あぱかば・ブログ篇

apakaba.exblog.jp
ブログトップ
2004年 01月 28日

二胡と馬頭琴の演奏を聴く

小学校のイベントで、二胡と馬頭琴の演奏および朗読会というのがあり、今日はそれに行ってきた。
二胡は中国の楽器で、三味線のような形をしている。
日本では胡弓と呼び慣わされているが、中国では胡弓とは呼ばないそうだ。
明るくかろやかで、しなやかさを感じる。女性的な音に聞こえた。

いっぽうモンゴルの楽器・馬頭琴は、二胡に較べると野太さがあり、男っぽい音色。
小学生のころ『スーホの白い馬』という物語を教科書で読んだ人も多いと思う。
現在でも、2年生の国語の教科書(光村図書)に載っている。
30年ちかく、じっさいの音色を聴いてみたいと憧れつづけた楽器に、とうとう対面した。

楽器の中で、私が一番好きなのは、ピアノだ。
たったひとつの楽器で、フルオーケストラと渡り合い、凌駕することができるのは、ピアノ以外にないと思う。
ピアノという楽器の特質は、ばんと指を置いた瞬間の音がもっとも強く、あとはその音がだんだんと小さくなり消えていく、ということだろう。
ペダルを踏んだところで、音が消えていくまでの時間が引き延ばされるだけである。

そして、一音と一音との間には、たとえばドとレの間には、半音(=黒鍵)しかない。場所によっては半音も存在しない(ミとファ・シとド)。
ピアノの音を嫌う人の理由はそこで、彼らにとってピアノは“がさつで平板な音しか持たない楽器”ということになるらしいのだ。

弦楽器の対極にある楽器だなといつも思う。
弦楽器(ギターみたいに「つまびく」のじゃなくて、バイオリンや馬頭琴みたいに弓で弾くもの)は、弓を動かしつづける限り、音は持続する。
ドからレへ移行するとき、ドとレの間には、無数のド・シャープ?もしくはレ・フラット?が存在する。
それがピアノには決して出せないなめらかさを感じさせてくれるのだ。
家ではジャズピアノばかり聴いているが、今日は弦楽器もいいもんだなと思った。

湿気にたいへん弱いという、乾燥した国から来た弦楽器。
よく知らない国の音楽は、その国へ誘われるような心地がする。

by apakaba | 2004-01-28 22:17 | 歌舞伎・音楽・美術など | Comments(0)


<< 花粉症撃退の本命は      キヨシローは小市民の不条理を歌... >>