あぱかば・ブログ篇

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カテゴリ:生活の話題( 521 )


2016年 12月 25日

メリークリスマス

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メリークリスマス。


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同じツリーも別のものに見える。
今、目の前に見えているものは、それだけじゃなくて、別の面、別の顔もあるのかも。


by apakaba | 2016-12-25 22:12 | 生活の話題 | Comments(0)
2016年 12月 01日

根津美術館「円山応挙」展と、ヱビスビール記念館

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根津美術館の「円山応挙」展に行ってきた。

これだけの展示数の円山応挙を一度に見たのは初めて。
「写生図巻」の誠実で正確な写生の力に目を見張る。
どうも兎や鼠の口元に尋常ならぬ興味があったのか、もしくは難しくて練習したのか、全体の写生の横に口元だけのデッサンがあるのがおもしろかった。

動物もいいが、紅葉したり枯れかけたりしている木の葉の描写など、ほんものそっくりである。
子供のころ、O.ヘンリーの『最後の一葉』を読んだ時、「さすがに壁に描かれた葉っぱを本物と思い込むなんて、無理がありすぎる……」と疑いのまなざしだったけれど、応挙ならいけるかもしれないと思った。

根津美術館所蔵の「藤花図屏風」は、かなり人類の宝。
金の屏風に、西洋の油絵のように立体的に描きこまれた藤の花は、実物の藤の花よりも輝かしい美しさを見せる。
ポスターではごく平凡な日本画に見えたのに、これほどきれいだとは知らず。うっとり。
しかし金屏風って美しいなあ。
状態の良い金屏風は、やはり人の目を捉える。

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写ってないけど、庭園に「井筒」がある。
同行の友人は井筒も「筒井筒」も知らなくて、ビックリした。


根津美術館の庭は、ちょうど紅葉が見頃だった。

恵比寿に移動して、ヱビスビール記念館の見学ツアーへ。
参加料500円で、試飲付き。
私はヱビスビールが大好きで、国産ビールはこれ以外ほとんど飲まない。
外国のビールにも、正直いってあまり興味がない。
それくらい好きで、毎日飲んでまったく飽きない。
この日はふつうの金ヱビスの生の他に、いつもの試飲にはない贈答用の限定品「和の芳醇」を試飲させてもらえた!!!
ありがとうございまーす!

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1900年のパリ万国博覧会で、ヱビスビールが金賞を獲得したそうだ。
さすがだ!!!
これは受賞記念の贈答用木箱。
「この中に何本のヱビスビールが入っていたでしょう」というクイズを出される。


少し酸味の感じられる、さわやかなホップの香りが素敵。
とにかく家から出ない生活なので、たまに出かけるととても楽しい。
そして若いカップルはものすごくベタベタしていることにも驚いた。
「いまどきの人は、あまり恋愛をしない(そしていきなり結婚する)」ということが、クローズアップ現代+の放送から、数日前にネットで話題になっていた矢先だったので、「いや〜そうでもないぞ」とちょっと頼もしくなったのだった。
(リンクはトゥギャッターですスミマセン)


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おいしうございました……!


過去に根津美術館に行った時の記事はこちら。写真満載です。



by apakaba | 2016-12-01 14:20 | 生活の話題 | Comments(0)
2016年 11月 22日

死因

きのう、「ママ友のお通夜に行く」と題して書いた。
今日、告別式に行ったという共通のママ友に会ったので、「それで、何が原因で亡くなったの?」と、あらためて尋ねてみた。
その答えはあまりにも意外だった。
原因は「アスベスト」だという。

亡くなった友達が30年前に住んでいた神戸で、アスベストを吸ったことが原因だそうだ。
どんな仕事もしくは住環境にいたのかまでは知らないが、1年前に健康診断でわかったという。
アスベストが原因の「中皮腫」というがんの一種にかかっていたというのだった。

「30年前? そんなことってあるの?!」
思わず叫んだが、帰宅して調べてみると、アスベストを吸ってから発病するまでの潜伏期間は平均40年ほどだそうで、現在50〜60代の人から発見されるのはこの長い潜伏期間によるのだ。


