カテゴリ:香港2011夏( 11 )


2011年 10月 11日

夫を香港に連れて行くぞ・インデックス

たった3泊でも、案の定、予定より長い連載になってしまったので、全10回分のインデックスをつけます。また、本文中の文も抜き出しておきます。


第1回
はじめに1日目・昼 空港からバス・コートヤード バイ マリオットホテル
〈トンネルをくぐるごと、大きな橋を渡るごとに、車窓はどんどん表情を変えていく。
田舎らしい景色はたちまち、生き馬の目を抜くような街の光景へと移っていった。〉
〈「上の階に、行ってみたい?」
「行こうぜ。」だだだだだ(駆け上がる)〉

第2回
1日目・夜 中環のモスク・オーガニックカフェ life
〈3回香港に訪問して3回とも同じモスクに行ってみるとは、我ながらイスラームが大好きだねと思いつつ、きれいに直していたのかそれとも取り壊されたのか、ドキドキ、緊張する。〉
〈香港に来てまだほんの数時間だが、次から次へと初めてのこと——「二階建てバス!トラム!食堂の麺と粥!意外ときれいなホテル!ヒルサイドエスカレーター!モスク!かっこいいオーガニックカフェ!意外とイケるオーガニックビール!注ぎ方がうまい兄ちゃん!」すべていいことづくめだ。〉
〈「……これは、アレだ、香港の、街の、あのホラ、匂いがするぞ。」〉

第3回
2日目・朝 コートヤード バイ マリオットホテル 朝食
〈おいまだ見てるよあのばあさん。すげえ。あのばあさんはあの小さい窓から、日がな一日ずーっと表を見てるのか……あっ引っ込んだ!ついに引っ込んだ。」
彼の子供っぽい視線は、いつも旅をあたらしくしてくれる。
ひとりなら、もっと身軽に動いて、彼の機嫌をうかがって気を遣うこともなく自由を満喫できるけれど、つい“この街をもうわかってる”“この国の雰囲気はもうつかめている”と、傲慢になりがちだ。〉

第4回
2日目・午前中 フォーシーズンズホテル
〈全体に都会的なイメージであり、同時にちょっとした調度に東洋的なデザインを採り入れているのが好ましい。〉
〈彼は海外のスーパーが好きで、見境なくすぐに入ってしまう。
私はこのあとの予定を考えてやや困っていたが、夫は「夜はここでつまみとワインを買って部屋で食おうぜ!」とはりきっていた。〉

第5回
2日目・昼 香港海防博物館
〈あいかわらず無茶苦茶な超高層マンション群がごっそりと建ち並んでいるすぐ脇に、ボロボロな集落がはっきり見えている。〉
〈香港はいずれにせよ、くつろがせてはくれない。〉

第6回
2日目・午後〜夜 ヘビスープ・フォーシーズンズスパ・ソーホーの屋台
〈「暑い……!でも体調はすごくよくなった感じがする。多分、あのスープの薬効が俺の体に合ってるんだと思う。」〉
〈なにがそんなに興奮するのか、さっぱりワカリマセン。
でも……私も、旅に出始めたころには、そうだったのかもしれない。
目に入ってくるものすべてが新鮮でものめずらしかった。〉
〈香港はうんざりする、香港は高揚する、香港はまさに、世界都市だ。〉

第7回
3日目・朝 フォーシーズンズのプール・スターフェリー・チョンキンマンション
〈あいかわらず黒人や南アジアの男性たちが文字通り黒山のようにたむろする入り口だが、夫は意外に平然としている。
こういう場所が好きな私がいっしょだから、緊張していないのかもしれない。〉
〈私は夫がこうも素早く香港になじむとは予想していなかったので、ほっとしながらもとまどってしまう。〉
〈なんだか、徐々にタビビト度数が逆転している?〉

第8回
3日目・午後 スターフェリー上層・IFCモール
〈「乗ってみようぜせっかくだから。往きと違うほうが、おもしれえだろ。だってホラ、“下層”って書いてあるぜ“下層”って。下層かよアハハ。上のクラスは“上層”だろ?かっこいいな。」〉
〈もし一人だったら、あいかわらず庶民的であることに囚われて下層クラスに乗っていただろう。〉

第9回
3日目・夜 広東料理Lung King Heen 龍景軒(フォーシーズンズ香港)
〈「うまい!うーん、すごい!とってもおいしい!さすが三つ星。ワインも全部ばっちり合う!やっぱりフレンチじゃなくこっち(広東)にしてよかったな!せっかく香港に来たんだから香港らしい体験をしないとなあ!ここまでのすばらしい中華は、日本じゃ食えないだろ!すごいね香港!」〉
〈このディナーは、ついつい安宿泊まりで屋台や安食堂ばかりを渡り歩いてしまう私だけなら、まず考えつかなかった選択だった。〉

