あぱかば・ブログ篇

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2015年 12月 16日

見た夢をそのまま書いてみる(影絵本番)

台本が配られてからまだ一度も練習をしていないのに、突然「今日、これから影絵の本番です」と言われる。
しかも、今日は歌を歌う担当の人が休みなので、私が劇中の全部の歌を歌えと言われる。
場所は学校の体育館か講堂だが、その学校はまるで大型ホテルか郊外のショッピングモールのように入り組んでいて、どこがどこなのかさっぱり把握できない。
急な予定変更に驚きながらも、団員は自分の台本を取り出し、スタンバイを始める。
私は、自分の台本をなくしてしまった。
当然、セリフはひとつも覚えていない。
台本に細かく書き込んだメモも、まだ頭に入っていない。
自分の台本を探すために、その迷路のような巨大な生き物の腹わたの中のような学校の廊下を、早足で突き進む。

この学校の廊下はまっすぐではなくて、中国式庭園にかかる橋のようにジグザグになっている。
永久に続くように思われるその廊下は、ひとけがなく静まり返った箇所もあれば、白衣の学生(高校生くらいか)がどっとあふれかえっている箇所もある。
その群衆の中に栗原類がいる。
栗原類は感情のない目で私を見て、さっと消えてしまう。
台本のありかを知っているか聞きたかったがだめだった。

泳ぐように人をかきわけたり、なんのための教室かよくわからない部屋を通ったりしながら、結局校内を一周してしまい、むなしく団員の控え室に戻ってくる。
するとまっさらな台本の余りがまだ残っていて、私は仕方なくどさくさに紛れてそれを一部取り、なにもメモがないけれどこの台本でやることにする。
息を整え、いい声が出るか喉の調子を確認。
でも今回はうまくいかないと、やる前からもうわかっている。


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テニス部が練習をしていた


どうしてこんな夢を見たか、あまりにも簡単。
きのう、娘の学校で三者面談があり、久々に高校へ行った。
週末に映画をレンタルして、音楽大学が描かれている映画『セッション!』を見た。
しばらく公演がなかった影絵人形劇団だが、来年の2月と3月に立て続けに公演があり、ちゃんとできるのか不安を抱えている。
不安を抱えているのは、声がつぶれないかという不安と、難聴が少しずつ進んで、ますます聞き取りが悪くなっているのではないかという不安だ。
不安だから『発声と身体のレッスン』という鴻上尚史さんの本を買って、毎日熟読を続けている。
読み終わったらトレーニングを始めるつもり。

そんなふうに、学校や学校生活や影絵のことを考えていたから、こういう夢を見てしまうわけ。
いつもながら単細胞ね。
わからないのは栗原類だが、彼のインタビュー記事を読んだからかも(発達障害だったという記事)。

中学と高校のとき演劇部にいたから、しばしばこういう夢を見たなあ。
本番の幕が開くのに、セリフをひとつも覚えていない! 全部忘れた! そんな夢。
「テストの夢をよく見た」という人は多いだろう。
やっぱりプレッシャーを強く感じている証拠だな。


by apakaba | 2015-12-16 19:11 | 生活の話題 | Comments(0)
2015年 12月 10日

小さな仕事にも小さなプライド

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現在作っている「ギャザリー(私のページはこちらです)」のまとめ記事は、香港のサードウェーブコーヒー事情だ。
写真は日本人バリスタにインタビュー中の私。

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朝食でも!


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ディナーでも!
とにかくネタになるものを撮る!
取材する!

