あぱかば・ブログ篇

apakaba.exblog.jp
ブログトップ
2008年 05月 27日

母親でしかない

きのう、ある子のお母さんと電話で長く話をしていた。
そのお子さんの様子を見ていて、「あれ?」と気づいたことがあったので、ここ数ヶ月の間、人には言わずにそれとなく注意して見ていた。
プライバシーに関わるのでここには具体的なことを書けないのだが、きのう、「ああ、やっぱりそうだ」と思い至り、電話をかけた。
おうちの方は気づいていないだろうという予想どおり、お母さんは寝耳に水だったようでひどく驚いていた。

私は、せいいっぱい誠意を込めて、言葉を選んで、お母さんにもそのお子さんにも傷がつかないように心を砕いてお話をしたつもりだ。
そして、私の知っている限りの対処法をお伝えした。
なぜなら、その問題は、何年か前に私が自分の子供で経験し、ノイローゼになりそうなくらいに悩んできたことだったからである。

私の気持ちは、ちゃんとお母さんに届いたようだった。
はじめはショックだったようだが、話を真剣に聞いてもらえ、とても感謝してくれた。

子供に関する悩みや苦しみは、少ないほうが幸せ、だとは思うけれど、子供が多いと、その分だけ人の痛みもわかるようになるなあとも思う。
私は子供が3人いるので、やっぱり単純計算でも3人分の苦労はしている。
もっと多ければもっと悩み苦しむと思う。
子供のことで、誰にもいえない悩みも、これまでたくさんあったし、今もある。
表面的にはなんにもないようにとりつくろって暮らしているが、病気やケガや対人関係や恥ずかしいこと、見苦しいこと、軽犯罪まがいのこと、いくらでもある。

私はなにも取り柄もないし、仕事もそれほどやっていないし、性格は欠点が多く価値のない人間だと思っている。
家族や友だちからも、ダメだダメだと日々いわれている。
でもきのうのようなとき、それなりに苦しい思いをしてきた3人の子供の母親だということでなら、自信を持ってもいいように思う。
「私もそうだったのよ。」
「うちの子供がそうだったから、わかるんです。」
「だから、私も経験して知っているので、もちろん人に言ったりしません、安心してくださいね。」
と、言ってあげることができる。
その一言で、相手のお母さんは
「えっ。そうだったんですか。」
わかってくれる人がいてよかった、という顔をしてくれる。
たまに学校へ行ったりすると、いろんな相談をされたりするしね。

今まで涙をたくさん流して、叫んできたんだから、ひとつくらい自信があってもいいか。と。
私も“母親”として暮らす人生だなあーすっかりと。
こんなはずじゃなかったんだけどな。
もうちょっと華やかにバリバリやってるはずだったのにこんなに所帯じみちゃって。あらら。
でもまあ、それでもいいか。
所帯じみて母親くらいしかやることない人生でも、“いいか”と肯定的になれるのも、子供たちのおかげだし。

by apakaba | 2008-05-27 18:37 | 子供 | Comments(11)
Commented by キョヤジ at 2008-05-27 20:02 x
>私はなにも取り柄もないし、仕事もそれほどやっていないし、性格は欠点が多く価値のない人間だと思っている。

↑のようなツマラン人間にここや某所でコメントくださる人達が集うとお思いですか?そうではないでしょう。
もうちょっと自信をお持ちなさいな。
あ、ちょっとだけな。
あまり自信満々になられても、それはそれで何なので。(笑)
Commented by apakaba at 2008-05-27 20:34
取り柄がないというよりも、批判されやすいタイプ、というのか。
欠点が多い性格だからね。
あそこがダメ、ここがダメと家族や友だちにしょっちゅう言われていると、自己評価は下がるよねえ〜。
多分、仕事で数字として成績が出るとか、給料アップとか、なにか目に見える評価を与えられると自信は持ちやすいけど、主婦というのは自信を持つのが難しい人種ですよ。
だから主婦は鬱になりやすいんだろうなあ。
あげくに、「子供しかすがるもののない哀れな母親」になっちゃったりしてね。それはさすがにないと思うけど……
Commented by ogawa at 2008-05-27 22:21 x
うちの娘も同じ。