第10回(最終回)
4日目 帰国へ
〈でも香港はもっとこなれているというか……自分の立ち位置が、なんとなくわかるというか。〉
〈成熟した都市という印象を受けたなあ。
まさか俺が香港に行くことになるとは、それも意外にいいと思うとは、自分でも思いがけなかっただけに、おもしろかったね。〉

by apakaba | 2011-10-11 10:28 | 香港2011夏 | Comments(0)
2011年 10月 10日

夫を香港に連れて行くぞ・10(最終回)

のつづき(第1回はこちら)。

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雨季とは思えないほど好天に恵まれていたが、この朝だけ雨。

4日目 帰国へ
昼のフライトで帰るので、朝はまたまたプールへ。
朝食をプールサイドのカフェでとる。
チェックアウトぎりぎりまで水に浮かんで過ごす。
「すごいぜここから上を見ると。“都会”って感じ!すごい光景だ。」
と夫が言うので、真似をしてメインプールのまん中で仰向けになってみると、本当に、ビルがにょきにょきと林立している。
私は、香港の新興住宅地に屏風のように建ち並んでいる、超大規模マンション群を見ていると、なんとも落ち着かない気分になる。
あまりにも非人間的で……こんな風景の中で、まともな情操が育まれるのか?と、真剣に心配になる。
この辺りのビル群は、それに較べると老朽化もしていないし、景観の面でもだいぶマシだ。

つづき。夫による、香港旅行の総括へ

by apakaba | 2011-10-10 17:44 | 香港2011夏 | Comments(8)
2011年 10月 08日

夫を香港に連れて行くぞ・9

のつづき(第1回はこちら)。

3日目・夜 広東料理Lung King Heen 龍景軒(フォーシーズンズ香港)
三つ星レストランのLung King Heen (龍景軒)の予約は、夜の10時近くである。
それまでの時間を、今日二度目のプールで過ごす。
今朝早く来たときにはさわやかな朝日の下で泳いだが、夜になるとうってかわってアダルトな雰囲気になっていた。

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朝の写真と見比べると、ムードたっぷりになっている!

つづき。プールで過ごしてから、いよいよ広東料理の名店でディナー!

by apakaba | 2011-10-08 23:06 | 香港2011夏 | Comments(2)
2011年 10月 02日

夫を香港に連れて行くぞ・8

のつづき(第1回はこちら)。

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広告の布をひるがえしたヘリがやってきた。

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驚いて何枚も撮る。風にあおられて危なくないのだろうか?たやすく機体のバランスを崩しそうだが?

3日目・午後 スターフェリー上層・IFCモール
尖沙咀(チムサーチョイ)を地図も見ず目的もなしに歩き回ると、夫は「じゃあ(ホテルに)戻ろうぜ」と言い出す。
DFSも興味ナシ、ザ・ペニンシュラホテルにも寄らず観光客用の高級土産物店もひととおりまわっただけでなにも買わず、結局彼にはニセモノブランド時計や携帯電話ショップや、それらを売る客引きの声がおもしろかったようだった。
いつ音を上げるかと思っていたが、黙ったまま短時間でかなりの距離を歩いていた。
意外とこの街は彼に合っているのかもしれない。
知り合ってからの年月のほうがずっと長くなったといっても、まだまだ相手のすべてをわかっていることにはならないのだな。

つづき。またスターフェリーに乗って帰るのだけれど

by apakaba | 2011-10-02 18:57 | 香港2011夏 | Comments(4)
2011年 09月 29日

夫を香港に連れて行くぞ・7

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屋外プールへの通路にあるガラスのオブジェは夜になるとちがう表情になるのだ!

のつづき(第1回はこちら)。

3日目・朝 フォーシーズンズのプール・スターフェリー・チョンキンマンション
雨季の最中とは信じられないくらいによく晴れている。
朝早くからプールへ。
本気で泳げる大きな屋外プールがふたつあるのはフォーシーズンズの大きな売りだ。
朝食も忘れて何百メートルか泳ぐとへとへとになってしまった。

つづき。美しいプール。スターフェリーに乗って出かけよう

by apakaba | 2011-09-29 23:29 | 香港2011夏 | Comments(2)
2011年 09月 19日

夫を香港に連れて行くぞ・6

のつづき(第1回はこちら)。

2日目・午後〜夜 ヘビスープ・フォーシーズンズスパ・ソーホーの屋台
どこでも効きすぎる冷房のせいで、夫は体調が悪くなってしまった。
香港島の東のはずれの海防博物館を去り、MTRで銅鑼湾(コーズウェイベイ/トンローワン)まで戻る。
「上野とか浅草みたいな感じだから。」
地上に出る前にそれとなく“人が多くて庶民的なところ”ということを伝えておく。
冷房の効いた地下鉄を降り、蒸し暑い地下道を歩いて地上に上がると、脳天をガーンと殴りつけられるような暑さが襲ってくる。
「次はどこへ行くの……」夫は息も絶え絶えだ。
「ヘビスープの店に行くからね。体が温まるよ。ヘビは、冬が旬だから今はあまりないんだけど、一応ヘビ料理専門店だから、多分あると思う。」