海外旅行のウェブライターといっても、アルバイトみたいな仕事だから、稿料は高くないし(他のタダ働きのようなライター仕事に較べたらずいぶんまともだが)、取材費などが出るわけもない。
でも自由がきくし、好きでやらせてもらっているのだから、最大限の努力をしている。

ところが、ギャザリーのような「キュレーションメディア」は、どうもプロライターやカメラマンには嫌われているらしい。
写真や文章を無断で持っていかれるという。
無断といっても、出典元を表示するのがふつうだが、それでも許しがたいようだ。

私は、自分の書いた文章もよくそういうサイトに引用されているので(旅行記や映画評など)、ネット界というのはこんなものだと思っているのだが、「写真の借用」にはとても気を遣う。
上に載せた奮闘中のスナップのとおり自分が撮った写真か、ウィキペディア(海外版含む)の写真、施設や店舗であればそのホームページや公式サイトに掲載されている写真などをできるだけ使っている。
どうしても個人のページからほしいときは、もめごとにならなさそうな外国人のページからもらい、もちろん出典元を表示させる。

他人の写真や文章を、あたかも自分のもののように使うことはもちろんダメだが、出典元を明記すれば、お互いにとってとくに不利益なことはない(むしろ宣伝効果もある)と思う。
現に、このブログでつねにアクセス1位である「『ラスト、コーション』——セックスで露呈されていく相克」は、NAVERまとめに出ている。
商業ベースのページに勝手に文章の一部を転載されて、むっとする気持ちもあったが、それをきっかけに私のブログを読むようになる人もたくさんいるだろう。
でもダメだと怒っているライターやカメラマンからすると、とにかくすべてダメなんだろうね。
あんまり怒っててもしょうがないんじゃないのと思うが。

ギャザリーで作った「香港ホテル大特集! 〜「究極のユースホステル、メイホーハウス」編」というまとめが、記事まるごと、ニュースまとめアプリの「グノシー」に転載されていたことがあり、これって元記事(ギャザリー)のPVは稼げるのだろうかと疑問だった。
ギャザリーのPVに直結すればこっちも助かるが(PV数が大事なので)、グノシーのPVしか上がらないのではただの横取りだ。
しかもグノシーでは元の写真と縦横比がまるで変わっていて甚だガックリ。
まあ泣き寝入りしかないんだけどね。
一応、最後に「元記事を読む」というボタンもあるので、完全に無断転載というわけでもないし。

そもそも、キュレーションメディアっていうものの存在自体、見ても時間の無駄という低レベルなまとめが多い。
自分もやっている仕事なのにそんなこというのもなんだけど。
でも、そんな中でも、「まともなまとめもあるのね」と思われたい。
やっぱりどんな仕事でも、プライドを持たないとね……実際、ギャザリーのまとめの仕事は時間がかかるけどおもしろいし。

ライターをやっていると、たまに「コピぺ問題」を聞くこともある。
ライターが自分で文章を作れず、どこかのページの文章をそのまま使ってしまうのだ。
なんですかねプライドないんですか?
私は文章を書くのが好きだから、人の書いたものを使うなんて考えられないけど。

「エイビーロード」という海外旅行検索・比較サイトの中にあるコラムコーナー(私のページはこれです)もやっているが、これは当たり前のことながら「海外旅行に行きたいな」という気持ちにさせるのが仕事。
だからどうやってその旅先を魅力的に書くか、頭をひねって言葉を絞り出す、それがおもしろい。
自分だけのオリジナルな言葉で書くのが楽しい。

いつも、「自分にしかできないことをしたい」と思っている。
文章を書くのも、写真を撮るのも、他のこと、たとえば影絵の声をあてることとか。
家族や友達の中でも。
まあそんなことは、あらためて力説するほどのものでもないんだけどね。
仕事をほそぼそやっていると、いろいろ思うことがあるので。

とりあえず、旅先では「旅行ライターしてます! 載せたいからあなたを撮らせて!」と迫る!


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「このパブを取り上げるから撮らせて!」
「いやいや〜。俺シャイだからー。ひとりじゃ恥ずかしいからふたりで!」


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「あなたはホテルスクールの学生さんですか? がんばってね。このホテルの紹介記事を書くので、撮らせてください。」
「ありがとうございます。そうです、私はまだ学生です。」



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「このホテルの記事を作っています。撮らせてください。あなたはホテルスクールの学生さんですか?」
「えっ、いえいえ、私はこのホテルに就職しています。」



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「あなたのレストランが最高すぎるから是非記事にしたい! 1枚いいですか?」
「どうぞどうぞ。取材してくださってありがとうございます!」