でも親は子供にとって唯一無二の存在だものね。
それが一番大事だ。
Commented by apakaba at 2008-05-27 22:33
へ。
なにが、同じなんでしょう……
取り柄がなく欠点の多い性格?ということ?
批判されやすいタイプということ?まさか。
むむ、よくわかりませんでしたが。

「こんな親ですまない」という罪の意識は、いつもあります。
でも稀に「自分はおかーさんが母親でよかった」といってくれるときがある。
そうするとうれしい。
Commented by apakaba at 2008-05-27 22:38
あ、わかった。
親として、娘さんについての悩みは尽きないのが同じということね!
やっとスッキリ。
Commented by apakaba at 2008-05-27 22:40
まあお互いがんばりましょう。
(意味のないぶつ切れの連投……)
Commented by さると at 2008-05-28 09:26 x
うむむ

子供の成長とともに親も成長するってことなんですよねぇ
巷で巻き起こる子育て騒動はこれが子供だけが成長して・・
という片手落ちから来てるのかも。あとは周囲に子育てについて
教えてくれる先輩(祖父母)がいないというのもあるのかも

個人的には社会でバリバリやるより
家庭の中で家事や子育てに追われるほうがキツいんじゃないかと思います。
Commented by apakaba at 2008-05-28 10:18
さるとさん、各家庭のことって、踏み込むことができないことのほうが多いから、悩みがあっても外には出ないままでいることが多いと思います。
うちもそうだけどー。
そんなときに、一歩踏み込んでアドバイスや経験談をしてくれる人は、傷つくこともあるかもしれないけどありがたい存在ですよ。
それが祖父母とか、共同体のなかであったんでしょうね。

外で仕事する母と家にいる母で、どっちが大変ということはないんだろうと思うけど、「謙虚さ」と「気づき」のない人間はいずれにせよ駄目ですね。どちらにいても。まー私のことなんだが。
Commented by k国 at 2008-05-28 18:25 x
親から見ると一番問題の多かった子供(私)が親になってみると、
なかなか親の思う通りには行かない、それぞれに個性があって親に似て強い、30年近く付き合ってると押し付けるよりそれぞれ適当に生きてくれれば良し、子供がなんとかなったら次は孫の世話、こいつらを何とかしようと目論んでいます。
Commented by ぴよ at 2008-05-28 18:32 x
むー。書きたい事は既にキョ氏が書いてるな。

「謙虚さ」も「気づき」も全くないぴよです(涙)
ってか眞紀さんの場合は謙虚通り越して自虐状態に見えるんだけどなぁ~。ちょっと自分を過小評価し過ぎ。
ま、ぴよみたいに常々ダーから「少しは謙虚になれ」と言われ続けるよりは百倍いい人なんだけどさ。

「お母さん」ってホントに大変なお仕事よ。
誰にも評価されないしやって当たり前で、出来なかった時だけはこてんぱんに叩かれる。
モチベーション上げて行けって言われてもなかなか難しいわよねぇ。
でも日々の積み重ねがお母さんを作って行くんだし、子供を育てながら自分も成長していける、世界で一番大変でステキなお仕事だと思うわよ。
Commented by apakaba at 2008-05-28 22:19
母レスつづき。
K国さん、孫はいいですな。
親はつらーい、くるしーい。いろいろと。

ぴよさん、自虐的な性格かー?そう思ってはいないけどね。
いやー私って、本当に鈍感で無神経で人を嫌な気分にさせていることに無自覚な人間だからさ。
あとでしまったしまったと気づくと情けなくてね。
でも、いつももっといい人間になりたいと思ってはいる。


<< 三歩進んで三歩さがる読書      1990年の春休み.87 ネパール篇 >>