まさしく、亡くなった友達の年代なのだった。

きのうまでは、ただ死を悲しむだけだったが、今日はやり場のない怒りとむなしさに襲われた。
そんな昔のことが原因で、しかも毒性が確認されず、ふつうに働いたり暮らしてきたりしていただけなのに、こんなふうに命を絶たれるなんて。
健康被害問題って、頭では「大変なことだ」と知っていても、どこか自分とは関係ない遠いところにある問題のような気がしていた。
自分を恥じた。
並んで立っていたパパとお嬢さんたちの姿を思い出し、悔しくて仕方がなかった。

いろんな他の国のことも思った。
いちおう先進国のはしくれである日本でも、このありさまだ。
世界の発展途上国では、今日も、今も、劣悪な環境のもとで労働し続け、暮らし続けている人たちがいる。
有毒物質に曝露されて、健康をゆっくりむしばまれていく。
何十年後かに発見されたときには、もう手の施しようがないほど致命的に病気が進んでしまうことがあるとしても、彼らは今日の労働をやめることができないだろう。
どうせ、その前に死んでしまうかもしれないさ。
それよりも、今日の日銭が大事だ——。
そんな彼らは、明日の幸せをゆっくりと手放してしまう。
私のママ友が、美しく成長した二人のお嬢さんの未来を見ることができなくなったように。


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倒れたように見えるがこれから植えられる


文明生活を送る以上、すべての有害物質・有毒物質を排除することはできない。
しかし、こんなに長い期間を経てからツケを払わされるのは、やはりたまらない気持ちだ。
それはやはり、人間同士、誰かが誰かをゆっくりと殺していくことに思える。
たまらない。たまらなく悲しく、やるせない。


by apakaba | 2016-11-22 22:50 | 生活の話題 | Comments(0)
2016年 11月 21日

ママ友のお通夜に行く

ゆうべ、ママ友のお通夜に行ってきた。
娘が幼稚園から中学卒業までの間に一緒だった人で、さほど親しくなかったが長いお付き合いだった。
大学生の娘の友達と、そのお姉ちゃんの二人姉妹は、そろってしっかり者だから、もうおうちのことなどは助け合ってきちんとできると思う。
それより、これからさまざまな悩みを乗り越えていくはずの二人のお嬢さんは、女性の先輩としてのお母さんと、もっと話したかっただろう。

斎場に着くと、昔のママ友の顔がたくさん見えた。
幼稚園の卒園以来、ほとんど会っていない顔などを見ると、あの当時ののんびり過ごしていたことを思い出す。
私はものすごく泣いてしまうタイプなので、もっと楽しい場での再会を願って、誰とも話さないよう遠くに並んだ。
パパと二人のお嬢さんは、涙も見せず気丈に並んで立っていた。
長く臥せっていたというので、心の準備はできていたのだと思う。
こちらは寝耳に水だったから、やっぱり正体なく泣いて、「いないいないばあ」の「いないいない」のように顔全部を両手で塞いでいた。
娘と同級生のお嬢さんは、しばらく会わないうちにスッキリと美しく成長していた。
そしてお姉ちゃんの方は、喪服も着物姿で、もうすっかり一人前の女性になっていた。
小学生の頃、「あっ、『コシヒカリ』ちゃんのママー」と手を振ってくれていたことを、私の顔を見てお姉ちゃんは思い出してくれただろうか。


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亡くなった日の空



パパはまだまだ現役でお勤めだし、金銭的に困ることはないと思うが、それでも自分の子供たちと同年輩のお嬢さんたちを見ると、ほんの少額でもお香典を持って参列してよかったと思う。
いくら未来のある若い人を応援したくても、私が直接にできることは何もない。
これが最初で最後の、直接渡せる現金だ。
「がんばって」と心の中で祈った。