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「このホテル、とてもユニークでおもしろかった。あなたにも親切にしてもらったし! 記事にしたいから撮らせて。今日の服ステキよ。」
「あらっありがとう! じゃあ“仕事デキル女”風で! こんな感じでどう?」


みなさん、いい顔。
「海外旅行ライターをしている」「取材している」というと、正面からいい顔を撮らせてもらえるのがうれしい。
取材で旅行しているわけじゃなくて、旅行先で好きに取材しているだけなんだけどね。
でも商業ベースだからうそではないね。役得。


by apakaba | 2015-12-10 10:09 | 生活の話題 | Comments(0)
2015年 12月 08日

考えることをやめる。遊ぶ。

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磧(かはら)づたいの 竝樹(なみき)の 陰に
秋は 美し 女の 瞼


いや!
もう秋じゃ、ない……月が変わっても11月分の原稿をずっと書いていたので、まだ秋のつもりでいた。
その間にさまざまな訃報がつづいて、生きることと死ぬことを考えつづける。
それで、仕事と考えることをすべてやめ、遊ぶことにした。

まずは友達と新宿の天ぷらつな八へ!

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天ぷらというのはどうして海老からスタートするんですかね。
私は、野菜から始めて、それからだんだんと魚介に移った方がいいように思うのだが。
私の知らない天ぷら界の決まりごとがあるんだろうなあ。

それから御茶ノ水のギャラリー バウハウスで開催されている、小瀧さんの写真展へ。
感想はまた改めて書きたい。

その足で神田明神へも行った。

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毎年集まっている仲間の忘年会に行く前に、渋谷BUNKAMURAで開催していた(会期終了)「風景画の誕生」へ。
つ、つまらない。
私がいけないんでしょうか。
美術の勉強という意味では有意義なのだろうけど、有名人の作品がないと損した気分になってしまうというシロートなので、まったく盛り上がらず。

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雲がおもしろい感じだった。
口を開けて見ていたら近所の奥さんに会った。

忘年会は毎度ながらおげれつでごめんね。
私がおげれつなのはわかってるよね。

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近所のパン屋のイートインでバターチキンカレー。
カレーと呼ぶにはあまりにもからくなくて、少し驚いた。
武田さんの個展へ。
武田尋善の『ガギョー!』にたくさん絵が出ているのでどうぞ。
この人の作品を見て、「なんだ、たいしたことない」と思う人って、一人もいないと思う。
絶対にびっくりする。
楽しいが、せつない。

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歌舞伎座夜の部を見てから飲む。感想はまた改めて。
焼酎のロックを頼むと、一合の徳利で来る。うれしいお店。


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もつ鍋にラーメン投入!
真夜中だけど気にせずカロリー摂取だよ!

歌舞伎鑑賞前に銀座三越でブラジャーをバシバシまとめて購入する。
旅行資金捻出のため、ビッリビリでボッロボロの下着で我慢を重ねていたが、なんかもうそろそろ今年も年を越すというのに、あまりにも情けないと思い。
久々に買うと、サイズがガンガン上がっているのは何故。
あーいやーアンダーは同じですよ。だからデブ化のせいというわけじゃ、ないのよ。
当たり前だが私のバストにまったく成長はなく、むしろだいぶ嵩が減っていると思えるのだが。

思うに、ブラジャーのサイズって、昔よりも大きめにお客に売っているのではないだろうか?
カップごとの数字自体は変わっていないけれど、「お客様はCカップですね〜」とか「Dカップですね〜」とかいう、そのカップは昔より絶対に上にして売っているという実感がある!

あれってふたつの点で戦略だと思う。
ひとつは、「大きく言われるとうれしい」という女性の心理を利用して、つい買ってしまう気持ちにさせる。
もうひとつは、「サイズが大きいブラジャーは高い」。
同じものでも、サイズが上がるごとに300円くらいずつ高くなるじゃないの。
なんかうまいことやられてる気がするよ!

