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あぱかば・ブログ篇

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2003年 09月 03日

ちゃんちゃらおかしいぜ。

夕食の途中、私がなにかで中座して戻ってみると、子供3人が爆笑している。
「ちゃんちゃが なんて言うわけないじゃんー」
「ちゃんちゃか に決まってるー」
「でも、“なになにが”っていうときの“が”じゃないの?ちゃんちゃが の“が”って」

しばらく黙っていたが、私が
「ちゃんちゃか とも ちゃんちゃが とも言いません。“ちゃんちゃらおかしい”と言うの。」
と、きゅうに口をはさむと、一同一瞬静まり、直後にさらなる爆笑。ハジケタように笑っている。なんなんだ、大丈夫なのか。
「おかーさん、知ってるの!そのことば!」
「本当にちゃんちゃらおかしいってことばがあるの!?ふつうの人もいうの!?」
彼らの見ていたアニメの中で初めて聞いた言葉らしく、てっきりその役特有の変わった言い回しだとばかり思いこんでいたようだ。

そういえば、私は自分から口に出したことはなかったかも。
夫はそういう活きのいい言葉を、私よりは使っているけれど。
“ちゃんちゃらおかしいぜ。”・・・ちゃんちゃら って、なんだぁ?

広辞苑には
“非常に滑稽である。笑止千万だ。”
としか出ていない。
マイクロソフトのブックシェルフ(最近辞書はこればかり)では
“あまりにばかばかしくて△聞いた(見た)だけで吹き出したくなる様子だ。”
とある。これでは語源が分からない。
あちこち当たったが、わからずじまいだ。
擬態語のひとつなのか。
でもよく感じが出てること。だからこそ昔からいわれてきた擬態語なんだけど。

ちなみに前出のブックシェルフで、和英の方を引いてみると、文例として


黙って聞いてりゃ偉そうな口聞きやがって, ちゃんちゃらおかしいぜ.
You should be grateful to me for listening to you so patiently. That’s a totally absurd and stupid story!

・・・活きがいいというのかなんなのか、こんな言い回しで英語の啖呵切るんじゃ、まどろっこしいなあ。

by apakaba | 2003-09-03 15:39 | 文芸・文学・言語 | Comments(0)


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