あぱかば・ブログ篇

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2003年 01月 09日

円熟していく歌声

ラジオから、山下達郎の旧い曲「Ride on time」が流れてきた。
その歌声を、「平板だな・・・。」と感じる。
ヒットした当時は、あんなに「すごい声だ」と思ったのに。

山下達郎、忌野清志郎、U2のボノ、年齢が上がるにつれて、声に色っぽさと表情と厚みとが加わって、「円熟」の域に達してきた。
キース・ジャレットのピアノも、若いころの演奏と較べると、聴く者に彼の「人生」を差し出されるような音になった。

そういう、時の流れを感じさせるような人とは逆に、いきなり高みに達してしまうタイプもいる。

井上陽水はいまも「氷の世界」と同じ声だ。
美空ひばりの歌のなかで、私がいちばん好きなのは、12歳くらいで唄った「悲しき口笛(丘のホテルの赤い灯も・・・ってヤツね)」だが、あの表現力は、すでに完全に大人だった。
写真家の、天才・アラーキーとかいわれている荒木経惟も、30代でもう行き着くところに行ってしまい、以後長ーい長ーい余生を送っている(としか私には思えない)。

いまは、変わりつづけていく、転がりつづけていく人生に憧れている。
like a rolling stone!

by apakaba | 2003-01-09 13:09 | 歌舞伎・音楽・美術など | Comments(0)


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