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あぱかば・ブログ篇

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2004年 03月 24日

門出に締める初めてのネクタイ

明日は「ササニシキ」の卒業式だ。
先日、かっこいい正装を一式買いそろえたのである。
さきほど、ネクタイの結び方をヨッパライの父親から習っていた。
母と姉と、女家族での暮らしをしていた私には、初めての光景。
母から娘に伝えることは多くても、父から息子へ直接手ほどきすることって、案外と少ないのかもしれない。

夫はとてもおしゃれな人で、ネクタイもいつも見栄えのいいものを買ってくる。
いいネクタイを締めていると、男はちょっと男前が上がる。
朝、私は夫のお弁当を作るのに手いっぱいで、彼がネクタイを締めている様子を見ることはほとんどない。
でもネクタイに真剣そのもので取り組んでいるさまは、たまに見るとなかなかに色気がある、ような気がする(見慣れてないだけかな)。

ネクタイは、人間の生活において、なんにも必要性のないアイテムである。
昔は「ネクタイがキライ」と公言する男が好きだった。カッコイイと思っていた。
しかし、いまはあのちっこい布きれに、毎朝の忙しい時間を割いて、すこしでも見栄えがして、すこしでも流行のかたちのものを採り入れようとがんばる男が、健気でいいなと思う。

一夜漬けでJ.PRESSのレジメンタルタイと格闘している「ササニシキ」は、明日、じょうずに締めることができるだろうか。
コドモ時代から巣立つ日、人生初の、自分で締めたネクタイは、男の門出にふさわしいんじゃないかなあ。

by apakaba | 2004-03-24 08:47 | ファッション | Comments(0)


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