あぱかば・ブログ篇

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2008年 10月 24日

注文しておいてみんな残す

待ち合わせのために駅前のドトールに入る。
朝食後にコーヒーを飲んで、ランチのオムライスにもコーヒーがついていたし、スタバで豆を買ったら試飲用の小さいカップでまたもコーヒーを出されてしまったものだから、コーヒーはもういらなかった。
ロイヤルミルクティーを頼んでみると、私の目算ちがいでティーバッグの抽出時間が短すぎたらしく、ただの色つきホットミルクのままだ。
薄茶色のホットミルクを飲む。

隣のスツールにあとから座ってきたご婦人は、小さなトレーをいっぱいにしている。
レジで注文をしながら、「これは、甘いの?甘いの?」「甘いのねこれは?どれにしようかしら!」とさんざん悩んでいた人だった。
抹茶アイスラテ・アイスコーヒー・アイスティー・ジャーマンドックを運んできた。
あとから二人の連れが来るから先に飲み物を頼んでいるのかと思っていたら、そうではなく、一人で飲むのであった。
すべてのストローに、次々とご婦人の口紅がべったりとついていく。
飲食店の味の調査をしているのか?と思ったがいかにも野暮な中年女性で、そのようにはどうしても見えなかった。
ラメ入りベビーピンクの薄手のニット、ベビーピンクの大きめなバッグ、ベビーピンクの傘、口紅だけはフューシャピンクでそれがストローにつく。
ケーシー高峰によく似た顔のメイクは子供の塗り絵のように、黒い目の周りと眉、水色の目の上、フューシャピンクの唇、白い肌、と明快に塗ってあった。

よほど喉が渇いているのだろうとばかり思っていたのに、結局、ご婦人は抹茶アイスラテだけを飲み、アイスコーヒーとアイスティーはほんのひとくちだけしか飲まずに残してしまった。
ジャーマンドックもひとくちかじっただけで残した。
ジャーマンドックはまっぷたつにちぎり、真ん中の部分をひとくちだけかじっていた。
小さなトレーにそれらを載せて返却口に下げ、下げるときに汚れたのか、指をなめながら戻ってきて、ベビーピンクのバッグとベビーピンクの傘を持って出て行った。

私よりも遅く来て早く去った。
そのわずかな時間で、ご婦人は自分の小さなトレーを不快極まりない状態にした。
気持ちが悪くなり、ぬるくなったロイヤルミルクティーの残りを飲みたくなくなったが意地で全部飲んだ。

by apakaba | 2008-10-24 08:36 | 生活の話題 | Comments(3)
Commented by タカモト at 2008-10-24 23:57 x
グラッチェ!

だんだんと日本人もカフェイン中毒になりつつあるんだな。
ヨロ人なんて、ありゃ中毒だもんね。
エスプレッソがいい例だよ。
バル系に朝方行くと必ず髭のおっさんが小さいカップを小指立てて飲んでるし。
しかも温いのか(向こうでは飲んだことない)一気飲みだし。
Commented by 喜楽院 at 2008-10-26 12:17 x
不思議だ。
その「中年女性」の行動もさることながら…。

妙にその、彼女に肩入れしたくなってしまう
気持ちになるのは、何故だろう。
Commented by apakaba at 2008-10-26 20:07
ドトールレス。
タカモトさん、グラシアース!
私はあんまりカフェインには強くないですよ。
胃が痛くなってくるもん。
サラリーマン時代に缶コーヒー漬けだったころは胃の薬がかかせませんでした。
ヨロ人というのはいいなあ……エスプレッソは「くいっ」だよね。
一瞬で出て行く。

喜楽院さん、それはね。うふふ。
あたしのマジックなのさ。
人物を取り上げるときは、その人がなにかしら魅力を放っていないとね。


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