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2017年 03月 02日

1年ごとの聴覚検査へ

ブログを書く時間と体力がない日々で、書きたいことが溜まっているが……今日はとりあえず耳硬化症の経過などを。
1年に一度、聴覚検査と問診に行っている。
今日は、1年前に較べて、少し聞こえが悪くなっていた。
しかし手術のレベルにはまったく達していないそうで、主治医の先生(カリオストロ伯爵に似ている)は「あなたは、このまま一生手術をしないでいけるかもしれない。」と言う。


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聴覚検査のあとは、おいしいものを食べて元気を出すことに。
銀座に移動して、ナイルレストランのムルギーランチ。
10年ぶり。バカウマ!!


「実は難聴よりもずっとつらいのは、上半規管裂隙症候群で、頭に声が響いてしまうことなんですが。」と尋ねると、「それはもうしょうがない。手術か、骨の再生をお祈りするしかありません。」と突き放される。
「今から骨なんか再生しませんよー」と言うと「そう、だからもう治りません」と。
あ〜あ。
頭蓋骨を開いて手術しないといけないほどつらいというほどでもないし……しかしうっとうしい限りだ。


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座るととたんに「ムルギーランチね!まちがいない!ランチだから早く!」とせかされまくる。
ほんとは別のものも試したかったけど、ここは言うことを聞いてムルギーランチに。
しかしラッサム大好きな私は、ラッサムをどうにか追加。
野菜ごろごろのラッサムとはちがう味わい。
これもいいけど、野菜ごろごろの方が好きかなあ。



24時間の耳鳴りはとっくに慣れてしまった。
聴覚検査のときに「ピー」という音が耳鳴りなのか機械音なのか、ちょっとだけ戸惑うことがあるけど、それくらい。
難聴も手術レベルには落ちてないし、頭の反響はあきらめろという……つまりは、病気になる前の、スッキリとした聴覚は、もう一生、戻ってこないということデスネ。

誰でも年をとるのだけど、こういう不調を抱えることになるとは、想像していなかったなあ。
そしてそれはかなり負担。
しかし、大病にかからなくても、顔が老けたり、体型が崩れるとか、老眼になるとか、白髪やハゲとか、血圧や尿酸値やいろいろなこと、「トシだねー」と思わざるをえないことっていっぱいある。
人によって、どれがやってくるかはわからない。
私の場合、老化は耳に集中しているんだなあ。
難しくてめずらしい病気に、いっぺんに二つもかかってしまったんだから。


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男は黙って火災予防運動


顔が老けたり、体型が崩れたり、云々といった老化は、どうがんばっても、若かったころに完全に戻ることはない。
みんなその変化から目をそらしたり、悪あがきしたり、開き直ったりして、いつか老人になる。
だから私が聞こえでつらい思いをするのと、顔のシワや肥満やなんかで悩んでいるのは、だいたいおんなじ重さだね。
すごーくつらい。けど、みんなとおんなじ。
と、いう心境に至った、発病3年目の検査でした。


by apakaba | 2017-03-02 17:38 | 健康・病気 | Comments(2)
2017年 01月 22日

集音器を買ってみた

耳硬化症(進行性の難聴)と上半器官裂隙症候群という病気で、なんとなーく聞こえづらい生活。
補聴器じゃ高いし、まだ本格的な難聴でもないので、機能が大変劣る「集音器」というものを買ってみることにした。
もうすぐ影絵人形劇団の次の公演があり、大きな声を出すと自声強聴(自分の声が頭に響く)にまた苦しむことになる予定。
もしも、集音器がその症状を和らげてくれるとしたら助かるなあと期待した。

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本文とまるで関係ありませんが。
ある日の飲み。
右にあるケジャンが大変おいしくて、幸せだった日



家電店でやたらと安い(1800円くらい)の集音器を買った。
結論をいうと「よく聞こえる」。
私の難聴はまだごく軽度で、調節の段階が5まであるダイヤルの0.5くらいで十分。
ただ、期待していた「自声強聴を抑えてくれる」効果については、まったくダメだった。
自分の声も大きく聞こえるじゃないか〜〜〜。
やはり安物だからね。