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映画館はとにかく『STAR WARS』一色である。
私は、『STAR WARS』よりもはるかに『007 スペクター』を楽しみにしていた。
楽しみすぎて、見てしまった今、もうこの冬をどう乗り切ればいいのかわからない。
だから『STAR WARS』も見よう。ってとこだ。

ダニエル・クレイグは……完璧なボンドだった!
とにかくかっこいーーーーーッ!!!!!!
私は彼以前の007にはまるっきり興味なく、ダニエル・クレイグになってから俄然真剣になったのだが、次のボンドは誰なの〜。
もう誰でもいい〜。
今回のスーツは初めてトム・フォードが担当しているのだが、あれだけカッコよく着てもらえるなら、トム・フォードがダニエル・クレイグにお礼を言うべきだね。

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森美術館の「村上隆の五百羅漢図展」へ。
感想はまた改めて書く。

それにしても、六本木ヒルズはどうにも相性が悪い。
TOHOシネマズ六本木も好きじゃないし(お笑いとか紙兎ロペとかおもしろくもなくてただ苦痛)、飲食店も、詳しくは書かないけどムカムカすることが多い。
なんだろう六本木だから?
近くの東京ミッドタウンはぜんぜんムカムカすることがないんだけどな。

書いてないこともいろいろあるが、数日間こんなふうに遊び狂って、やっぱりがんばって生きていこうと思ったよ。
遊びまくるのに東京は最適。東京はいいな。六本木は合わないけど。
また地道に働こう!


by apakaba | 2015-12-08 17:43 | 生活の話題 | Comments(0)
2015年 12月 04日

マーヒーさん追悼

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先月、11月22日に、娘が「今日はいい夫婦の日だから、花を買ってきました」とプレゼントしてくれた。
花が長持ちする薬を入れて、水を替えて飾っておいたけれど、やっぱりだんだんとだめになってきて、ついにきのう、花を捨てた。
そうしたらちょうど、友人からメールが入った。
その人と私の、共通の友人の訃報だった。

あまりにも突然の死で、ただただ信じられず、他の共通の友人に連絡を入れたりしながら花瓶を洗った。
11月22日に救急搬送されて末期ガンと診断され、きのう息を引き取ったという。
私が花を眺めて暮らしていたのとまったく同じ時間が、彼の最後の時間だったのだ。
娘の気持ちがうれしくて、一日でも長く咲かせていたいと思い、水を替えたり薬を入れたり、茎を洗ったりしていたのと同じだけの時間。
たったそれだけの闘病の時間。
それだけのご家族との時間。

彼と一度しかお会いしたことがない。
いわゆるネット友達だった。
だから、死が悲しくて泣き崩れるという心境よりも、人の死ということ、そのことそのものが、なんだか受け入れ難く不思議だ。
私の父は私が小さかった頃に、倒れて一晩で死んでしまった。
それはそれで、周りにとってはとにかくびっくり仰天なことだったが、本人はもうわけもわからず死ねたのだから、まあかえって楽だったかもしれない。
でも、もし自分が死ぬとわかっていたら、もしかしたら家族に一言だけでもなにか言いたかったかもしれない。

彼の場合、もう少し時間が残されていた。
ご家族の方と、お別れができたのは、よかったのかなあ。

彼の一番下のお嬢さんは、小学校3年生だそうだ。
私が父を失ったのと同じ年か、ああ、自分と重なるなあ。

私に直接できることはなんにもない。
ただ、亡くなった方のことを忘れずにいて、お子さんたちが大人になったときに、ちゃんとした世の中を作れるよう、自分の場所で地道にがんばることだけ。
それは残った大人全員の責任。
がんばります。
がんばろうね。奥様、お子様。


by apakaba | 2015-12-04 21:57 | 生活の話題 | Comments(6)
2015年 12月 03日

口を開いて話をしよう。それを覚えていよう

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雨でも散歩に行く



娘の「コシヒカリ」は年が明けたらいよいよ受験勉強もラストスパートだ。
推薦やAOですでに進学先が決まっている子も多いらしい。
「○子ちゃん(小学生時代の同級生)も、とっくに大学が決まってるらしいよ。将来、洋服を作る人になるんだって。お裁縫が好きらしい。」
と私が言うと、
「へえー。いや、“服は着る物”ですよ。」

