2004年 02月 09日

さだまさしとケミ○トリーの歌詞を較べる

掲示板書き込みの中で、さだまさしの『飛梅』という歌のことが出ていた。
菅原道真の代表的な歌、「東風(こち)吹かばにほひおこせよ梅の花…」をベースにした歌だが、歌詞中にひとつ妙なところがある。
“ひがしかぜ吹けばこちふかばーキミはーー”というのだ。
なんで二回言うの。
子供のころから、ここはヘンだなーと思ってきた。

説教くさい歌を書き始める前のさだまさしは、曲もいいんだけど、歌詞が美しかった。

あなたの横顔越しに シャボン玉がいっせいに
はじけた気がしたのは ああ紫陽花ですか (絵はがき坂)

後ろ姿を包む紙吹雪 それは僕のふるさと行きの 
季節はずれの指定券 (指定券)

最後のコインが今落ちたから いままでのすべてが
あと3分ねって 君はとぎれがちに小さくつぶやいた (加速度)

最後の歌詞なんて、携帯世代には絶対に書けない詞だ。

それにひきかえ、いま毎日毎日どこかで流れているケミ○トリーの新曲の歌詞なんて、“君が残した〜シミとウソの跡〜”ときたもんだ。
シミって一体なんのシミなんだ!
部屋のどの場所にシミが残ってるんだ、ええ!
と、この歌詞を聞かされるたびに、いらないツッコミ(および詮索)をしてしまい、ますます苛立つ。
ただ歌詞を字数合わせと語呂合わせで唄っているようにしか聞こえない。

それにしても、さだまさしの“ひがしかぜ吹けばこちふかば”は、なんだったのかな?
字数合わせと語呂合わせ?
それとも、「これは道真のあの歌に掛けてるんですよ。ふふふ、わかってね」というメッセージを込めたつもりなんだろうか。
さもなくば、ドウシテモ、古語を歌詞に唄い込んでみたかったのだろうか。
謎は解けていない。
ていうよりこの歌のことをずうっと何年も忘れていた。
この歌は、なよなよ唄うより、ライブ版で絶唱するとかなりイイのだったな。

by apakaba | 2004-02-09 19:19 | 歌舞伎・音楽・美術など | Comments(0)


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