とはいえ、たとえば歌舞伎に行って声の小さい役者の出る幕などで、パッとつければ楽だね。
自宅でレンタルした映画を見ている時とか。
1800円分の使い出はあるかな。

もともと私は聴力がかなりすぐれていた。
今日、学生時代からの友達と話していて、私がいきなり
「あなたは昔から、ナの音が独特だった。おそらく上顎への舌の当たりが強めだからだと思う。ナ行の音の出し方がラリルレロの音に近い。パキッと響く」と指摘すると、ビックリしていた。
そんなふうに、人の声の特徴を細かく聞き分けられる。
だから、難聴だと騒いでいても実は人よりよく聞こえているのかもしれない。
これから長〜く長〜く続く、難聴への道のり。
その第一歩だ。


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よろしくお願いしまーす。


by apakaba | 2017-01-22 17:21 | 健康・病気 | Comments(0)
2016年 11月 28日

病気自慢経過報告

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ここ最近の私の健康について、まとめ書き。
年を取ってくると話題は病気自慢ばかりになるとはよくいわれることだが、御多分に洩れずということで。

・足の裏にいぼができて、ずーっと通院しているのだが、ちっとも取れない。
もう何年も液体窒素を吹き付けている。
1回行くと840円かかって、一週間から二週間にいっぺん通院する。
バカにならない。
とうとう、レーザーで皮膚をえぐりとることになった。あ〜。痛そう。
でもこれで治るんなら、やったほうがマシか〜。


・耳硬化症と上半規管裂隙症候群。
難聴は、とくに進行していない感じがする。
ただ、影絵の声を担当しているので、練習期間中はなかなか地獄。
再来週に本番のある劇は『西遊記』で、孫悟空の声をあてるが、セリフの数が膨大な上に、役柄上、大きな声を出し続けているので、とても堪える。
以前、「釣鐘に閉じ込められてガンガン叩かれているような感じ」と書いたことがあったが(閉じ込められたことはありませんが)、そんな状態でずーっと声を出していると、本当にふらふらになる。
先日、練習直後に、人形担当の人から話しかけられ、私に向かって30秒ほど話しているその声が、まるっきり聞き取れなかった。
これは心底焦った。
釣鐘に閉じ込められてガンガン叩き続けられたら、そりゃ出てきた時にはふっらふらで、何も聞き取れなくなるでしょう(きっと)。

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・難聴のくせに何をいうのかと思われそうだが、私は聴覚が非常に敏感で、夜は耳栓をしないと眠れない。
耳の穴がふつうの大人よりもかなり小さいので、ネットで小さいサイズの耳栓を探して買っていた。
これがすばらしい製品で大の気に入りだったのだが、生産終了して、新製品に代わった。
新製品は材質が変わって、サイズも前より大きくなってしまった。
ウレタン製で、復元力が高く、耳の穴を一晩かけてじっくりこじ開けていくような感じがする。
じわーっと押し広げられて、朝になると頭が痛い。
しかもアレルギー体質なので、ウレタンが耳の穴に密着するとかゆくてたまらず、夜中に飛び起きる。
耳栓をしないと眠れないけど新製品になったら結局かゆくて眠れない。

また探して、別のものを買ってみた。
今度はシリコン製で、耳の穴に詰めるのではなく、耳の穴をふさぐタイプ。
大きくてベタベタした丸いもので、粘着力を利用して耳の皮膚に貼り付ける。
とても遮蔽性が高い。
ウレタン特有のかゆさもなくなった。
が、耳の穴をふさぐときに、ちょっと押し込み気味にすると、外耳の中が真空に近くなり、鼓膜を吸い込むような感覚がある。
これは鼓膜にとって負担なのではないか。

さらに、耳の外の音は遮断されて快適だが、体の中の音(自分の呼吸音など)はウレタン製よりも響く。
耳栓のこれが嫌だという人は多い。
私は病気のために、もはやこの体の中の音が頭に響き渡ることは24時間なので、今さらという感じだが。
耳鳴りも24時間していて、シリコン製に替えたら体の中の音が響くようになったので、寝る前は耳鳴りもよく聞こえる。
耳鳴りはふだんは小さく鳴り続けていて、数日にいっぺんくらい、飛行機が通ったみたいに大きくなることがある。
そうなったときは注意力が落ちるので、ちょっと危険。
シリコン製に替えてからは、毎晩、左耳と右耳の耳鳴りの音のちがいを聞き分けているうちに眠りに落ちる。

