あぱかば・ブログ篇

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2007年 12月 09日

親の愛を当たり前に享受する

きのうの本欄で、顔、それぞれのその後として記したとおり、湿疹がひどい。
さしもの鈍い長男「ササニシキ」も、私の顔が妖怪人間であることに気がついた。

「わっ!おかーさんなにその顔!」
と驚く。
「だから湿疹なんだってば。すごいよ、顔だけじゃなくて頭の中(頭皮部分)や、おそらく耳の穴の中にもできてると思う、すごくかゆいから。」
「うううっ、気持ち悪い。どうして、どうしてそんなことになるの。」
「さあねえ。子育てのストレスかなあ。ストレスも原因らしいし。なかなかあんたを育てるのが大変なわけだ。」
「うそだね、そんなことあるわけがない。第一、ストレスって白髪増えるでしょう、おかーさん白髪ないし。」
「白髪もだいぶ増えたよ。外から見ると見えないだけで。」
「うそだ、そんな長い髪の毛でぱっと見つからないなんておかしい。ストレスなんてあるわけがない。」

ハッピーな子供だ。

“自分が、親にストレスをかけているかもしれない”という考えをちらりとも持たないでいられるのって、いつまでなんだろう?

私は……いつまでだったかな。
「ササニシキ」は、現在高1。
私は……高2のとき、“私が勉強をすると経済的に負担をかける”と気づいた。
高1までは、がんばれば国立大学に入れるかなと思っていた。
高1のとき、母に進学のことを聞くと、
「そうねえ、国立に行ってくれると助かるわねえ。」
と答えた。
それを聞いて、よしがんばろう!と思ったものだ。

でもぜんぜんだめ。
理数系が全滅だわ。
2年生の夏過ぎ、
「お母さん、どうも国立は無理みたい。私立文系しか受けられそうにない。お金がかかりそうです。ごめんなさい。」
と言った覚えがある。

私は代ゼミに通っていた。
いろいろな講座を受講した。
講座を取るにはお金がかかる。
3年生のとき、
「お母さん、夏期講習を受けたいけど、取りたい講座を全部取るとこんなにお金がかかる。大丈夫かな。すみません。」
と、謝った覚えもある。
母は
「受けて大丈夫だから。」
と、私が心配そうにしているのを笑ってくれた。

うちは母子家庭で、余裕がない!と思っていたので、母が笑ってくれたのはありがたかったし、その分がんばって勉強しなければと思った。
第一志望ではない大学に合格して、入学金を払い込んでしまった後で第一志望の合格が出て、そのとき、
「もうお金を入れてしまったんだから、入学金を払った方の大学に行くのが母はうれしいかもしれない。でも、どうしよう!」
と、ものすごく悩んだ。
母は、
「行きたい方の学校に行くべき。お金のことは、まあいいから。」
と言ってくれた。
少なくなかったその金額は今でも覚えている。

親はありがたいものだ。
でも「ササニシキ」は今のところどう見てもそんなことは思ってないな。
自分の境遇を、まったく疑問も恩義も感じずに享受しているように見える。
あと1年くらいですかねえ。
私も高2くらいだったし。
まあ、人に気を遣わずに生きるということは二度と戻らない子供の特権なので、それも幸せな時代だとは思うが。

by apakaba | 2007-12-09 22:40 | 子供 | Comments(13)
Commented by k国 at 2007-12-10 07:37 x
長男が工業系の大学に行きたいといったときに、浪人留年は許さない、で通しました。金額は結構かかったので生活は大変でした。
息子は理系は得意でしたが、国語英語がだめで私立の工業大学
でしたので、そこまで取るかって金額でした。
Commented by Kay at 2007-12-10 11:29 x
親というのはどこまでも子供のわがままを受け入れるものですね。特に教育は。。。。アメリカの大学を中退して今、香港に居る次女が息子の結婚式に東京に出て、復学したいと言い出しました。それから出願手続きしたり自分でやってますわ。うまく行くと来年の4月から大学3年生に編入できるとか。二年間、もう一度学費、滞在費の面倒を見なければならなくなりそうですが、父親は喜んでますわ。出来るだけ応援してやりたいと思ってます。親ばかですね。
Commented by apakaba at 2007-12-10 15:23
長男レス。
K国さん、私も受験はしていいけど浪人禁止というのが条件でしたね。
理由はひとつ、「1年入学が遅れると、嫁に行き遅れるから」と……昔風だなあ。
理系は入学してからもお金がかかると聞きますね。
ほんと、だんだんおかずが質素になっていくわ。