「まあねえ、あんたはお裁縫なんてダメそうだもんね。」
「うん、わたし全然好きじゃない。中学のとき家庭科の授業でエプロンを作ることになって、型紙を書いているときは簡単簡単と思ってたんだけど、そのあと『縫いましょう』とか言われて『なんでそんなことしなきゃならないの?』って思って、わたし縫わないで提出したんだー。」
「えええ? 縫わないで提出って? どうやって? それじゃ作りかけじゃん。」
「うん。だから待ち針だけで『できた』って言って。」
「……。」
「それでそのあと調理実習になって、『作ったエプロンを着けましょう』とか言われて、わたしちくちくしてとても着られなかったから、ふつうに家のエプロンを持って行ったけどね!」

な、なんというふざけた子なの。
知らなかった。

「そんなの友達で上手な子に頼むんだよ。なんかちょっとあとでお礼して。馬鹿だねえ。」

「わたし技術家庭がほんとにいやで、とくに“電のこ”が怖くていやで、先生にすごい反抗した。『こっちから切りましょう』という順番の逆から切ってたら怒られて、でもどっちの順番から切っても同じなの。だから『どっち側から切っても同じです』って言ったんだ。
そしたらすっごく怒られて、周りの友達が『やめなよー』とか言ってた。」

私も中学生のときはピークに反抗的なクソガキだったから、無意味な反抗の衝動はよくわかるんだけど、この年(18歳)になってもまだヒロイズムから抜けていなさそうなところが情けない子だ。

「うーん愚かなことだね。でもそこで、先生が『こっち側から先に切るのはなぜか』と理由を説明してくれたら、そのとき愚かさに気づけたかもしれないね。
先生が『こっち側から!』と言うからには、子供にはわかってなくても理由があったはずだよ。
でも『うるさい! だめなものはだめだ!』とか言ってそれっきりだったら、子供は自分の愚かさに気づくこともなく、ただ反抗心しか残らないよね。」
そろそろ、自分の愚かさと先生の愚かさを客観視できるようになってほしいが。

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クラシックなかたち
クラシックな色調にする


ゆうべ、次男「アキタコマチ」が定休日だったので夕飯を作ってくれた。
みんなの好きな豆アジの南蛮漬け。

いつも取り寄せている富山県「入善コシヒカリ」が新米になり、近頃はごはんが驚異的にウマイ。
そのことを力説するが、夫と娘は「おいしいことはおいしいけど、そこまでの差はよくわからない……」と言う。

アキタコマチ :うまいよ。青空が見える。目の前に、どこまでも真っ青な空が広がる。見たこともないでっかい入道雲が浮かぶ……! ←典型的腐れ文系的表現
私 :うまいでしょうッ? ごはんに求める、すべてを持っている。そして今まで知らなかったものまで見せてくれる……! ←典型的腐れ文系的表現
コシヒカリ :いやーあのー。ごめんよくわからない。そこまでのことは。わたしの舌ってまだ凡人なんだね……。二人の域に到達してないんだね……。

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きのうは昼も「アキタコマチ」が作ってくれた


今、結婚以来もっとも人と口をきかない生活をしている。
朝、家族が仕事や学校に出て行くと、犬に話しかける以外には話すことがない。
家族がいる時間はできるだけしゃべろう。
そしてできるだけ、そのときのことを覚えていたい(だから書いている)。


by apakaba | 2015-12-03 13:29 | 生活の話題 | Comments(0)
2015年 12月 02日

弁当写真(どうでもいい日記)

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おとといの散歩中
陽射しが冬


毎朝、Facebookにお弁当の写真を載せている。
私の作るお弁当は、食べれば大変おいしいのだが、写真を美しく撮る気力も時間もないため、写りはヒドイ。
それでも、記録しておくと役に立つ。
Facebookの機能で「×年前のふりかえり」があり、1年前や2年前といった、過去の同日の写真が出てくる。
これを見ると、「代わり映えしないわね……」とも思うが、「こんなおかずも作っていたんだな」と自分へのヒントになることがある。
便利な時代ね。