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渋谷の鳥竹、なんこつ揚げ



・顔の湿疹はあいかわらずで、一生ステロイドのお世話になる感じ。
しかし頭皮の湿疹は、ヘナを始めてから劇的に改善した。
ヘナはインドの天然染料で、ヘナを頭に塗るとデトックス効果が高く、かゆみが治まる。すごいねえ。
顔の湿疹も治まってくれるといいんだけど。


・テニス肘はあいかわらず、ちょっと痛い。すごく痛いということにはもうならない気がするけど、やっぱり少し痛みが残っている。
生理痛はほぼ毎月ひっくりかえるほどつらい。
だが長らく鉄剤を真面目に飲んできたおかげで、深刻な貧血は改善し、薬を飲む間隔を今までよりも空けていいと内科で言われた。
これはうれしい話。

そんなところかなー。
重大な病気に較べて、私の病気や故障のなんとしょぼいことよ。


by apakaba | 2016-11-28 08:54 | 健康・病気 | Comments(2)
2016年 09月 12日

目の痛みはナゼ

ブログではご無沙汰です。
前回の投稿から、1ヶ月も経ってしまったのね。
久々に書いたと思ったら、例によってしょぼくれた話で……一週間くらい前から、左目が痛い。
はじめはまつ毛とかゴミとかが入ったのかと思って気にしないでいたが、痛みが治まらず、なんとなく顔の左側全体に広がっている感じがある。
これは異物じゃなくて神経の関連じゃないの、とうすうす思っていた。

今日、眼科に行って診てもらったが、やはり異物はないという。
「ヘルペスとか帯状疱疹の可能性はありますねえ」という。
うん、そうじゃないかなって思ってたよ。
2年前の顔面神経麻痺と今年5月の後頭神経痛で、神経系の痛みはよくわかっている(詳しくは、「健康・病気」のカテゴリをごらんください)。

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ある日の夕食。
スモークチキン・伏見甘長唐辛子・ヤングコーン・マッシュルームのスパゲッティ


痛いといっても激痛でもないし、きっと軽い症状なのだろう。
このまま、自然治癒も十分見込めるらしい。
しかしやたらと左側の具合が悪いわね私は。

左の目を中心として、頭皮から頬、左顎まで全部がひりひりと痛い。
帯状疱疹が出ませんように〜。
しかしトシですわ。
ちょこまかとくだらない病気にかかって、生命力を少しずつそがれていく。


by apakaba | 2016-09-12 21:51 | 健康・病気 | Comments(0)
2016年 05月 04日

後頭神経痛か?

4月16日ごろから風邪をひいて、それと同時に頭痛が始まった。
最初は風邪のせいで頭も痛いんだと思っていたが、どうも様子がちがう。
人に聞いたり、自分の症状を検索で調べているうち、これは「後頭神経痛」というものではないかと思い当たる。

困ったなあ。
風邪は万病のもとですね。
ほんと、風邪はおすすめしないよ。

これっていつかきちんと治るものなの?
もう三週間近く、頭痛が続いているんだけど。

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頭が痛いと風景がこんなふうに見える……


by apakaba | 2016-05-04 11:57 | 健康・病気 | Comments(0)
2016年 02月 24日

突き指、アンド難聴

きのうの朝、つんのめって突き指をしてしまった。
子供達に指を見せると、「この程度じゃ骨折なんて絶対してないから。隣の指もいっぺんに巻いて固定しておけば何日かですぐ治るよ。」と冷静な意見。
「アキタコマチ」には「つんのめってよけきれずに手を付くなんて、おかーさんの運動神経も衰えたもんだね。」と笑われたが、こうして老人は怪我をするようになっていくんだな。

大学入試が終わって発表待ちの「コシヒカリ」に、ごはんを作ってもらった。

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お弁当作りもキャンセルさせてもらって、降って湧いた突き指休暇。
子供達の助言に従い、傷めた薬指と添え木代わりの中指を一緒に巻いて固定して、この文章を書いている。

「コシヒカリ」は、「お兄ちゃんたちには敵わない」という気持ちが強くて、料理も今までほとんど次男の「アキタコマチ」に任せきりだった。
でももう大学生になるんだし、そろそろごはんくらい作れるようになろうと本格的に思い始めたらしい。

