あぱかば・ブログ篇

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2004年 06月 29日

野沢尚氏の自殺で思い出したドラマ「素晴らしきかな人生」

脚本家・作家の野沢尚氏が、きのう首つり自殺をしたという。
この人の名前をニュースでを聞いて、すぐに、’93年に放映した『素晴らしきかな人生』の一場面を思い出した。脚本担当が、故・野沢氏だった。

日本のドラマが好きではないのでほとんど見ないが、たまたま一回分だけ見た。
織田裕二が女子校の国語教師という役だった(以下敬称略)。
織田は、佐藤浩市と結婚している浅野温子のことが好きで、浅野の娘の授業を受け持っている。
娘の授業参観に来たふたりの前で、織田はいきなり『伊勢物語』のなかの『あづさ弓』の段を解説し始める(『あづさ弓』の簡単な現代語訳はこちら。「新着・総索引」より、第二十四段へ)。

「女は言うのです。私は新しい男を選ぶ、古い男は去れ!と!」
織田は自分を“新しい男”、佐藤を“古い男”に見立ててこう叫び、佐藤を挑戦的ににらみつける。
浅野を想う織田の気迫にたじろいだ佐藤、そこで突然授業場面は終わる。

「……なんだこりゃあ。」
「いくらなんでもヒドイ。」
夫(現役国語教師)と私は、唖然とした。
だって、現代語訳を読んでもらえればわかるとおり、昔の男に一度は去れと言った女は、心の中ではずっと昔の男の方が好きで、追い返したことを後悔してあとを追いかけていき、途中で息絶えてしまうのである。
ドラマの展開に都合のいい前半だけを引用して盛り上げたい気持ちはわかるけれど、これでは『伊勢物語』の解釈も破綻するし、だいいち正しくない解釈を自信満々に叫んでいる国語教師という織田の役柄も破綻するし、視聴者をバカにするにもほどがある。

多くの日本人にとって、伊勢物語がどうしようと知ったことではないだろう。
受け手側の古文の知識のことをいっているのではない。
私が不快だったのは、社会的に影響力を持つ人間が、こんなふうに、受け手をなめきったものを垂れ流していいんですか?と思ったからだった。
ドラマや映画など、べつにこれ以外にも矛盾だらけのことはたくさんある。
医療ドラマなんて、嘘ばかりで医者には恥ずかしくて見ていられないというし、刑事ものなどでも似たようなものだろう。
ただ、あれを見るかぎり、脚本家が作品づくりに誠実ではないことはやはりたしかで、あんなことをやっていたら、ひいてはそれが自分の首を絞めることになるのになあ……と、苦々しく感じた。

十年以上経って、それがシャレではなくなってしまった。
亡くなった方のことを悪く言うつもりはない。
でも、彼に生きていることが耐えられなくなるなにかがあったのなら、もしかして、それは、誠実ではない仕事への重圧と違和感に苦しんだ結果なのかな、と、ちらりと思う。

最後になったが、ご冥福をお祈りする。

by apakaba | 2004-06-29 00:48 | ニュース・評論 | Comments(0)
2004年 06月 28日

光化学スモッグも知らない

家から一歩も出ない一日。
着替えとハミガキくらいはするが、お化粧もなにもしないで過ごしてしまう。

先週の晴れて暑かった日、うちの辺りには光化学スモッグが出たそうで、娘もせっかくのプールの授業がつぶれてしまった。
理科の授業で小学校の屋上に出ていた3年生は、校舎内に入るのが遅れたためか、16人が倒れ、一人は救急車で病院に運ばれ、新聞にも出てしまったという。

家から出るといろんなことがあり、子供たちもそれなりに刺激的な毎日を送っているようだ。
でも家にいると、光化学スモッグなんていつ出たのかも知らないまま終わる。
掲示板で豚肉の話が出ていたから、豚の角煮を作り始め、柔らかくなったか、余計な脂を捨てるために、夕飯までにいったん脂肪が固まってくれるか、それだけを気に掛けていただけ。

by apakaba | 2004-06-28 00:48 | 生活の話題 | Comments(0)
2004年 06月 27日

なんちゃってカウンターにもホドがある

あちこちのサイトを巡っていてたまたま行き当たったあるサイトは、以前にも何度か見たことがあった。
ちょっと前に見たときに較べて、異様にカウンターの数字が上がっている。
いろんな掲示板への書き込みの様子から、カウンターを上げたいタイプの方らしいなとうすうすは感じていた。
ではたくさんのお客さんを呼ぶことに成功したのだな。
おめでとうございます。

