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あぱかば・ブログ篇

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2003年 07月 07日

夫の祖母が危篤

夫の祖母が危篤状態で、きのうはお見舞いに行った。
医者からあと10日と言われ、今日、慌てて自分と子供たちの喪服を揃える。
これまで幸いなことに、ほとんど不幸の席に出席してこなかったから、ろくな服がないのである。
義母と新宿で待ち合わせ、いっしょに喪服を選んでもらった。
お昼を食べながら、「でもねえ、女の人の寿命はわかんないのよ・・・。」と言う。

男の患者の場合は、医者はある程度自信を持って「ご臨終です」と言えるらしいのだが、女の場合、その判断が難しいというのだ(義母は代々医者の家系である)。
まずもうダメだろうと思って親族を集めたら文字どおり起死回生してしまうこともままある。
それは、女、それもお産をしている女のほうが、危機を乗り切る力が強いからだという。
妊娠・出産は、男にはとうてい真似できないほど体と心にストレスを加えるもので(たとえ自覚していなくても)、だから異物や体の変化・危機的状況に耐え、乗り越えてしまう能力が身につくのだと。
つまりお産をたくさんしている女ほど、コロッとは逝きにくい・・・のだそうだ。

それでは私も、きっとけっこうしぶといのね。
ははははは。
などと言って笑いあったけれど、「いつかなあ、あと10日といってもなあ、うーんいつだろう」と、つねに心の隅に引っかかる。
年の順に送り出すのがいちばん正当な順番、とは知りながらも、やはり気が重たい。

by apakaba | 2003-07-07 12:32 | 生活の話題 | Comments(0)


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