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あぱかば・ブログ篇

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2003年 03月 17日

兄妹のお風呂

「コシヒカリ」と「ササニシキ」が一緒にお風呂に入っている。
たいていは世話好きの次男「アキタコマチ」が入れてくれるが、今日は長男に任せてみた。

お湯の音がしない。
湯船にふたりで浸かっているらしい。
ドア越しに、会話を、耳を澄ませて聞いてみる。
「・・・きょう、オレが帰ってくる前になんのゲームしてた?」
「ぽけもんすたじあむ」
「オレと『アキタコマチ』で、ゲームを片づけたんだよ。『コシヒカリ』の友だちが来てたんだから、ほんとは『コシヒカリ』が片づけなきゃだめなんだよ。」
「うん。」
「・・・きのう、駄菓子屋で買ったお菓子なに?」
「しげきっくすとー、ぶどうのあじのガム」
邪魔をしないように、そろそろとドアから離れた。

もうすぐ6年生になる「ササニシキ」は、いつまで幼い妹と一緒にお風呂にはいるだろう。
彼が、「ハダカは恥ずかしいのだ」と認識する、エデンの園追放の日はいつなのだろう。
私は、彼の前で平気でハダカになっているのだが、夫は「いいかげんによせ」という。
私は幼いときに父親を亡くし、女家族で育ってきたので、そのあたりの微妙な加減が、自分ではまったくわからないのである。
年ごろの女の子が最初にぶち当たる異性の壁=父親の存在がすっぽ抜けているから、男というものがよくわからなくて、扱いかねてしまいがち。

「ササニシキ」も、いずれ自然に、遠慮するようになっていくのかなあ。
なにしろ、男と女がともに暮らす家というものじたい、かなり未体験ゾーンの私は、まだまだ頭を悩ませそう・・・

by apakaba | 2003-03-17 18:31 | 子供 | Comments(0)


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