あぱかば・ブログ篇

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2003年 01月 30日

ビールの飲み方

ビールを飲まない日はない。
若いころは何リットルも飲めたけど、いまはコップに数杯。
単純な酒だと思う。
でも、あらゆる酒のなかで、もっとも相手の飲み方を気にしてしまうのも、ビールだ。

ひとくち飲んで、唇がグラスから離れる、おいおい!なにしてる!せめてふたくちは、つづけて飲もうよ。
「ごくごく」
「グイグイ」
「がぶがぶ」
「グビグビ」
「ググッと」
飲むものであって、
「ちびちび」
「ゆっくり」
「じっくり」
「味わう」
「すする」
だなんて、ぞっとする。
本などを読んでいて、そういう文章が出てくると、もう投げ捨てたくなる。
著者さん、あなたとは、やっていけないわ。
TVのCMも、同じ。
だから黒生とか一番搾りのようなCMは、好かない。

何年か前にあった、「ダイナミック」というビールのCM、あれが大好きだった。
赤井英和と山口智子が、外回りの営業職でくたくたになり、赤井が公園の水飲み場で水を飲もうとする。
その瞬間、山口智子が「赤井さん!あれ!」
指さす先にはダイナミックの幟が・・・
そこで赤井が心から言うのだ、
「あぶないとこやった・・・」
この一言は、ほんとーーーーうに、実感こもってた。
ビールってもんを、ようくわかってる制作者と俳優だった。

あ〜あ、私はなんだってこんなにビ〜ル話を語ってる?この夜中に。

by apakaba | 2003-01-30 13:42 | 食べたり飲んだり | Comments(0)
2003年 01月 27日

甲状腺を友人に診てもらった

「三谷さん・・・というと、つい首を見ちゃいますねえ・・・」
笑いながら彼が言うものだから、私は頭をがくっと後ろに下げてみせる。
ちょうど、小さい子が、洋服の第一ボタンを留めてもらうときのような恰好でだ。
首を見るとは、診るってこと、つまり彼は医者だ。
おたがい酔っぱらってしまう前に、早く診てもらおう。
(サイト随筆欄「不治の病にかかっている私」参照)

彼曰く、甲状腺が腫れているのはたしかだから、そのことをまったく忘れ果てたりしていてはダメ。
いまのところ、どうにかホメオスタシスが正常に保たれているけれど、いつそのバランスが崩れるかはわからないから。
楽観してはダメ。

ただ、この先、年をとってきて、更年期にさしかかると、かえってよくなるかもしれない。
ホルモンのバランスがぐちゃぐちゃになってきて、そうすると頭ががんばれーがんばれーがんばれーと、声援をおくるようになり、甲状腺の機能はころっとよくなる・・・なーんてこともありえる。

人間の体って、案外そんなふうだったりします・・・ちーとも科学的じゃないんだけどね。
と言ってしめくくる。
油断したらいけない状態であることははっきり言われたのに、
それでも最後にはとっても安心感が残る。
不治の病が本格化したら、もう一度診てもらいたい、と真剣に思う。

by apakaba | 2003-01-27 13:38 | 健康・病気 | Comments(0)
2003年 01月 22日

怪我ばかりする「ササニシキ」を乗せてクルマを走らせる夜

夜9時ちかく、最寄り駅から電話がきた。
夫か長男のどちらかが事故か?と、どきっとしたが、
「お宅のササニシキくんが、構内の階段から落ちました。」
という。とたんにこみ上げる怒り。
またなのか!

車を、イライラした気持ちで駅へ走らせる。
あいつは何度ケガしたら気がすむんだ。
3学期の始業式の日も、駅の階段で転び、あごを切ったばかりだ。
1学期の終わりには、友だちとプロレスごっこをしていて足を骨折したんだ。
3年前には、学校の廊下をふざけて後ろ向きに歩いていて、前を向いたとたんにコンクリートの柱に顔から激突して、人間ではないような顔になってしまったこともある。

ガミガミ言っても仕方がないから、塾のかばんを受けとると、黙って怪我人を車に押し込む。

どうしていいのかわからないからとにかく薬局をさがす。
いくつも回ってみたが、どこももう閉まっている。
やっと見つけた小さなうす暗い薬局は、一歩入ると、なぜか生ゴミのにおいがたちこめていた。なんて薬局だ。
苛立ちは消え、においと一緒にふっと笑いたくなるような気分が、胸に流れてきた。
ほとんどが店じまいした商店街の、生ゴミくさい薬局。
ここで避妊具など選んでいると、かなり絵になるのだが・・・とりあえず湿布を買った。

家へ戻るため、また車に乗る。
この寒いのに、若いカップルが暗がりで寄り添っている。
オッ、キスしてるぞと思い、よく見ると、顔を寄せて小さなアルバムのようなものをのぞき込んでいたのだった。

スクーターの上に仰向けに寝そべり、たのしそうに携帯電話でしゃべっている若い男の子。
目は夜空を見あげている。
行きつけのお好み焼き屋の前を通りかかると、ソムリエの資格を持ついつものマスターが、なにをするでもなく店の前に立っていた。
皆、それぞれの夜を、過ごしてる。