亡くなったママと、最後に話したのはいつだっただろう。
最後に会った時、とても幸せそうだった。
長らく専業主婦だった彼女は外で働き始めて、「毎日勉強になることばかりよ。私ってなんにも知らなかったんだなあって。とっても楽しいの!」と、職場の楽しさとやりがいを話していた。
それまでは、パパのことと娘たちのことしか話していなかったから、「ずいぶん幸せそう。仕事を始めて、すっかり変わって別人みたい!」と驚いたのだ。
周りのママ友も、口を揃えて同じことを言っていた。
その幸せそうな姿が、昔のママ友の間での、共通の思い出になったのだった。


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その翌日の空



人が亡くなると、その人にまつわることをとりとめなく思い出す。
そして自分の身に置き換えたりする。
もし今、私が死んだら、ママ友はやっぱり「ミタニさんと最後に会ったのはいつだっけ」とか「いつもこんなことを言ってたよね」と話したり思い出したりするのだろうか。
私が死んでも、私が書いたものは山のようにネット上に残る。
ブログや仕事の記事を読んでほしいなあ。
私を知ってほしい。
私の考えていたことを。
生きていた印を残したい。

しかしママ友が亡くなるのって堪(こた)える。
他のつながりとは違った重さを感じる。
ご本人の分と、その小さかった子供たちの分と、考えることが増えるからなのかな。


by apakaba | 2016-11-21 16:38 | 生活の話題 | Comments(0)
2016年 11月 08日

見た夢をそのまま書いてみる(誕生日)

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本文と関係ありませんが、早稲田大学近辺にある、悪夢を見そうなビル。
昔からあった。
革マルのアジトとかいわれていたけど、ほんとはそんなことありません


母と二人でバス旅行に行くことにした。
だが母は実際の母とはぜんぜん別人のようだ。
とても体が大きい。
いや、私の体が幼児並みの小ささになっているのかもしれない。
でも心の中は、現在の自分だ。

いろいろな観光スポット(一つも覚えてない)をまわり、すでに暗くなってきて、休憩のあと乗客はバスに乗り込む。
私は母の胸に抱っこされて席に着く。
やっぱり幼児だ。
もしくは母が巨人。

バスは異常な勾配の坂道を下り始める。
その角度は、道路の角度ではなく、ジェットコースターの角度だ。
それを猛スピードで走っていく。
乗客は皆、恐怖のどん底。
あちこちから叫び声が上がり、パニックになるが、運転手の姿はわからない。
こんな状況では席を立つことができないから、それぞれの席にしがみついたまま、運転手に「止めて!止めて!」とむなしく叫ぶばかりだ。

私は抱っこされているので進行方向の後ろ向きになっており、まるで背中から落下していくような恐怖を存分に味わう。
私はジェットコースターならどんな激しいものでも怖くない。
でもこんな異常な坂道で暴走するバスは怖い。
自分が泣き叫んでいるのか、声も上げられずに震えているのか、それもわからない。
バスは他の車やバイクを今にも引っかけそうになりながら、猛スピードであぶなく脇をすり抜けて行く。
そのたびにキャーッという絶叫と、嗚呼という安堵の嘆声が上がる。

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ある日。
ネパール料理店のパニプリ。
コロコロ、かわいくて大好きなスナック



はっと気づくと、また休憩になっている。
私は靴紐が何メートルもある白いスニーカーを履いている。
スニーカー自体はプレーンな形だが、紐が何メートルもあるから、それが足の甲のところで束にまとめてあって、とても邪魔くさい。
私はその靴紐の束を頬張る。
邪魔だから食べようとしている。
埃くさい、スニーカーのにおいが鼻をつく。
なぜ私の夢は、しばしばにおいがあるんだろう……と、いうところで目が覚めた。