野菜や肉を切るとき、よく「これはどのくらいの大きさに切るの?」と聞かれる。
「3センチ角くらい」とか「マッチ棒くらいの太さ」とか、言い表すのは簡単だが、そうは言わない。
「自分がこれを『あーん』って食べてるところを想像するの。そうすると、『これくらいだなー』ってわかってくるよね。」
前は、「おかーさん、そんな回りくどいこと言わないで、はっきり何センチ角とか言ってくれれば早いのに……」と言いたげな、やや不満そうな顔をしていた。
でも、食べる人の身になって作ることは料理の基本。
それよりも、自分が食べているところを想像しながら作るのが、一番確実な方法だ。

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ある日のお弁当……とりももソテーオーロラソース、鯛・白菜・しいたけのあら煮、もやしと卵のあんかけ炒め、白菜と塩昆布浅漬け、胡麻塩ごはん

ごはんのふりかけを決めるとき、毎朝、このおかずでお弁当を食べている自分を想像する。
このおかずに合う塩気やからさや甘さのふりかけるものは……と考えている。

少し先の未来を想像する力は、人間だけに備わっているのだろうか?


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年を取り、一日中グダグダと寝ているコーシロー。
犬は未来を想像しない。
犬を見ていると、“未来を想像しない者は強い”と思えてくる。
人間は、老いて怪我や病気に苦しむ未来を想像する。
だからやがて来る不幸に備えようとする。
けれども……犬はおいしいごはんのためにぴったりの材料を切りそろえたり、毎朝、お弁当に梅干しを載せるかとろろ昆布を載せるかゆかりをかけるか、数秒間考えることもない。

友達から電話がきたので、突き指のことをしゃべっていたら、ある瞬間から、電話から聞こえる相手の声が、音としては聞こえるけれどなにを言ったのか少しもわからなくなった。
ちょっとギョッとしたけれどそれは当たり前で、難聴が進んでいる方の左耳で聞いていたからだった。
もともと利き耳は左だったから、今でも電話は左で聞いてしまう。
気軽な馬鹿話だからよかったけれど、これがもし重要事項の会話だったら、聞き落としてしまうかもしれない。
そろそろ、右で電話を取れるように慣らしていく潮時なんだと思い知った。

少し先の未来を想像する。
そこには、病気や怪我で思うとおりにならず、苦しみ、泣いている自分が見える。
でも人に助けられたり、うれしいことを自分で見つけたりして笑っているところも見える気がする。


by apakaba | 2016-02-24 22:49 | 健康・病気 | Comments(0)
2015年 10月 21日

目が耳を補う

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近所に中高生のろう学校がある。
下校していく時間に、よく彼らとすれちがう。
たまにカップルを見かける。
彼らはとても楽しそうでほほえましい。
この辺には他にも高校がたくさんあって、カップルもしばしば見かけるが、ろう学校のカップルは他の学校の男女よりもずっとほほえましく感じる。

今日もその学校のそばを歩きながら、あれはどうしてだろう……と、なんとなく考えていた。
またちょうど下校時刻で、ゾロゾロと生徒さんがつながって出てきた。
何十人も、手話で会話しながら楽しそうに帰っていく。

急にわかった。
ろう学校のふたりが会話するときは、ずーっと見つめ合っているからだ!!

見ていないと相手がなにを言いたいのかわからないから、お互いにこにこしながらも真剣に相手の手話を読んでいる。
通常のカップルは、声で内容を把握するからそこまで見つめ続けない。
だからろう学校カップルのほうが、いっそう睦まじく見えるのだった。

私も、難聴になってから、前よりも会話中に相手の顔を一生懸命見るようになった。

そういえば、片耳が聞こえないという男性がいて、その人は聞こえづらいときにはよく聞こえる方の耳を出すようにしながら、幾分こちらに顔を近づけるしぐさをしていた。
それはなんとなくドキドキするようなしぐさだった。

私は、もともと左耳が利き耳だったのに左耳から難聴になってしまったので、もう聞こえにくくなった左耳を出して「ん?」という愚かな癖がなかなか抜けず、最近やっと右耳を出して聞こうとするように矯正した。


by apakaba | 2015-10-21 20:45 | 健康・病気 | Comments(0)
2015年 06月 02日

『ジャージー・ボーイズ』「君の瞳に恋してる」に泣いた日

私にとって、また苦しみの時期がやってきた。
影絵の定期公演が、目前に迫っている。
今回は準備が遅れ、ふだんよりはるかにタイトな日程で仕上げなければならない。

何度も書いてしつこいけど、声を出し、人の声を聞くということは、耳硬化症と上半規管裂隙症候群を患っている私には、この薄い頭蓋骨(上半規管裂隙症候群の特徴)をかち割りたいくらいにつらい。
自声強調、耳鳴り、難聴も進んでいる気がする。
進み方はごくゆっくりなので、静かでひとりぼっちの日常生活では意識することがない。
難聴と付き合うのも上手になるし。
娘のぼそぼそしたつぶやきを、聞き取れなくなったことが前はつらかったけれど、今は聞こえないことが気にならなくなった。

