな。
鶏は、肉になっていたら大丈夫ですが、手羽先もちょっとNo thank youです。
ヒチコックの「鳥」と言う映画のトラウマかも。(^^;
Commented by Gina at 2007-05-31 20:58 x
私もさばけませんー!
というか、実家では、刺身だとか、寿司作りは、父親の仕事
だったので、魚をさばくのは男の仕事だと思ってました。
ヨーロッパ(ってイタリアしかしらんが)だと、肉をさばいたり、とりわけたりするのは、なんとなく男の仕事ですよね。

だから正直、魚をさばけない彼氏&だんなには、がっくりきてます。
Commented by apakaba at 2007-05-31 21:46
那由他さん、最近の学校は、特色を出すのに一生懸命なので、いろんな独自プログラムがあるんでしょうね。それが売りになって集客(生徒数増)になるし。
羊さんは中東などではあらゆる状態を見ることができますね。
やっぱり、私も「おいしそう!」という目でしか見られませんねえ。
羊の脳がものすごくおいしいらしいので、長年憧れています。
ヨルダンやシリアでも食べられるところを探したのですが、新鮮さが第一らしく、街の店ではなかなか置いてなくて断念。
こんど中東に行ったら絶対に食べてみたいです。

Ginaさん、もう元気になりましたか。なってるっぽいが。
ナルホド、男の仕事、それも一つの見方ですね。
「ブロークバック・マウンテン(ワタシ的にダメだった映画)」でも、そういうシーンがありました。
魚をさばけない男かー。
うちのはとにかく「俺様にうまいものを食わせろ。そのために帰ってきてるんだ」という感じなので、「やって」なんて口が裂けても言えないです〜。
Commented by メリー at 2007-06-01 15:42 x
私は、深窓の令嬢でもないし、家政婦さん付の家でも育ってないけど、
魚は嫌だ。。。 どーーーーーーしても、あの頭や内臓が嫌だ・・・
小アジなら、小出刃で、なんとかできるようになったものの、
それってごく最近で、しかも頭を落とす時は、キッチンペーパーで
頭を隠して落とすもん。。。 
頭と内臓がなければ、ダイジョブなんだけどね。
これは食材!食べ物なんだ!!と思うようにしながらでも、ダメ。
頭で遊ぶ?内臓が気持ちいい?? 信じられん・・・
うちの母も、魚料理は得意じゃなかったし、
お店である程度やってもらってた。私も、夫がいないときは、
今でもそうする。その方が、魚が傷まないし。。。
Commented by apakaba at 2007-06-01 15:55
はりゃ!それじゃ私の仮説「お嬢様育ち説」が崩れちゃうじゃないか。
せっかく仮説が正論になりそうだったのに!メリーさんもお嬢様育ちと言ってくれ。

ほんと、料理と猟奇の境目はどこにあるのか(決まったぜ……)


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