駅を出てすぐにある蛇王二という店に、この3月にも行っていた。
店内は3月と同じように大盛況の満席で、ヘビに似たおもざしのマスターが、これも3月と同じようにきびきびと切り盛りしており(そのマスターの載っている回)、ヘビスープはちゃんとあった。
もはやこういう店に慣れたのか(観念したのか)、夫はおとなしく相席の丸テーブルに座り、それなりにおもしろそうに、漢字ばかりの張り紙や、猛然と食べている周りのお客さんの様子をきょろきょろと眺め回している。
注文したのは、ヘビスープ・蒸しレタスのオイスターソースがけ・白いごはんに腸詰めを載せたものというお得用セットである。
すごい分量で、夫は完食したが私には無理だった。
ヘビスープは、やっぱりおいしうございました。

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つづき。ヘビスープの薬効は、いかに。夫の体調はよくなるの?

by apakaba | 2011-09-19 11:05 | 香港2011夏 | Comments(4)
2011年 09月 17日

夫を香港に連れて行くぞ・5

のつづき(第1回はこちら)。

2日目・昼 香港海防博物館
夫がこの旅行で唯一自分から「行ってみたい」とリクエストしていたスポットは、香港海防博物館(公式サイト。香港ナビの紹介ページはこちら)である。
MTRに乗って東海岸へ移動する。
筲箕湾(サウケイワン)駅を出て徒歩10分くらい。
中心のエリアからまたちょっと街の雰囲気が変わり、横浜出身の私の表現でいくと“中区の大岡川あたりの雰囲気”に似ている。
海のそばということを、海を見なくても感じるような空気だ。

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入場券売り場に着く前から、すでに展示が始まる

つづき。海防博物館を歩いてみましょう

by apakaba | 2011-09-17 12:46 | 香港2011夏 | Comments(4)
2011年 09月 11日

夫を香港に連れて行くぞ・4

のつづき(第1回はこちら)。

2日目・午前中 フォーシーズンズホテル
コートヤード バイ マリオットホテルを後にし、フォーシーズンズホテルにうつる。
まだ午前中だから部屋には入れないものと思っていたが、すでに部屋は用意されていた。
3月にスパだけ利用しに来たときには中国人のお客さんがほとんどいないホテルに見えたけれどそんなことはなくて、たくさんの中国人がロビーを歩いていた。

部屋は、想像していたとおりのクオリティーだった。

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つづき。フォーシーズンズホテルの部屋の中

by apakaba | 2011-09-11 17:19 | 香港2011夏 | Comments(4)
2011年 09月 08日

夫を香港に連れて行くぞ・3

のつづき(第1回はこちら)。

2日目・朝 コートヤード バイ マリオットホテル 朝食
香港に、5年前に来たときも、3月に来たときにも、ホテルでの朝食はとらずに、外へ出て毎朝おかゆを食べていた。
ホテルの朝食は高いし、せっかくの旅先では、その国らしい朝食がいいなと思っていた。
だが今日は、朝から午後まで動き回る予定を立てているので、朝食がおかゆでは途中でお腹が空いてしまう。
ということで、初めてコートヤードホテルでの朝食をとることにした。
“朝から午後まで動き回る予定”を立てるのも、交通手段を確認するのも、“だから朝食はこうして、昼食はこうして”と綿密に計画するのもすべて私である。

つづき。コートヤード バイ マリオットホテルの朝食

by apakaba | 2011-09-08 10:18 | 香港2011夏 | Comments(2)
2011年 09月 04日

夫を香港に連れて行くぞ・2

のつづき(第1回はこちら)。

1日目・夜 中環のモスク・オーガニックカフェ life
短い日程だから、3月の一人旅のときのように、あそこもここもと欲張ることはできない。
香港のエッセンス(のひとつ)を感じられる場所は……もう夕方だし、近いところでヒルサイドエスカレーターか(ヒルサイドエスカレーターの写真はこちら。後述のモスクの、ショックを受けた写真もあり。かなり暗くてこわごわ)。
「ササニシキ」も「ヒルサイドエスカレーターが、とくによかった」と言っていたし(その話)。

思ったとおり、夫は「へえー」「はあー」と感じ入りながら、急坂を埋めるミニバスの行列やエスカレーターや、覆いかぶさるような坂の上の高級マンション群をカメラに収めていく。

私のひそかな目当ては、3月に来たときにすっぽりとシートがかぶさっていた、あのモスクはどうなったのかということを確かめたい、ということであった。
このモスクは清真礼拝堂というモスクで、5年前に初めて香港に行ったときにたまたま見つけ、ビルの谷間に咲く可憐な花のような印象を受けていた(その写真)。

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「ここにねえ、モスクがあるんだよ。でも5ヶ月前にはシートかぶってたから、もしかしたら取り壊されてるかもしれない。ちょっと入ってみよう?」
3回香港に訪問して3回とも同じモスクに行ってみるとは、我ながらイスラームが大好きだねと思いつつ、きれいに直していたのかそれとも取り壊されたのか、ドキドキ、緊張する。

つづき。モスクはどうなっているだろうか。どきどき。

by apakaba | 2011-09-04 22:30 | 香港2011夏 | Comments(2)