たとえばこんな感じ……Facebook友達には見飽きているでしょうが……

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きのうは、銀だらの粕漬け焼き、ピーマンとハムのスクランブルエッグ、かぶの葉の胡麻風味炒め、なすの梅肉浅漬け、ゆかりごはん。

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今日は、さばの味噌煮ごぼう添え、厚焼き玉子、もやしとブロッコリースプラウトのひき肉炒め、ポテトサラダ、胡麻塩ごはん

だいたいこんなようなお弁当を毎朝作る。
これを朝食にも食べる。
週休1日なので面倒でしょうがないけど、作るのは嫌でも食べるのは好きなのでがんばる。
長男の「ササニシキ」には、はと麦茶とコーヒーとおにぎりも持たせる。

コックの「アキタコマチ」は、食べながら「これうまいね。どうやって味付けしたの?」と熱心に聞いてくる。
「アキタコマチ」の「とにかくシェリービネガーはうまい。バルサミコ酢を切らしても、シェリービネガーだけは常備したほうがいいよ。」という助言に従って、今朝のポテトサラダにもシェリービネガーを使っている。

私は酒飲みなので、お弁当でも、作るものはなんでもお酒に合うものになってしまう。
作りながら「これで飲みたいなあ。弁当だけに入れるのはもったいないなあ」と思っている。
毎晩飲むので、夜は夜でもっといろんなものを作る。

家族がいなかったら、私は絶対に料理をしなかっただろう。
100%買ったものと外食で済ませて、早晩アル中になっていただろう。
家族は枷にもなるけど私のようなだめな人間には救いにもなるわね。

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これ、私のApple Watch のフェイス。
香港の風景のタイムラプス。
毎日、数えきれないほど時計を見る。
そのたび、時刻に合わせて移り変わる香港の風景が目に入り、そのたびに「また、旅行に行かれるように、がんばろう。」と思う。
そのためにこれをフェイスにしている。
今日も原稿書きがんばろう〜。


by apakaba | 2015-12-02 10:47 | 生活の話題 | Comments(0)
2015年 11月 30日

見た夢をそのまま書いてみる(“佐藤”)

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本文とまったく関係ないけど、ある日の夜に次男が作ってくれたおつまみ。
焼きねぎ。
私が作るときはだしでひと煮立ちさせて焼き浸しにするが、これは塩胡椒と酒だけ。
包丁の入れ方がプロだ。美しい。



夜遊びがたたって眠い。
眠くて原稿書きができず、ちょっとだけ寝ることにする。
居間で椅子を3脚つなげて横になって寝る。

夢の中で、同じように居間で椅子を3脚つなげて寝ている。
インターホンが鳴り、起きたくないから無視しようかとも思うが、配達物だと再配達が面倒だ。
毛布を抱えてよろよろ起き上がり、「はい」と寝起きそのものの不機嫌な声を出してみる。
小さく、高めな男性の声がする。
「佐藤です」と言う。

「佐藤ですが、はい、どうも。ちょっと、出てきてくださいね。」
そんなこと言われて出るわけがない。
こんな声の佐藤なんか知らない。
やわらかくて、でも有無を言わせない図々しい話し方。
「はあ。なんですか。どういうご用件ですか。」
「ええ、出てください。お話があるんで……佐藤ですが……ええ、こっちから行きますね。」

「あのーなんですか? どういう……」ガタッと玄関で物音がして、飛び上がる。
“佐藤”がインターホンを切り、家のドアを開けて、勝手にもう上がりこんでいる!

玄関から続く廊下に立った佐藤を見て戦慄する。
地味なスーツにコート、山高帽に似たデザインの黒い布の帽子を、すでに脱いで右手に持っている。
丸い大きな目が薄暗い廊下できらっと光り、笑うわけでもなく私を見た。
佐藤は30代くらいのようだ。
こいつは泥棒なのか?
私に何か危害を加えるつもりで、一人でいる時間を狙って来たのか?
目的はぜんぜんわからないけど一つだけはっきり言える——この男は、私の味方じゃない。