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ある日。
ハラミステーキ、おいしうございました



今日は長男「ササニシキ」の誕生日だ。
朝、学校(大学院)へ行く前に、コーヒーを淹れていた。
長身なので、台所でわずかに腰を屈めている。
スエット上下を着ているが、ズボンが下がって、下着のパンツもゴムがゆるゆるで一緒に下がって、お尻が半分くらい出ている。
びっくりして、「あんたパンツ穿いてないの」と聞くと「穿いてる」と言う。
「ゆるいパンツは捨てて新しいのを買いなさい。そんなんじゃだめ。お尻の穴まで見えそうだよ。」
「うひひっ。新しくしたいと思っている。」
「新しくしなよ……」
「このパンツはおかーさんが買ってきた。」
「どんなパンツだって古くなったらゆるくなるんだから、そしたら処分しなさいよ……」
「いや、かなり最初からあっという間にゆるゆるになった。それを(おかーさんのために)穿いてあげてる。」
「ありがとうよ……」

バカな母親だが息子もバカだ。
人の親になってからの人生の方が、長くなったことに今朝気づいたが、この息子との関係はこのあとどう変わるんだろう。


by apakaba | 2016-11-08 17:42 | 生活の話題 | Comments(0)
2016年 08月 02日

俗っぽい夢をそのまま書いてみる(恥)

Facebookの機能で「過去のこの日」というものがある。
通知を毎日受け取って、過去の今日に何を投稿していたのかをふりかえれる。
人に見せなくても、自分が書いたことを見るのはおもしろい。
今日、まるっきり忘れ果てていた4年前の今日の朝に書いた投稿が出てきた。

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久しぶりの恵比寿「新東記」



おはようございます。
今朝は堺雅人の夢を見てナイスだった。

夫が堺雅人になってた。
堺雅人は弁護士(リーガルハイ)ではなく産婦人科医で、一晩に難しいお産を3つこなしてへとへと。
昼までで仕事が終わり、義父母も交えて家で食事会をするが、赤ワインがぬるすぎたり冷えすぎたりしている。
私は特大のグラスで、ぬるいワインに氷をざくざく入れてあっという間に飲んでしまうが、堺雅人は疲れすぎていてなかなか飲み始めない。

私は隣室に行って(けっこうなお屋敷住まい)しばらく客人や子供たちと話したりしてから食堂にもどると、堺雅人は冷え過ぎのボトルを胸に抱いて温めていた。
キャアアーそのボトルになりたいと思いながら、ステキな妻らしく余裕の足どりで彼に近づいていって、
「(仕事の成功)おめでとう。私が注ぐわ」
と、そっと胸のボトルを取り上げて、彼のグラスに注ごうとする。
すると彼のグラスにはすでに一杯分のワインが入っていた。
「なんだ、自分でもう入れてるんじゃないの。」
と、ボトルを持ったまま行き場を失い、自分のグラスに注ごうかなと思うが、私のは彼のきゃしゃなグラスと似ても似つかない、バケツみたいな特大グラスで、氷がまだ入っていて、ウワーあたしって夫に似つかわしくない下品な妻だわ、育ちの悪さがこういうときに出るわ、この家に嫁いできたのがまちがいだったわ、としょんぼりする。

でもボトルを取り上げるときに至近距離で見た夫(堺雅人)はすっごいかっこよかった。
ほんものの夫より身長が15センチくらい低いが、男は身長じゃないぞオーラだぞ。



なんですかねこの俗っぽい夢はね。
今日読むまで、さっぱり忘れ果てていた。
なんでも記録しておくと苦笑も含めておもしろいなあ。


by apakaba | 2016-08-02 22:07 | 生活の話題 | Comments(0)
2016年 07月 09日

なぜ、着付けボランティアに参加しているのか

今年に入ってから、新しいボランティアをふたつ始めた。
ひとつは、すでに書いているとおり、近隣の公立中学で勉強を教えるボランティア(中学生に勉強を教えるボランティア講師になる(前編))。
もうひとつは、留学生に振袖(男子には袴)を体験してもらうための着付けボランティアだ。
この着付けのほうは、メイクアップとヘアメイクも含め、記念写真もたくさん撮る。
私は、着物の自装すらおぼつかないから、振袖の他装など生まれ変わっても無理。
そのため、現場の写真を撮る記録係として参加している。

