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あぱかば・ブログ篇

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2003年 06月 26日

キューピー工場見学

きのう、幼稚園の行事として、キューピー工場見学に行ってきた。
目にもとまらぬ速さで、材料のタマゴが処理されていくところに、親子とももっとも感銘を受けていた。
タマゴの殻を割り、黄身と白身に分類されたのち、黄身だけがマヨネーズになるべく隣の部屋へ流れていく。
白身と殻は、他の食品や製品に使われるという。

この一連の作業は、すべてベルトコンベアーのラインに乗って行われるのだが、よく見ていると、殻が黄身のベルトのほうに行ってしまったり、黄身が割れてしまい、黄身と白身がきれいに分かれないまま流れていったり、という不具合がたまにある。
ベルトコンベアーの要所要所に人間が立って、混じったものをお玉杓子のようなものですくったり、殻をつまんで放り出したりと、それはたいへんなスピードで動いていた。

母親たちは、「あの人、スゴイ」「くしゃみもできないわ」「止めてほしくなったら、どうするのかしら!」などと、驚きの声を上げた。

熟練工、なのだろう。
私は彼らの仕事ぶりを心から尊敬する。
でも、彼らがいくらタマゴのベルトコンベアーになくてはならない存在であるとしても、もし彼らが転職したとき、あの熟練は、あのすごい分類技術は、履歴書の上で役に立つのだろうか。
真の職人をそだてることに、企業がなんの力にもなっていないのではないか、と思った。
工場の流れ作業の致命的な欠陥を目の当たりにして、お土産にマヨネーズとキューピーちゃん人形をいただいて帰った。


(以前にTVで見た、ポスト・ベルトコンベアー方式として、「一人屋台方式」というのがあったなー、と思い出した。)

by apakaba | 2003-06-26 14:13 | 生活の話題 | Comments(0)


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