2004年 04月 19日

ぬか床の容器は、円い方がいい

私が手を入れているぬか床は、私が生まれる前にもう亡くなっていた父方の祖母が、嫁入りに持ってきたものだという。
何年つづいているぬか床なのか、わからない。

ぬかは、たとえ親子でも、もらってはいけない、買うものだという言い伝えがあるらしく、私も、嫁入りのときに母から10円だか100円だか忘れたが現金を出して、わけてもらった。
その理由は知らない。ナイフなどの刃物は、プレゼントされたものでも幾ばくかのお金を出して買い取らないと相手との縁が切れる—というのは理由も明確だが、ぬかを「買う」は何故なのか。
だれか知ってますか?

ここのところ気温の変動が激しく、ぬか漬けのつかりが安定しない。
結婚以来、よっこらしょうと掛け声をかけて持ち上げるくらいの大きな漬け物容器を使っていたが、琺瑯びきが剥げてサビが出てきたので、最近買いかえた。
きゅうりがやっと横に漬けられる長さの、長方形のものだ。
冷蔵庫の棚にすとんと収まるサイズなので、これは便利だと思っていたのも最初だけ、意外な盲点に気がつかなかった。

長方形は、ぬかを混ぜにくい。
のですよ。
以前の円筒形だと、容器の底をぐるっと混ぜ返すのがスムースなのに、長方形にしたら角のところでいちいちつっかえ、ぬかがやけに外へこぼれてしまう!

私が「コシヒカリ」くらいの年のころ、母親に「どうして、お皿は円いの?」と尋ねた。
答えに詰まった母はとっさに「洗うときに洗いやすいからよ。」と言ったのだが、やっぱり手のひらや指先を動かすのには、円いほうがやりやすいのだ〜。

でももったいないから、この容器がだめになるまで使うけど。
今夜のきゅうりは塩気が足りない感じだったなー。
いいかげん、うまく漬けられるようにならなきゃな。

by apakaba | 2004-04-19 00:05 | 生活の話題 | Comments(0)


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