それにしても、ずいぶんと増えたな…多分更新ボタンを押すたびにカウントされるものをつけているのだろう。
そう思って、試しに更新ボタンをクリックすると、あれ?カウンターの数字が、二個上がった。
また更新ボタンを一回押すと、二個上がる。
夜中の二時過ぎだから、私のほかに、そんなに多数のアクセスが集中する時間帯ではないはずだ。
うわ、涙ぐましい。
そうまでして数字を上げたいとは……、個人サイトで派手に数字をかせいでいる人はたいてい更新ボタンでどんどん上がるタイプのものを設置しているけれど、一回で二クリック分というのは、初めて見た。
その努力というかなんというか、執念に敬意を表し、そんなに数が欲しいなら微力ながら手伝おうと、バシバシ20回くらい更新ボタンを押し続ける(だから数字は40上がった!)。

こんな例を見てもわかるように、サイトのカウンターなんて、あれほどどうとでもなる数字はないのに、何故、こだわる人はこだわるのだろう?
「数字=評価」の呪縛に取り憑かれてるな……。
生活を成り立たせるためならまだ理解できるけど、う〜〜ん、あの情熱はすごい。いやーびっくりしたわ。

by apakaba | 2004-06-27 00:45 | サイト・ブログについて | Comments(0)
2004年 06月 26日

南インド旅行を、下痢で思い出す

ゆうべ、ヨッパライの夫が冷房を強くかけたまま、寝てしまった。
あとから布団に入った私もやっぱりヨッパライだったので、冷房が強すぎることに気づかないまま眠ってしまった。
朝から頭痛と、激しい下痢!
波のように押し寄せる腹痛!
せっかくの土曜日、夕方までを棒に振ってしまった。

じいっと横になっているとマシだが、寝返りを打つだけでもお腹が痛む。
ここのところ少しずつ読みすすめている小説『女王陛下のユリシーズ号』を、今日がチャンスと枕元に持ち込むも、活字を追うことすら大義だ。

1996年の夏に、南インドを一人で旅行していた。
旅の後半、ケーララ州のコーチンというところで、重い荷物をしょって大通りを歩いていた。
ホテルが満室ばかりで、いくつも断られ、暑くてよろよろしているときに、オオッ!通りに並んだ食堂の軒先に、スムージー(って、ご存じだと思うけど、シャーベット状のジュースのことです)の機械がグルグル回っているではないの。
絶対お腹壊す、ダメダメ!と頭ではわかっているのに、体はふらふらと店に吸いこまれ、着色料たっぷりのオレンジ色のスムージーを一気飲みしてしまった。
飲んでるそばから、もうお腹がぎゅるぎゅると……!
食堂の数軒先にあったホテルに転がり込み、そのまま一日、ベッドとトイレの往復でコーチン滞在をムダにした。
ベッドの上でめくっていたのは、なんだっけ……少なくとも小説ではなかった。
ああ、映画雑誌だ。
インド映画スターの写真がいっぱい載っている、英字雑誌。
シャー・ルク(私が好きな俳優)かっこええわーと、同じことばかりをぼんやり思うだけなら、苦しみながらもどうにかできるのだった。

体が弱っているときは、より受動的な媒体を好む。
本よりは雑誌、雑誌よりはテレビや映画、文章を書くなどとんでもなくエネルギーを消耗しそうで、考えたくもない。
あ〜半日で持ち直して、よかった。
今日は飲むのを控えるわ。

by apakaba | 2004-06-26 00:43 | 旅行の話 | Comments(0)
2004年 06月 25日

一人っ子はダメ?

一人っ子の話題が、掲示板で出た。
私の夫は一人っ子なので、あまり一人っ子の男性をけなしたくないのだが、たしかに兄弟がいると、そこに社会ができるなとは日々感じる。

先日、ご近所の方からジュースをいただいた。
「はちみつ梅ドリンク」という、大人なら容易に味の想像がつきそうなジュースだが、子供たちは初めて見る缶に、なかなか手を出さない。
いつまでも冷蔵庫に入れっぱなしになっているので、「ササニシキ」がひとりでいるときに、なぜ飲まないのか聞いてみると、
「オレには作戦がある。『アキタコマチ』と『コシヒカリ』にまず味見として飲ませる。そしておいしいと言ったら、オレが飲む。」
牽制していたのか……。