ずかずかと廊下を進んでくる佐藤を振り切ろうと、居間へもつれる足で逃げる。
なぜかインターホンを取り上げて叫ぼうとするが、それはあまり役に立たないとわかってインターホンの受話器を収め、窓を開けて「助けて!」と叫ぼうとするが近所には聞こえないだろうとも思う。
テーブルの上の携帯電話を思い出してそれで110番通報をしようとする。
しかしたった3個の数字をプッシュすることができない。
怖くて、手ががたがた震えて、指が定まらない。
そうこうするうちに、居間の入り口まで佐藤が歩いてきて、丸い大きな目で私を見据える。

携帯電話を握ったまま絶望する。
居間の中に佐藤が進んでくるまでのわずかな時間に、地団駄を踏むばかりに後悔している。
なぜ、玄関の鍵を閉めておかなかったんだろう。
私はいつも玄関の鍵を閉めない。
朝、家族が出かけると、自分が家にいる限りは夜の戸締りまで鍵は開けっ放しだ。
それを「なぜ、なぜ、なぜ」と後悔する。

そこで起きた。

久しぶりの、本当に怖い夢だった。
コーシローがストーブの前で寝ていて、コーシローはなぜ夢の中でなんの役にも立たなかったんだろうと少し考えた。
でも私の夢だから、私が番犬としてのコーシローになにも期待していないんだなと思った。
でもこれからは玄関の鍵はかけておこうかなとも思った。


by apakaba | 2015-11-30 13:03 | 生活の話題 | Comments(2)
2015年 10月 28日

新しいiPhoneで最近撮った写真

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ほんとは美人なんですけど、お見せできなくてスミマセンおほほ。
湿疹の薬を塗っていて、ノーメイクでマスクをして散歩しています。

iPhoneが新しくなって、写真がキレイ。
ハイダイナミックレンジのおかげで、明暗が極端な場面でもちゃんと写る〜。


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ハイダイナミックレンジばんざーい。


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カマキリがカナヘビをおいしく食べていたところ、コーシローが興味を持って、のろのろと逃げるカマキリ。
コーシローは蜘蛛は食べてしまうけど、カマキリはちょっと怖いみたい。


by apakaba | 2015-10-28 21:24 | 生活の話題 | Comments(0)
2015年 10月 22日

夫の誕生日パーティーで

秋は我が家の誕生日ラッシュで、しょっちゅうパーティーをしている感じ。
ゆうべは夫の誕生日パーティーをした。

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「アキタコマチ」が作った、きのこのミートローフ。
肉汁を使ったソースと、ヨーグルトで作ったドレッシング。

娘の「コシヒカリ」からのプレゼントは、ひのきの香りのアロマオイル。
家ではしばしばエッセンシャルオイルで癒されている、女子力の高い夫に選んだ。

「アキタコマチ」からは、グレンフィディックの非常にめずらしいカオランリザーブ。
アイラカスクというのがものすごく我が家向き。
一同、湧きに湧いて、スコットランド土産のグレンフィディック モルトマスターズエディションと飲み比べる。
どっちもうまいが「やっぱりアイラカスクの方がうまい! 俺はアイラが好きだ!」と夫が叫ぶ。

するとすかさず、それまで黙っていた「ササニシキ」が、マッカランを取り出す。
こちらはシェリーオークカスク。
私はビールとワインのあと「アキタコマチ」が初任給で買ってくれたヴィンテージポートを飲んでいたが、その後はボトルが並びグラスが乱れ飛ぶ異様な盛り上がりになった。

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ゴタゴタと見苦しくてすみません



「ササニシキ」は、今年、弟妹への誕生日プレゼントを渡していなかった。
この3人は、なんだかんだと毎年誕生日にお互いプレゼントを交換しあっているので、今年は「ササニシキ」が突然プレゼントをサボり始めたことに、弟妹は不満を持っていた。
「勉強が忙しくて時間がない。金もない」と言い訳を続けていたが、
「11月のお兄さんの誕生日までになにもプレゼントがないのなら、もうこの先はプレゼントはなくなると思ってね。」
と脅迫じみた言葉を突きつけられ(そもそもそこまでしてプレゼント交換をしなくても、と私は思うが、それは3人のルールのようで)、お父さんのパーティーに乗っかってと考えたらしい。