家に車を停めると、後部座席で「ササニシキ」はのびている。
車に乗ってたちまち眠れるんだから、骨折の心配は、ないな。

by apakaba | 2003-01-22 13:34 | 子供 | Comments(0)
2003年 01月 21日

女はメイクで変わる

切れかけてきた化粧品を買いに、渋谷へ行った。

私は、女の人がお化粧した顔を観察するのが癖だ。
足早に歩いていても、さっと見て、つい心の中で細かく突っこんでいる。
一般人で、「これは」という美しいメイクをしている人は、あまり多くない。

「だめだよ口紅が口の形に沿ってないよ。口紅持って、口の上をぐるんぐるんて時計回りに二周しただけでしょ?」
「せっかく美人なのに、ガンバリどころがちがってるよう。そのアイメイクは25年前だよ。」
「リップライナーもいいんだけど、はっきり描きすぎると押しつけがましい顔になっちゃうのよね・・・。」 

ピーコのファッションチェックじゃあるまいし、まったく大きなお世話なのだが、
「今の人、もっとキレイになるのになあ」と思うと、ひどく惜しい気がする。

反対に、とても素敵なメイクをしている人を見かけると、「その色キレイ!どこの?」と聞きたくなる。
街歩きもけっこう忙しい。

夫の悪口ばかり言い、やたらとくよくよしている友人が、夫を見返すために渾身のメイクをしたりすると、それはもう、ゾクッとするほど色っぽい。
元来がものすごい美人なのに、眉のムダ毛一本かまわないような人が、ちょこっと眉を整えただけでも、表情の妖艶さにどきどきする。

でも無防備な素顔がいちばんきれいな人もいたりして・・・
女の人は、変われるステージが男より多くて、いいな。

(え、わたしですか。やり甲斐のない顔・・・とでも。トホホ)

by apakaba | 2003-01-21 13:29 | ファッション | Comments(0)
2003年 01月 19日

地域のお年寄りにパソコンを教えるお手伝い

子供がかよう小学校の、パソコンボランティアとして、学校主催のパソコン教室に行ってきた。
成り行きとはいえ、この私が、講師としてである。
ご存じのとおり、私のコンピューターの知識は初心者級だ。

地元のおじいちゃんおばあちゃんが、ぞろぞろとパソコンルームに集まってきた。
わくわくしたお顔の生徒さんを見て、私は、「どうしよう、ボランティアに登録なんかしなければ
よかった」と、はやくも逃げ帰りたい気分だ。

今日パソコンに触るのがほとんど初めてという数人を、受け持った。

「スイッチはどこですか」
「終了できないときは、コンセント抜いていいんですか」
「一回押しただけなのに、何十行も改行されてしまいました」
・・・おお、私でも教えられる!!

「では、キーやマウスに慣れるれために、ワープロソフトで自由に文章を打ち込んでみましょうか。」
というと、かちかちに肩を怒らせたまま、カルタとりのようにひとつひとつ字を打つお年寄りたち。
これじゃあ、体のほうが先に疲れちゃうなあ・・・そう思って画面をのぞいてみたら、ある人は
手紙の練習をしていた。

寒中お見舞い申し上げます、云々

「あらだいぶ打ち込むのがお早いですね・・・」
などといって、読んでみると、
「近々、お目もじ申し上げたいと・・・」
おめもじ。
なんてたおやかな言葉。
私の世代ではもはや決して使われることのない言葉だ。
グッときた。

帰り際、
「今日は本当にご迷惑おかけして・・・お教えになるほうがお疲れになったでしょう?」
と、深々とお辞儀をするお年寄りに、
「いいえ、こちらこそとってもいい勉強になりました。」
と挨拶をお返しした。

by apakaba | 2003-01-19 13:26 | 生活の話題 | Comments(0)
2003年 01月 15日

ながらへば またこのごろや

ながらへば またこのごろや 偲ばれむ
憂しと見し世ぞ いまは恋しき

百人一首にも収められているこの歌の含意は、当然、恋愛がうまくいかないつらさをかこつということだ。
お世辞にも、テクニックに秀でた歌とは言いがたい。
けれども、それだけに、忘れがたい。

−—これから先、長く生きていけば、このごろのことをなつかしくふりかえる日も来るのだろうか。
つらいとかつて思えた日々も、いまとなっては恋しいのだから。—−

恥ずかしいくらいに、とってもとってもストレート。
ところが凹んでるときには、これが泣けるんだなあ。

いま、私はつらい暮らしの中にいる。
端から見たら、馬鹿馬鹿しくて笑い飛ばされそうなくだらないことで、ここのところ、ひどく落ちこまされてる。
だから、ちょっとした励ましなんかで、すぐに泣いてしまったりする。
自分でも、バッカみたいだと思う。
早く抜け出したいなあ。

日記で愚痴るとは、ダメな状態の証拠だね。
ココを見に来たかた、もう少し猶予を!