若い留学生の皆さんは、世界にはたくさんの国があるのに、留学先として日本を選んでくれた。
一生におそらく一度しかない、思い出に残る体験をしてもらい、日本をもっと好きになってくれることを願って活動している。
着物の着付けは、体が密着する。
なにひとつ自分ではできない赤ちゃんのように、下着姿の皆さんは所在なさげだけれど、着付け担当の人たちが寄ってたかってみるみるうちにお姫様のように美しく振袖姿に仕上げてしまう。
そのお手並みの鮮やかさは、すぐそばで見ていても感動的だし、ファインダーを通して留学生の顔がどんどん輝いていくのを見るのは、心がとろけそうになるくらいにかわいくて、うれしい。

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初参加日の準備中。
ヘアメイクコーナーで


このブログに留学生の顔写真を載せることができないのは大変残念だが、想像してほしい。
顔かたち、髪の色、肌の色、言語が異なる若者が、日本語を一生懸命話しながら、振袖を着て一人残らず幸せそうに笑ってくれているのを。
そのスナップをあとから眺めているだけで、みんな自分の娘や息子のように思えて涙が出てくるほどだ。
自分の旅の経験から考えても、行った国は好きになるし、そこで人と交流があればあるほど、帰ってからもその国のことが気にかかる。
私がいろんな国へぼけぼけと出かけていた時代と現在の国際情勢は、較べようもないほどに激しく変わってしまった。
日本が無害で有益な国として、世界に愛されていた時代は過ぎてしまった、と痛感する事件が続出している。

仕上がった振袖姿ももちろんすばらしい思い出だが、あの、体を他人に預け、体を密着させて着付けをした時間そのものが、彼女や彼らにとっての一生の宝物になってくれるはずだ。
万が一、将来のどこかの時点で自分の国と日本との関係が悪くなったとしても、きっとあの留学生たちは、着付けの体験の日を思い出す。
私が撮った写真を思い出して眺めることがあるかもしれない。
髪をといたり、顔に触れたり、体に密着して自分を美しくしようとがんばってくれている日本人のみんなの、真剣な顔、爆笑している顔、視線を交わす顔——。
それは、彼らにとって、まちがいなく日本での真実の時間になる。
そのときのために撮ってる。

中学生に勉強を教えるボランティアでも同じだが、私ひとりでは、なにもできない。
でも人と一緒にやると、自分でも何かの役に立てるという実感がある。
本当に小さなことだが、やっぱり日本と世界をつないでいきたいと、今この時代ほど切実に思ったことはない。

(この着付けボランティアの団体については、名称などは伏せています。決してあやしい団体じゃ、ないっす!不用意に紹介して運営の方に迷惑がかかるのは何なので!)


by apakaba | 2016-07-09 17:26 | 生活の話題 | Comments(0)
2016年 06月 26日

中学生に勉強を教えるボランティア講師になる(6月)

中学生に勉強を教えるボランティア講師になる(前編)
5月に、2回に分けて書いたとおり、今年度から地元の区立中学でボランティア講師を始めている。
今朝また行ってきた。

5月の中間試験が終わって、学期末試験に向けて勉強をしている。
だがやはり1年生たちは、未だ小学生のように無邪気だ。
中学生にとって定期試験がどれほど大事か、まだ実感がないのね。

私は、「こういう自主学習の場に来ているからには、勉強をしろ。点を取れ!」というスタンスを明確に打ち出して、生徒さんたちに接している。
友達との交流は、部活や休み時間にやればいい。
学習塾と学校の授業は、先生の教えてくれることを聞けばいい。
だが最後に鉛筆を持って試験で点を取り、この先、数限りなく待っているいろいろな試験を突破していくのは、自分自身だ。
そのためには、自分で正しい勉強をしなければならない。
自主学習がどれだけ良質かで、点数は決まる。