飲酒年齢の「アキタコマチ」にはマッカランを一緒に飲むことでチャラ。
お酒を飲めない妹に、いきなりプレゼントを渡す。
「三菱鉛筆 マークシートセット」という、マークシートを手早く塗りつぶせる鉛筆と消しゴムのセット。
「これで周りの受験生を威圧することができる。これを取り出せば、『あいつ、デキル!』と周りはビビる。」
のだそうだ。

「そして俺の宝、山川の『世界史用語集』。」
自分が高校生のときに使っていた、ボッロボロの世界史用語集を、今さらくれた。
「これはねえ、ものすごいよ。この書き込み(「ササニシキ」の手書きで矢印や数字などがいろいろ書き込んである)によってシステマチックに勉強をすることができる。
俺は本当はこれを渡したくなかった。
塾のバイトでけっこう生徒から世界史の質問をされるから。
でも、これをあげよう。」
「ありがとう……表紙が外れてるけど……これで勉強する。」

なんというか、あいかわらずの独自の世界だ。
一生懸命料理をして、希少なスコッチをプレゼントしてくれた「アキタコマチ」より、なーんにもしていなかった「ササニシキ」が、いきなり場をぜんぶ持って行っちゃう。
まあ子供達が3人仲よくしてくれれば、親としては言うことはなにもないが。


by apakaba | 2015-10-22 12:52 | 生活の話題 | Comments(0)
2015年 10月 05日

表情ブス、表情美人

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9月19日の空。



当たり前だけど、生まれてから今日が一番、年をとっている日。
毎日がそう。

今の生活は、大人になってから最も「笑っていない」生活だ。
声も出さない。
ほとんど一日中、黙っていて、無表情。

ある程度年をとると、女性はみんな、“お肌”を気にする。
もちろん私も。
最近は、しつこい顔の湿疹に落ち込んでいる。
でも、肌よりももっと大事なのは、顔の筋肉なんだなあと、この生活になってからつくづく思っている。


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保育園で働いていたときは、園内に100人いる子供と目が合うと反射的ににっこりしていた。
誰かに「せんせーい」と呼ばれて振り向くその瞬間には、もうにっこりした顔が用意できていた。
保育園の子供は、幼稚園とちがって園内で過ごす時間が比較にならないほど長いから、私はできる限り笑顔を見せてあげたかった。
一人で廊下を歩いていても子供の目はあるから、笑顔を絶やさず。
というか、無理に笑顔を作らなくても、子供はかわいいので見ていると自然に笑っちゃうし、子供の作ったものやおもちゃを見ていても笑っちゃう。
だから保育園は門から入ったら基本的にずっと笑顔だった。

その前は自宅で小学生に勉強を教えていた。
これも言わずもがな。
子供はかわいい、とんちんかんな答えを出してもやっぱり笑っちゃう。

その前は、自分の子供たちが小さかったから、怒りもしたけどやっぱり大笑いしていた。

若いころは、表情筋の存在など意識したことがなかった。
表情筋なんて、別にふつうに生活していれば動かすんだし。
鍛えるようなもんでもないでしょ?
でも今、この無表情な生活になり、年も取ってくると、顔の美醜はかなり筋肉に決定づけられるとわかってきた。

実際、年に何度かある影絵の公演で声の担当に入ると、練習初期段階では顔の筋肉がクタクタに疲れ果てる。
ほとんど筋肉痛になるくらいに。ほんとに頬が痙攣したりする。
毎回、それがショック。
声を出すには、顔全部で表情を作って演技をしないとうまくいかないのだが、これでふだんいかに顔が運動不足か思い知るのだ。

体の運動不足は心がけ次第で解消できるけれど、顔の運動不足って多くの人は考えたこともないのではないだろうか。
でもなんだか私は、この生活だとブス一直線な気がするのよ。
人と会わない仕事になったから、いよいよ顔の筋トレでも始めるか……なにかいいエクササイズがあったら、教えてください。


by apakaba | 2015-10-05 12:14 | 生活の話題 | Comments(0)