Kayさん、「勉強しろー!」というのはむしろやさしくて、「勉強なんかするな!」と子供に言うのは困難ですね。
勉強したいと言っているものをあきらめさせるくらいなら、がんばってしまいますね。
Commented by ぴよ at 2007-12-11 08:13 x
子供の頃から「うちは金がない」「ビンボーだ」と呪文のように繰り返されていた割りには、全く実感がなかった。
やっぱり高校に入ってからかな?兄貴が3浪した末に私立のクソ高い芸大に合格し、兄貴はあくまでも国立芸大が受かるまで浪人し続けると言い張ったけど、親が「頼むから私立でもいいから大学行ってくれ」と、そのクソ高い芸大に入学する事になったと聞かされた時。
ママは「しかも東京だから仕送りもしなくちゃいけないし・・・」と目がマジでぴよにグチって来た時には「こりゃーマジでヤバイんだな」とようやく悟った。

しかし貧乏だったのは母子だけで、実は父親は真っ当(以上)に給料を得ていて、先に自分が欲しいだけお金を抜いてから母親に給料を渡していた(しかもその額は半端じゃなかった)、というのを知ったのは父親がガンで入院して給料を手渡し出来なくなった為に銀行口座に振り込まれて来た時(苦笑)
死後、あちこちからヘソクリ口座が見つかり、多少ママのお小遣いが増えた事がせめてもの救いか。
Commented by apakaba at 2007-12-11 16:29
ああパパ。うちの夫と同じコトをして……
@先に自分が欲しいだけお金を抜いてから母親に給料を渡していた

だから夫がいくらもらっているのか知らないままのワタシ。
とにかくやりくりする以外に生きる道はないの。
浪人もねえ……すでに視野に入れてますよ、もう長男は再来年だもん。
どうしたもんだろうねえー。
Commented by sora at 2007-12-11 19:52 x
僕は河合塾出身です。。
流石に浪人したときは気が引けた。。。申し訳ないなぁって。
国立が第一志望だったのですが、滑り止めに私立をたくさん受けた。そのうちの一つに入学金を振り込んだ時は、やっぱ申し訳ないなぁって。
でも第一志望の国立に受かったので、親は喜んでいた。学費があまりにも安いので驚いていた。予備校より全然やすじゃん!って。予備校の1年間の学費の1/4くらいだったからね。
当時、予備校の費用は出世払いで払えと言われていた・・。踏み倒しています。。。この場を借りて懺悔いたします・・。
Commented by apakaba at 2007-12-11 22:43
こんなトコで懺悔しなくても。
soraパパ&ママ、息子をおゆるしください。
あれ私までいっしょに懺悔しちゃった。
国立に行くのは十分親孝行ですよ!
出世払いなんて、どの子もとうてい無理。
子供が幸せそうに生きていることが一番の親孝行ですわ。
と、本気で思いますよ。
Commented by Morikojn at 2007-12-12 21:24 x
まぁあったらあるだけ使う「お祭り女」じゃ、給料袋を
そのまま渡せんでしょ(苦笑)
Commented by apakaba at 2007-12-12 22:48
江戸っ子ぁ宵越しの銭ぁ持たねえ!

って、江戸っ子じゃないし。
Commented by はなまち at 2007-12-12 23:32 x
Kさんのように資産運用うまかったら・・・・・
Commented by apakaba at 2007-12-12 23:59
あんですかー。
良妻がいいと。
愚妻はだめだと。
そういうことでつか?
Commented by Kay at 2007-12-13 08:49 x
はなまちさんの買い被りですって!うちはインド人の男には珍しく、結婚したそのときからお給料はすべて私の手に入りました。ある意味、サラリーマンだからこれ以上の収入は無いから、よきに計らえと言うことだったのでしょう。任されてしまうと責任が伴いますからね。後は不動産買うのも、投資もすべて私の算段でした。旦那様は大事なときに、「うん、これでいい」と言ってサインするだけでした。ありがたいことにまったく私の自由にさせてくれました。いまだにatmカードで引き出しが出来ない人で、時々財布を見て、キャッシュが少なくなっているとそっとお金を入れてます。旦那は自分の資産(大してありませんが)まったく把握していないでしょう。
Commented by apakaba at 2007-12-13 10:46
Kayさんの旦那様は本当にKayさんを信頼しきっているんでしょうねえ。
私はあまり信頼されないほうが気楽だわ……だからダメなんだわ……


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