だが耳を使うととたんに病気を実感する。
きのうは練習のあと疲れ果ててしまい、帰宅後しばらく動けなかった。
真剣に耳を使うことが、これほど消耗するとは、この病気の人でないとわからないだろうなあ。

だから、落ち込むと「耳硬化症」で検索をかけて、同じ病気の人のブログをあれこれ読んでいる。
そういうのを、「同病相憐れむ」というんですね。まあ読むだけだから一方的だけど。

今日、久々に耳硬化症のブログを徘徊していて、私の主治医となった先生が、引退されたことを知った。
うっっそー!
3月に、「あまり聴力は下がっていませんね。では1年後に。」と言ってくれたのにー!
私の将来の手術は、誰が執刀するんだろう!
まあでも、何年も先に、あのカリオストロ伯爵みたいだった先生が執刀するより、若手のほうが、手先はたしかなのかもしれないなー。
と、いい方向に考えよう……

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試験期間中の娘と中華料理店でお昼




イーストウッド監督映画『ジャージー・ボーイズ』をレンタルで見た。
アメリカのポップス・グループ『ザ・フォーシーズンズ』の栄光と転落を描いた、実話ベースの作品だ。
どっさり挿入される歌のパフォーマンスはびっちりキマっていて、本当にかっこいい。
私がこの時代の女の子だったら、絶対夢中になって追っかけていただろうなあ。
クライマックス、悲しみのどん底にある主人公フランキー・ヴァリ(俳優はジョン・ロイド・ヤング)が歌い上げる「君の瞳に恋してる」には、ほとんど泣きそうになった。
音楽の力ってすごい、音楽っていいなあ、と涙がこみ上げた。

映画の余韻さめやらぬままに、リードボーカルの「フランキー・ヴァリ」をwikiで見てみると、思いがけないことが書いてあった。

1970年代、ヴァリは耳硬化症に悩まされ、1970年代後期は耳ではなく記憶を頼りに歌っていた。1980年、手術によりほぼ完治した」

そこでまたグッとこみ上げた。
アメリカのトップスターも、苦しんでいた。
そして「手術で治った」!!!!!!!
ベートーベンの耳硬化症は治らなかったけど、1980年、ヴァリは治った。
じゃあ2015年よりだいぶ未来に手術が控えている私は、治らなくっちゃ!
いい方向に考えよう。




by apakaba | 2015-06-02 16:19 | 健康・病気 | Comments(2)
2015年 05月 16日

風邪とコーシロー

風邪の具合がだんだん悪くなり、きのうは熱も上がってしまった。
今日も朝からすでに熱があるので、まだまだ続きそう。

ライターの仕事がたまっていて、きのう今日くらいでがんばろうと思っていたのに困ったことだ。
ギャザリーというリクルートのまとめサイトの仕事で、「旅行・おでかけ」という部門のキュレーターをやっている。
(「キュレーター」とか、なんか笑っちゃう名前だけど、そういう名前なのですね)
私の作ったまとめ一覧はこちら。読んで「いいね」してね!

これの新しいまとめを作らなきゃと気ばかり焦っているのだが、PCに向かって座っていることが無理。
通常の健康状態なら何時間でもPC作業ができるのに!
どうにか写真の選択だけしたところで力尽き、あとは横になっていた。
(なぜブログやSNSは書けるかというと、責任がないから、そして横になっていてもiPhoneで書けるからだよ!)