そのことを、今度は下の二人だけがいるときに言うと、「アキタコマチ」がすかさず
「『コシヒカリ』、お兄ちゃんに聞かれたら、“まずかった〜”って言おうな。」
と話している。
「もしほんとにまずかったらそう言うし、おいしくても“まずかった”って言うんだよ。それで、あとから二人で飲もう。」

たった3人でもこのとおりなのだから、昔の子だくさんな家庭では、さぞやさまざまな駆け引きや取引や、気の合う者・合わない者が共存していたのだと思う。
そうしてだんだん世渡り上手のこすっからい人間になっていくのだわ。

それをまったく免れている一人っ子は、やはりのんびりした人になるだろう。
家族の構成が、子供の性格を否応なく決定づけていくことに、以前はこわさを感じてもいたけれど、いまはそれもその子の運命なのだと思っている。

はちみつ梅ドリンクは、まだ冷蔵庫にある。
いつまでもこんなふうに兄弟で牽制しているなら、おかーさんというイレギュラーが飲んでしまうぞ。
そうすると、その場は騒然となるけれど、不思議とあきらめも早いものだ。

by apakaba | 2004-06-25 00:42 | 子供 | Comments(0)
2004年 06月 24日

暴れる子と、いじめ

中1の長男のクラスが、騒がしくて授業が成り立たないという。
先日、授業参観に行ってみた印象では、絶望的というほどでもなかったけれど、科目によって静かになったり騒がしくなったりするらしい。

「ササニシキ」は茫洋と暮らしているので、いじめられたり自ら騒いだりはしていないのだが、今日、クラスの様子を聞いてみると、中学生にもなって、これなのか……と頭を抱えるようなことを言う。
いじめられやすいタイプのひとりをやり玉に挙げ、小学校時代にその子がいじめられていたつらい体験をみんなの前で言いふらしたり、彼に触ると○○菌がつく〜などという、典型的な子供のいじめ。
下校途中にピンポンダッシュ(ひとの家の呼び鈴を押しておいて逃げること)をするとか。
カツアゲ・タバコ・暴走行為・教室のガラスを割る・不純異性交遊などというレベルには、とうてい達していないみたい。
騒いでいる子は、まだガキとしかいいようのない行動なのだが、母親たちはひどく心配して、先生にばかり任せてはいられないと、毎日交代で授業の様子を見に行くことに決まった。
そんなことしたら逆効果なのでは?と思っているうちに、私もローテーションに入ってしまったので、ちかぢか学校へ行くことになりそうである。

騒いでいる子たちより、「ササニシキ」から聞いた、いじめられている子の話が気になる。
小学校時代、友だちからいじめられていることを先生に告げると、
「オマエならいじめられても当然だよな」
と言われた…とか、飛び降り自殺を考えたが、ベランダに足が届かずにあきらめた…とか、息子は冗談としか受けとっていないらしく笑いながらしゃべるのだけれど、これがもしも事実だとしたら、どうしたらいいのか。

by apakaba | 2004-06-24 00:41 | 子供 | Comments(0)
2004年 06月 23日

「冬のソナタ」でないと、はじまらないようだった

きのう、幼稚園の同窓会へ行った。
同窓会といっても、子供は抜き、母親だけのランチの会。
話題の中心はヨン様なのだった。

ある人の話。
初めて「冬のソナタ」を見たあと、いてもたってもいられず、夜中の12時半ごろにTSUTAYAへレンタルビデオを借りに走り、本も購入して朝までヨン様にひたってしまった。
またある人の話。
「冬ソナ」の放送が始まる直前は、みぞおちがぎゅうっと締め付けられる感じがして苦しい。
またある人の話。
ビデオで見ると、同じシーンをくり返して見てしまい、なかなか先へ進まない。進むのがこわい。