机間巡視していると、まだまだ子供だねえ。

数学の計算問題をドリルでずらーっと解いている男子。
「イコール(=)がないよ。」と指摘すると、不思議そうな顔をする。
「あのね、イコールは橋なの。数字は橋を渡って、自由に右、左に行っていいの。でも橋の左右はいつでもぴったり同じになっていないといけない。それがイコール。
どんなに長い式もイコールでつなぐ。イコールのない式は、式じゃないの。それはもう数学として根本的に成り立ってない。イコールは絶対に忘れちゃだめ。」
我ながら文系そのものな教え方だ。
この「イコールは橋だよ」は、小学生に勉強を教えていた当時、毎度言っていた教え方だった。

英単語をどうしようもなく覚えていない女の子。
赤字で直していても、自分のミスに気付かず、誤答に丸をつけたり、赤字で直した単語も間違っていたりする。
しかも単語の途中から、ばらばらな順番で書いたりしている。
たとえば「picture」を直すのに、「c,i,t,u,p」といった順番で書く(その方が難しそうに見えるが)。
「あなたはせっかく字も丁寧で問題集もいっぱいやっているのに、こんなに英単語を覚えてないんじゃ、おそらく試験では自分でもびっくりするくらいに失点するよ。ほら、選択問題はちゃんとできているでしょう。英語ができないんじゃなくて、英単語を覚えてないってこと。
あなたが何よりもしなければならないのは、まず単語の練習だ。一文字目から書くんだよ。」

漢字の問題で「要点を押さえる」「感情を抑える」の「おさえる」を、女子グループがそろって取り違えて書いている。
「“要点”は、『ここ!ここ!』って(人差し指で机の一点をグリグリと指してみせる)大事なとこを押してることだよね。“抑える”の方は、抑制の抑という字だね。湧き上がってくる感情を、グッと抑えつける(手で押しもどす動作)こと。だから手へんがつく。両方とも手へんだけどね。
漢字は『当たったー、外れたー』じゃいつまでも身につかない。どうしてこの字を使うんだろう?って考えることで、もう間違えないの。」

英文を書いている男子は、すべて最後のピリオドを打っていない。
「これのために、失点してしまう。無念の限りだと思わない?せっかく文が正しく書けていても、ピリオドを忘れただけで点が取れない。点(ピリオド)のために点を落とすなんて、ばかばかしい。絶対に忘れたらいけない。」

とにかく「(試験で)点を取ろう。つまらないミスで点を落とすな」という意識を徹底する。
「あなたには力がある。失点を防ごう。そのためには勉強の仕方を知ろう」と励ます。
効率的なノートの作り方や、ドリル学習の仕方を教える。ビシビシと。
まあ本当は、いくらやっても凡ミスを防げないのは「力がない」のだけれど、見ている人間が「君には力がある」と言い続けないと、誰だってやる気なくすもんね。

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本文とまるで関係ありませんが。
ハンバーガーがけっこう好き。
新宿にあったハンバーガー専門店


「点を取れ」というと、すごく即物的というか、点取り虫みたいな悪いイメージがあるかもしれない。
しかし、定期試験や高校入試で明暗を分けるのは、その1点かもしれない。
その子その子のせいいっぱいの知的レベルに、届かせたい。
1点のために、望むものに届かない悔しさは、自分や、自分の子供たちの挫折を見て、よくわかっている。
その1点を落とさないための勉強を教えたい。

中学生は「挫折を知る時期」だ。
小学生までの、ぼんやりした夢が広がる未来から、だんだんと現実に向き合い、自分という人間の限界を知っていく時期なのだ。
1点の失点が波紋になって、自分に自信を失わせていく結果に、ならないように。
今日、声をかけた子たちが、私のしつこく言う「点を取ろう」の意味をわかってくれるといいなあ。
女子たちに「先生のベルト、かわいい。おしゃれ。」とか言われるのもうれしいけどね……。


by apakaba | 2016-06-26 17:44 | 生活の話題 | Comments(0)
2016年 06月 12日

新宿数時間の旅

きのう、東京で遊んだことがほとんどないという友達のリクエストに付き合う半日。


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新宿御苑に行ってみたいと。
私も2回くらいしか行った覚えがないな。
遠くに見える、タダナラヌ風格を備えた建物はなに?
こっちまで歩いてきたことがなかった。


