あぱかば・ブログ篇

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2005年 06月 02日 ( 1 )


2005年 06月 02日

育てたように……

今日も「アキタコマチ」は学校に行けなかった。
午前中、ずっと胃痛で苦しがっていて、痛み止めを飲んで少し具合がよくなったので、そばをお昼に食べた。

家にばかりいると筋肉が落ちてしまい、学校までの往復だけでも全身筋肉痛になってしまうため、調子のいいときには、なるべく買い物などへいっしょに連れて行くことにしている。
そばだけではすぐお腹がすき、「ケーキが食べたい」と言い出す。
ケーキは胃にいいとはいえないけれど、まあ、私もちょっと分けてもらって少しだけにすれば問題ないかと思い、ドトールに入った。

「うわーおいしそう!やったー!」
とはしゃいでいる。
フォークに一口とると、「はいおかーさん。食べて。」と、くれようとする。
いつもそうだ。
おいしいものを、一口めはかならず自分より先に、分けてくれようとする。
だんだん残りが少なくなってきて、あと二口ぶんくらいになると、
「ああもうなくなりそう。はい、おかーさん。」
また、その少ないひとかけを半分にして差し出す。
「おかーさんはもういいよ、『アキタコマチ』が全部食べていいよ。」
と言っても、
「どうして!オレはおかーさんに食べてほしいの!おいしいんだから!」
と聞かないので食べると、最後のひとかけを自分がとって、
「おいしかったねー!」
と満足している。

「アキタコマチ」の席の背もたれに、ふたりぶんの傘をかけていた。
自分の傘より私の傘を先にとって、「はいおかーさん。」と、手渡す。

どうしてこんなふうに育ったのか、不思議で仕方がない。
3人とも同じようにしてきたつもりなのに、こういうやさしい気遣いを、この子だけが、媚びではなくごく自然にできる。
夫は一人っ子でぼんやりしているし、私も末っ子でぼんやりしていて気が回らないタイプなので、彼の振る舞いには驚きもするし、今の、この不調で苦しんでいるときには、とくに不憫になってくる。

しかし、育てた覚えはないといっても、やっぱり、親や環境がそういうふうに育ててきたんだろうな。
育ってしまったんだろうな。
気遣いをできるのは決して悪いことじゃないけど……不憫だ。
自分の子供を不憫がっていても始まらないんだけど……あの性格を、たわめないように、盛り立てていってやることなのかなあ。
どうも、道が見つからないでいる。

by apakaba | 2005-06-02 23:24 | 子供 | Comments(8)