2003年 07月 29日

ひいおばあちゃんが泣く

私の実家へ数日間泊まりに行っていた「アキタコマチ」と「コシヒカリ」を迎えに、横浜まで行ってきた。

ママチチの母、つまり彼らにとってひいおばあちゃんにあたる人が、92歳の高齢で、ここのところめっきり弱ってしまい、私の実家にいっしょに住んでいるという(ひいおばあちゃんについては、2003年6月15日分参照)。
実のひいおばあちゃんではなく、つい最近までひとり暮らしをしていた人だから、彼らも今回が初対面(私ときたらお会いしたことナシ)である。

ひいおばあちゃんは、実家に来てから4つのことしか口にしないそうだ。
よく眠れない。
うんちが出ない。
もう死んじゃいそう。
食べる気がしない。
この4つばかりを、日がなくり返しているというのだ。
そんなおばあちゃんのいる家に子供ふたりも行ったら、負担ではないのか、と心配だった。
けれども母は「いいのいいの、大丈夫」と言って連れていってしまった。

待ち合わせ場所で落ち合って、
「で、おばあさんはどうだったの。」
と気になっていたことをさっそく尋ねると、子供らはふふっと笑って、
「あのね、ひいおばあちゃんね、オレたちが帰るとき、泣いたんだよ。」
という。
子供が帰るのがさびしくて、ぼろぼろと泣いたのだそうだ。
4つの言葉はもちろん忘れ去り、たのしいねえたのしいねえと喜んで、この数日を子供たちとともに過ごしてくれたらしい。
そして最後に、
「『アキタコマチ』ちゃん、『コシヒカリ』ちゃん、またね、またね」
と言って、別れを惜しんでくれたという。

ひ孫のような、そうでもないような・・・でも血縁なんて、この際関係ないな。
いまはどこが病気というわけでもないけれど、なにしろ年が年なので、いつどうなるかわからない。
また近いうちに、会わせてあげなければ、と、一度も会ったことのない祖母のような人のことを、今日初めて真剣に思いやった。

by apakaba | 2003-07-29 13:03 | 生活の話題 | Comments(0)


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