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コーシローは私の寝ている部屋に入ってはいけない決まり。
だから私を見ながら廊下で寝ている。
犬は寂しがり屋なので、扉を閉めずに寝る。

私は寝ているのが大好きで、いくら横になっていても飽きない。
切れ切れに眠ったり、頭痛・咽頭痛・関節痛に苦しんだりしていると、「もし私が一人暮らしで犬と暮らしていて、このまま死んだらどうするだろう」と夢想する。
寝室に入ってはいけない決まりなのに、実はコーシローは人目を盗んでちょくちょくこの部屋に入る。
そのたびに厳しく怒られている。
きっと、私がこのまま死んだら、廊下から一歩ずつ部屋に近づき、おそるおそる部屋に入ってくるだろう。
そして私が怒らないから、まずは私の足元に来て、布団を使って寝るだろう。
それからだんだんと自分の領域を広げていって、私の顔のにおいを嗅いだりして、やがて自分の布団のように私にくっついて寝るだろう。

うーん、いまいちな死に方だな。
まあ実際は私には家族がいっぱいいるから、死んでも家族が発見してくれて、コーシローは私が死んでいなくなったことも認識せずに残りの日々を過ごすのだろうけど。
一人暮らしで、犬などのペットだけと一緒に暮らしている人は、病気で気弱になったときはきっとこんな想像をするんだろうな。
一人だったら家事も少なくて楽だろうけど(私は今朝も熱があっても洗濯とゴミのまとめとかはした)。
理想の暮らしってなんだろうと思うよ……
とりあえず今からまた少し寝ます。


by apakaba | 2015-05-16 09:56 | 健康・病気 | Comments(0)
2015年 03月 03日

耳硬化症と上半規管裂隙症候群、半年経過

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気持ちが晴れ渡ることがない
半年ぶりに、耳の検査へ行った。
この半年間、待ちに待った日。
何かが変わっているかとワクワク。

だが聴力検査の結果は、「前回と同じ」、聴力はほとんど落ちていない。
次回は1年後になっちゃった。

耳硬化症と上半規管裂隙症候群(じょうはんきかんれつげきしょうこうぐん)を併発しているらしく、現状では耳硬化症の症状はあまり進行していず、手術が必要なレベルにまで聴力が落ちるまで何年もかかるだろうとのこと(今は手術をするには早すぎる)。
それにもがっかりだが、それ以上にがっかりするのは、私が難聴よりもずっとつらい思いをしている「自声強調(自分の声が頭に響く)」は、たとえ将来手術をして難聴が改善されても治らないということだ。
一生、釣り鐘の中に閉じ込められてガンガン叩かれるような、自分の声に苦しむわけだ。

典型的症状の一つである耳鳴りはすぐ慣れた。
難聴も、まだ軽度だし、すぐ慣れた。
ただ、悪い方の左耳を中心に、頭の左半分を大きな手ですっぽりと覆われて、ぐーっと締め付けられているような、鋭い痛みではないが絶え間ない圧迫感がある。
頭から左目にかけ、半分が少し熱を持ったような、腫れぼったいような感覚がある。
これも、耳硬化症の手術をしても治らないらしい。

“もっと苦しんでいる人がいる”“こんな不具合は病気のうちに入らない”と、理性で納得するまで、やっぱり落ち込む。
家に帰り、ひとしきりめそめそと泣く。
泣くとやや気分が吹っ切れる。

どうしてこんなに落ち込むのかはわかってる。
影絵の、声を担当しているからだ。
あれさえなければ、今の私は一日中黙って暮らしているだけの生活だから、自声強調に苦しむ機会がない。

今、今年度の2公演をDVD化するための編集作業にかかっている。
10月にやった公演も一緒にまとめてチェックしている。
9月に病名がわかって、ショックでふらふらになった時期とちょうど重なる。
まだノイズキャンセリングヘッドホンもつけていなくて、まともに自声強調と戦っていたときだ。
今になって自分の声を聞いてみると、すごく雑だ。
自分の声の加減がわからないままで、適当に勘でやっているのがわかる。
あの焦っていたときの思いがよみがえってきて、苦しくなってくる。

劇団の人達は、よく私が演技を始めるときに「スイッチ入った」と言う。
本当はそう言われるのがとても嫌だ。
私の体にスイッチでもあって、それを押せばいつでも同じようにあの声が出ると思っているのだろう。
でもそう思われているうちが花なのかも。
「やっぱり病気だからあまりうまくできないのね」と同情されるようになったら、もっと嫌だろうなあ。
悩みを相対化できると少し気が楽になるが、やっぱりこの不調を「治らない」と主治医から言われるのは悲しい。
耳鼻科よもっと進歩してくれ。

次の公演は6月か。
とりあえず、ノイズキャンセリングヘッドホンを新調しよう。
1年後の検査まで、私はどうなっているんだろう。


by apakaba | 2015-03-03 17:11 | 健康・病気 | Comments(0)