「そ、そうなんだー。すごいのねえ。」
「あら、あなた見てないのっ!?」
「いや、一回だけ見たよ。……」
「どうだったッ!?」みんなの視線が痛い…
「あまりのつまらなさに怒りを覚えて、そこらへんのものを画面に投げてテレビを消したような……。」
ごめんなさい、私にはヨン様の素敵さと、冬ソナの素晴らしさが、ぜんぜんわからなかったのです。
ああ、とりかえしのつかないことを、言ってしまった。
いま日本でヨン様と冬ソナを褒めない女は、生きていけないような。
それはたいへんなイキオイですもの。
でも……彼、ステキかなあ?
私はアジア系なら断然、アンディ・ラウかトニー・レオンのほうが……、いや、はい、ヨン様もステキです(と言うしかない状況)。

by apakaba | 2004-06-23 00:40 | 映画 | Comments(0)
2004年 06月 19日

金魚の世話はシアワセ・ヨロコビ

去年の夏に、縁日の金魚すくいでとった金魚を2匹飼っている。
飼い始めるとき、子供たちだけで面倒を見ることに決めた。
私は一度も餌やりや水替えをしていない。
親が手を出し始めると、だんだんと任せきりになっていくからである。
世話を忘れて、死んでしまったとしても君たちの責任(実際はそうなる前にこっちでどうにかするけど)。

朝の餌は「アキタコマチ」、夜の餌は「ササニシキ」、水替えは交代制、「コシヒカリ」はふたりのフォローということに決めたらしい。
でも、朝の餌を「アキタコマチ」はたまに忘れる。
そのたびに弟に厳しい「ササニシキ」は、
「また忘れた!イエローカードだよ!イエローカード3枚で、罰として水替えだからね!」
「あ、今日で3回忘れた!はい罰ゲーム!」
などと言って「アキタコマチ」を責め立てる。
たしかに忘れる方が悪いのだけれど、その責め方がひどい。
だいいち、罰ってどうしてよ。

私: 「どうして水替えが“罰ゲーム”になるの。生き物の世話をすることってそんなにヤなことなの。かわいがって育てているんだから、そんな呼び方はやめなさい。水替えをヨロコビに感じなさい!これからは、“ヨロコビゲーム”と呼びなさい。」
子供たち: 「そうか!そうしよう!(大はしゃぎ)」

それからは、
「『アキタコマチ』、また餌やりを忘れたー。“シアワセカード”2枚目だよ。あと1枚で、“ヨロコビゲーム”だからね!」
「えっ、オレまだ“ヨロコビゲーム”じゃないよ?」
「だからー、“シアワセカード”があと一枚で!」
と大まじめでやりあっている。

by apakaba | 2004-06-19 00:38 | 子供 | Comments(0)
2004年 06月 18日

優喉茶は効く

スギ花粉症にはなっていないけれど、雑草花粉が飛ぶこの季節、ずうっと鼻水が止まらない。
昨年だったか、スギ花粉症がひどい「ササニシキ」のために、高級漢方茶「優喉茶(ゆうこうちゃ)」を買ったのに、まずくて飲みたくない、これなら花粉症の方がマシと言われ、そのまま放置していた。
しまいっぱなしにしていた優喉茶を、自分のために、試しに飲んでみた。
漢方のお茶のくせに、異様なまでに即効性の高いのが特徴である。
鼻づまり、ズルズルと止まらない鼻水、連発するくしゃみ、ど〜にもならないときにがぶ飲みすると、すっと鎮静するのですよ。

これホントに無添加なの?
不気味だなあー。この効き方。
またすぐにズルズルに戻るんだけど、仕事の前なんかには大変便利。
でもお腹がつねに水っ腹なのが、苦しい。
いくら効くとはいえ、お茶を毎日1リットルほど飲むのはつらい。
モデルは代謝をよくするために、「毎日2リットルの水を飲んでまーす」などとよく言っているけれど、そんなに水分を摂取するなんて苦行だわ。

ともあれよく効きます。

by apakaba | 2004-06-18 00:37 | 健康・病気 | Comments(0)
2004年 06月 17日

のぎさんはえらいひと って言いませんか。

きのうの夜、「ササニシキ」と「アキタコマチ」がふたりでNHKの歴史番組『その時歴史が動いた』を見ていた。
先週から二回連続で、『日露戦争100年』という特集をやっていた。

私が、
「そういえば、“だるまさんがころんだ”って遊びさぁ、おかーさんが子供のころは、“のぎさんはえらいひと”って数えてたよ。友だちと、“のぎさん”やろーよ、とか言ってたなあ。」
と言うと、ふたりは「エエーッ!」とひどく驚き、歴史の生き証人みたいな目で私を見る。
「すげえ!トリビアに出そうぜ!」
とかいって盛り上がっている。

あれ、「のぎさんはえらいひと」って、言ってませんでしたか?
横浜市磯子区だけ?←ワタシの生誕地

by apakaba | 2004-06-17 00:37 | 思い出話 | Comments(0)