by apakaba | 2003-01-15 13:20 | 文芸・文学・言語 | Comments(0)
2003年 01月 11日

13年前の早大ラグビー大学選手権優勝、そのときワタシは

「早大ラグビー、13年ぶりに大学選手権優勝」

私は愛校心が非常に希薄な人間なので、今日の試合を見ても、とくになんの感慨もなかった。ところが・・・

そういえば13年前、私はなにしてたっけ?
まさに早稲田大学の2年生だよ。
今日の監督インタビューで大写しになってた監督は・・・あれは、清宮くんじゃないの。
私のサークルの後輩の女の子が、つきあってたわ彼と。
私はそのサークルの飲み会で、よく一気飲みをしてたなあ。
そうだ、そのころ「今泉イッキ」とかいう、5歩下がってから立ち位置微調整して、一気飲みする変なイッキが流行っていたんだった。
今泉は、チビの堀越と、藤掛とともに入った、活きのいい3人で、翌年は大学生が社会人ラグビーに勝ったんだ。
・・・なつかしい。ものすごく。

自分の個人的な思い出に重なったら、いきなり今日の優勝が、近しいものに感じられてきた。

Numberでも、買うか。

by apakaba | 2003-01-11 13:12 | 思い出話 | Comments(0)
2003年 01月 09日

円熟していく歌声

ラジオから、山下達郎の旧い曲「Ride on time」が流れてきた。
その歌声を、「平板だな・・・。」と感じる。
ヒットした当時は、あんなに「すごい声だ」と思ったのに。

山下達郎、忌野清志郎、U2のボノ、年齢が上がるにつれて、声に色っぽさと表情と厚みとが加わって、「円熟」の域に達してきた。
キース・ジャレットのピアノも、若いころの演奏と較べると、聴く者に彼の「人生」を差し出されるような音になった。

そういう、時の流れを感じさせるような人とは逆に、いきなり高みに達してしまうタイプもいる。

井上陽水はいまも「氷の世界」と同じ声だ。
美空ひばりの歌のなかで、私がいちばん好きなのは、12歳くらいで唄った「悲しき口笛(丘のホテルの赤い灯も・・・ってヤツね)」だが、あの表現力は、すでに完全に大人だった。
写真家の、天才・アラーキーとかいわれている荒木経惟も、30代でもう行き着くところに行ってしまい、以後長ーい長ーい余生を送っている(としか私には思えない)。

いまは、変わりつづけていく、転がりつづけていく人生に憧れている。
like a rolling stone!

by apakaba | 2003-01-09 13:09 | 歌舞伎・音楽・美術など | Comments(0)
2003年 01月 08日

玉子の殻をお酢で溶かす実験

なんの本で見たのか、とつぜん「コシヒカリ」が「じっけんしたい。」と言いだした。
「たまごをおすにつけると、たまごからあわがでて、からがとけるんだって!やりたい!」

エエッ、うち、お酢は有機玄米酢だし、玉子も放し飼いの赤玉有精卵で、けっこう高いんですけど(食べるのが好きなので)。

「でもや〜り〜た〜い〜!」
と言うからしかたなく一コ提供した。
「うわああほんとにあわがでてきた!」
・・・すごく気持ち悪い。
二日間このままにしておくと、やがてカラがすべて溶け、ぶにぶにの玉子になるという。
うう、考えただけでも気持ち悪い。誰か食べるのか?

やがて学校から帰ってきた「ササニシキ」が、コップを見たとたん
「あ、なにこれ、飲んでいいの?」
いまにも飲みそうになったので慌てた。
この意気なら、食べてくれるかもしれない・・・
ぶにぶに玉子も。

by apakaba | 2003-01-08 13:06 | 子供 | Comments(0)
2003年 01月 07日

旅先と、ネットで二度つながる

去年の夏、ウズベキスタンに行ったとき、国内線の飛行機で乗り合わせた人から、
「サイトやってますから、帰ったら見てみて下さい。」
と渡された名刺が、年末の大掃除で見つかった。

きのうアクセスしてみたら、見覚えのあるハンドルネーム。
これは、他の旅行系サイトで、二言三言話したことがある人・・・にちがいない。
その「他のサイト」の管理人さんは、考えてみたら、3年前にインドの山奥で知り合った人だった(旅途愉快)。

そんな話、今どきめずらしくもなくなったけれど、自分の身に起こると、とても不思議で、ドラマチックなことのように感じる。

旅行が好きな年下の友人は、いつもこう言っている。
「私、旅先で偶然出会った人って、神様からの贈り物だと思ってるんです。
だって日本でふつうに暮らしていたら、決して巡り会うことのない人に会えるでしょう。
だから、旅先の出会いは、すごく大切なものだと思うんです。」

去ってゆく人、つながりをもてる人。
どこでその駒が動かされているのかは、わからない。
ただ、

なるべく多くの人とつながっていたい。
平凡だが本当にそう思う。

by apakaba | 2003-01-07 13:04 | 旅行の話 | Comments(0)