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どことなく異国情緒が漂うこの建物は、旧御涼亭(ググってね)というらしい。

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「於物魚踊(あゝ満ちて魚踊れりと)」と書いてあるらしい。
かわいい窓。

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昭和天皇ご成婚の記念に、台湾在住邦人からの寄贈で建てられたという。


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天井のつくりも凝っている。
もとはどんな天井画がはまっていたのだろう。


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楽羽亭というお茶室で、お茶とお菓子休憩。
外国人観光客がしばしば散歩をしてはここにも入ってきていた。
お茶碗はデザインもそれっぽく、さらに「御苑」と書いてあって、なんだかありがたいムードね。


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「楽羽亭」の文字の横に、「中曽根康弘」とある。
ステージ風に仕立てられた、やや謎の間取りのお茶席だった。


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ラクウショウ(落羽松)は、楽羽亭とは特にだじゃれでつながっているわけでもないみたい。

新宿御苑には、意外と人が来るものだな。
自分も東京に住んでいながら、みずから行こうと考えたことがなかった。盲点。

続いて「ゴールデン街をちょっとだけ見てみたい!」というので、その発想もなかった……と思いつつ。

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明るい陽の光のもと、人影もまばら……


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あのあたりが、火事になったところか。
私には、学生のころ何度か来たことがある程度で、とりたてて思い出もない場所だ。
だが白日のもとのこういう場所を歩くのは好きだ。


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夜は名店(!)「ひつじや」で、羊の脳みそその他でおいしく飲む。
たくさん飲む人ほどお得なお店だ。

京都の友達、神戸の友達など、遠くの友達が来ては「これぞ東京という場所を案内してほしい」と言われたことがあるが、そう言われてもねえ……と頭を悩ませてきた。
渋谷、浅草、表参道、代官山、いろんな場所に行ったけど、新宿でお金をかけずに歩き回るというのは気がつかなかったなあ。
新宿の一番のどかなところと、一番猥雑なところを歩いて、ナイスな組み立てになった。
そしてひつじやはあいかわらずの名店(!)だったことよ。


by apakaba | 2016-06-12 23:30 | 生活の話題 | Comments(0)
2016年 05月 24日

自然を見分ける

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散歩道に雑草が花を咲かせていて、毎日それを見ながら歩く。
「はるじょおん。ひめじょおん。」
花を見ていると、小さい子供だったころの自分の声が聞こえてくるときがある。
花の名前に詳しい母に、よく尋ねていた。
でも「はるじょおん」と「ひめじょおん」の区別は、わからないままだった。

娘の「コシヒカリ」が、「この花はなんていうの?」と聞くから「はるじょおん。いや、ひめじょおんかも。」と答える。
が、結局いまだに区別がつかない。

Wikipediaで見てみると、「はるじょおん」と40年以上信じていたのは実は「ハルジオン」といい、漢字では「春紫苑」と書くらしい。
はるじょおんじゃなく、ハルジオン。
ハルジオンは帰化植物らしい。
そしてハルジオンにそっくりなヒメジョオンは、「姫女苑」と書くらしい。

ここまで見てかなり物知りになった気分だが、その見分けにここ何日か難儀していた。
自力で見分けるのは不可能と思い知り、ネットで「ハルジオン ヒメジョオン」と入れると、すぐに続けて「違い」と候補に出てきて、一発でわかりました。
便利な世の中。
コブシとモクレンも、あやめと菖蒲とかきつばたも、なんでもネットに聞けば一発ね。

でもね、実は私は、ハトの雌雄の見分けがつくのです!
ハトって、そこらへんにいっぱいいるねずみ色のカワラバト、いわゆるドバト。
一羽じゃなくて、たくさん群れているときに、「あれはオス。あれはメス」と言える。
どうしてわかるのかはナイショ。
今までその特技を披露したことは、自分の子供たち以外には、2回しかない。


by apakaba | 2016-05-24 21:50 | 生活の話題 | Comments(0)